株式会社イコム 社長 早川徹
埼玉の社長   田舎暮らしを夢見る人のマルチハビテーションライフ

銀行ゴルフコンペ

軽井沢72入山コースで銀行のゴルフコンペがあった。
何と165回目の開催だという。
年に3回あるので、50年を超える伝統あるイベントだった。

参加メンバーもそうそうたる面々だった。
東証1部上場企業のトップK氏や銀行の頭取N氏も参加した。
今年就任した頭取N氏は58歳でゴルフの腕前もなかなかのものだった。
金融業界も若いトップ人事で変化に対応する構えを示しているようだ。

同じ組みで回ったメンバーですごい御仁がいた。
79歳の製造業会長I氏は2日連チャンのプレーのようで、飛距離も出てパワーみなぎる元気ぶり。
健康の秘訣を尋ねると、毎日のストレッチにあるようで、ラジオ体操を含めて身体を伸ばすことが肝のようだ。
最近はボケ対策として日記をつけているようで、昨日の出来事を翌日の朝に書いている。
やはり、毎日の小さな積み重ねが大事なようだ。
それにしても79歳にして、実に魅力的な人物だった。

帰りの新幹線までK氏と一緒だったが、1000億企業のトップにして運転手もつけず、新幹線は自らみどりの窓口で切符を手配、おまけにグリーンではなく自由席という徹底ぶり。
こちらも、自由席を選択するというフリをしてしまった。
グリーンに乗るのでここで失礼しますと言わないまでも、自分を売ってしまった売春夫のようだった。

理由を尋ねると、我が社はそんな社風なんです、とさらりと言った。
70歳を超えているが、オーラがあり謙虚で親しみのある口調は人を惹きつける魅力に溢れていた。

今回のゴルフコンペを通じて学ぶところが多く、大変有意義な時間を過ごすことができた。

おまけに優勝のトロフィーと賞品をいただいた。

流れ

今年の夏は甲子園の高校野球を観戦している。

38年前、甲子園を目指して3年間高校球児をしていた頃を思い出していた。
甲子園まであと一歩という体験があったが、春夏共に出場することはなかった。

実力だけあれば行けるのか、さらに甲子園で優勝するには何が要因しているのか、客観的な立場で彼らを見ていると、そこには試合中の様々な場面で流れの変化を感じる感覚ではないだろうか。

実力は拮抗しているが、監督の采配で大きく流れが変わるのが、高校野球の醍醐味だろう。
例えば、接戦の場面でのスクイズのサインを出す時は、流れを掴む局面だが、失敗すれば相手に流れを促すリスクを生じる。
投手の交代も同じように流れを大きく左右する。

試合中は流れを手放したり、引き寄せたりするシーンを繰り返すが、ここぞという場面で監督が動けるかが勝負の分かれ目である。

ゲームが拮抗している場面では、動かないと流れに乗れない。
逆に流れに乗った時にはいとも簡単に得点が入ったり、失点を防いだりする。

テレビを見ながら今はリードしているが、流れは変わっていると感じる時がある。
それは、感覚で捉えているので、論理的な説明は出来ないが、結果的にひっくり返っている。

慣れてくると流れが向こうにいっている、こっちにきている、五分五分だとわかるようになってくる。

ビジネスでもまったく同じで、流れに乗っている時には労せずして儲かるもので、いかにして流れに乗る局面で張れるか、動けるかの一点に集約されるだろう。

鏡の法則

父親と母親は80歳を超えても健康で元気に過ごしている。
意識的に外出する機会を作ったり、父親は競輪や競馬を楽しんだり、母親は着付けの教室で教えたりしている。

今年の3月に次男がニューヨークから帰ってから一緒に暮らし始めているが、当初から母親との相性が合わなく揉めごとが絶えない状況が続いている。

どちらが悪いか正しいかは別として、理由を聞いてみると実に些細なことで喧嘩になっているようだ。

マクロに捉えると鏡の法則が働いていると言えるだろう。
母親から見たら次男に引っかかる要素は自分にもあり、その逆もしかり、次男も母親のそれを見させてくれていると考えられる。

もちろん、そんな場面になれば、鏡の法則はおろか、感情のコントロールはままならず、怒鳴り合いになっているのだろう。

最近、そんな様子を見かねて長女が解決策を提案してきた。
彼女も母親からとばっちりを受けているようで、まったく口を聞いていないようだ。
どうやら母親がしかけて、それに次男が反応するような構図になっているようで、次男は存在を消していると言っていたが、母親がそれをあぶり出しているようなマンガのような世界になっている。

そこで、双方からヒアリングしてみることにした。
次男は悪魔のようだと言い、母親はダメなやつだと解釈している。
仲を取り持つ意図はなかったが、それぞれの言い分が聞けたのでよかった。

母親には「ゆるすということ」次男には「何が起きてもそれを愛する」本を渡して読むように促した。
それと同時に鏡の法則の話をして自分の内側を観察するように言った。

しかし、その後も争いは絶えないようで、母親の気質に次男も長女も引っかかっている。

まるで意地悪ばあさんの漫画を見ているようだ。

夏フェス

なぜこんなに混雑しているか。
いつもと違う光景に驚いていた。

お台場のテスラスーパーチャージャーへ充電に寄った際、近くの駐車場へ入る車が列をなしていた。

車を降りると大音響が鳴り響いていた。
何だろうと思い近くに行ってみると、アイドルがステージで歌っているのをオッサンが興奮しながら応援している光景を目にした。

このむせかえるような暑さの中、気がふれているのではないかと思った。
どこから見てもオタク系で、アイドルから見たら危険人物が紛れ込んでないかと不安に感じているだろう。

しばらく歩いていると別の会場でもアイドルがステージで踊っていた。

何と、今日は世界最大級のアイドルの夏フェスだったのである。
観客は若い女子も集まっていたが、圧倒的にオタク系おやじが目立っていた。

本当に皆んなこの暑さの中、フェスで大騒ぎしているのは気でも狂ったとしか思えない。
おまけに、会場に入るまで炎天下の中で大行列、もはや外国人が見たら驚愕するだろう。

続々と集まってくるオタクおやじとすれ違う中、異臭を放っている人物が数名いた。
体臭が独特ですれ違うだけでも鼻をつまむような臭さ。
こんな連中と10分でも一緒にいたらノックダウンである。

隣接するダイバーシティに入ってみると、夏休みということもあって家族づれでごった返していた。
他府県ナンバーが多く、遠方から来ている人達が大勢いるのだろう。

夏フェスとのシナジーもあり、お台場は盛り上がっていた。

天然村

千葉県鴨川市に移住したのが15年前になる。
丘の上から太平洋を見下ろす景観に魅了されて移住を決めた。
家族は鴨川で暮らし、私は月曜日から木曜日までは仕事のためホテルで暮らし、金曜日から3日間は鴨川で暮らす2拠点居住をしていた。

この体験が天然村を生んだきっかけになった。

今でこそ2拠点居住とかデュアルライフが一般的になっているが当時は珍しい試みだった。

そして、天然村も12年目に入った。
地域とのコラボレーションで色々なイベントや取り組みをしてきたが、本質的には地域に貢献する仕組みにはなっていなかった。
それは、地域で雇用を増やしたり、鴨川市に税金を納めている企業ではないからだ。

あくまで、本社がさいたま市のため、よそ者として認識されているのも当然のことだったのだ。

そして、来年度から天然村の運営母体はイコムから離れ、独自の法人格で本社を鴨川市に置くことにした。

天然村は都心から車で90分と近く、自然に囲まれた静かな場所である。
最近は自然との触れ合いに感度の高い若者も多く、天然村のインスタ担当のTが毎日更新していることもあり、フォローワーが順調に伸びている。

先ずは、100人の村を創造することにより、地域の住民の方々とのコラボレーションから地域活性化へ弾みをつけたい。

優秀な社員

簡単なことを難しくしている。

無意識でいると日常的にそうしているように思う。
すぐそこに答えがあるのに見落としているのだ。

そこで、発想を変えてみるトレーニングとしてクイズを出題してみた。

社員の数名に試したところ、予想を上回る正解率に驚いた。
ポッゲットマネーで10万円の賞金を出してみたら、女子社員のSは普段では見せない目の輝きで、彼女がそんな発想をするのかと感心するほどの正解を導き出していた。
彼女の上司に伝えると、Sは金がかかるとスイッチが入るようだ。
しかも、即金払いでないと効果がないようで、数日後の支払いベースとなると、まったくやる気が出ないようである。

この発想トレーニングを通じて改めて社員の可能性を垣間見る事が出来た。

続いて、全社員の前でクイズを出題してみた。
前回と同様に正解者には賞金10万円を指定口座に即日振込むことにした。

「サイコロを10回振って4の数字が出る確率は?」

「日本の統計でホクロがある人は60%、眉間にシワの ある人は30%、ではエクボが出ている人は何%?」

「愛からはじまり恩で終わるものは?」

この問題を出したところ、数名の社員が数秒で正解を出してきた。
まったく想定外の出来事に驚愕した。

とくに早かったのが、KKコンビで柔軟な発想と鋭い着眼点には本当に感心させられる。

また、全問正解までもう少しのところまでの社員も数多くいた。
改めて、優秀な社員が多くいる事に気づかされた。
こんなにも多くの可能性を秘めた社員がいることに感謝したい。

悪天候

想定を超える悪天候だった。

昨年の今頃は猛暑が続く日々だったので、避暑地でのゴルフプレーを楽しみにしていた。
銀行のゴルフコンペが軽井沢72で開催された。

スタートから霧が発生して10メートル先はまったく見えない視界状態。
目標地点はおろか、まわりの景色すら真っ白で何も見えないのだ。
唯一、頼りになるのはキャディーさんだけ。

ベテランの彼女は山口さん、コースを熟知しているとはいえ、ボールの行き先までは見えない状況に、あっちの方向へ打ってください、途中に池があるので気をつけてください、向こうの方向には打たないでくださいと、実に丁寧に説明してくれるのだが、山口さんの言う通りに打てれば何の苦労もない。

すなわち、打ってみて先に進んでみないことには、どこにボールがあるのか、まったくわからないのだ。
見つかったと思ったら、バンカーに入っていたり、ラフにすっぽり埋まっていたりと踏んだり蹴ったりの状態。
おまけに、先に進んでボールを探していると、後ろから玉が飛んできて、撃ち込まれても文句の一つ言えない状況にフラフラ。
みんな多くを語らずに霧の中を進んでいた。

こんな真っ白で何も見えない中、ゴルフをやる意味があるのだろうかとお手上げ状態。
寒いし、景色も見れないし、靴下がびしょ濡れだし、つまらないし、途中で止めて帰ろうかと思った。
一人でスタスタとクラブハウスへ戻って、あったかい風呂に入って新幹線で帰るイメージをしていた。

しかし、プライベートなゴルフではない事を思い出してとどまった。

どうやら、霧でプレーを中断することはないようで、結局最後まで霧が晴れることはなかった。

上がってみて、他の組みのスコアを見て驚いた。
こんな悪天候でもすごいスコアを出している人がいたのだ。

環境のせいにして、出来ない理由を並べていたことを恥じている。

愛娘

クレジットカードの利用明細を見て気になっていた。

ソフトバンク携帯電話の利用料金の他にデジタルコンテンツやショッピングなどの代金をまとめて支払う決済サービスがある。

つい最近、ソフトバンクのオペレーターの方に問い合わせした時に初めて知ることができた。

次女の携帯名義の支払いが父親になっているので、彼女に聞いてみたが知らないと言う。
まったく身に覚えがないらしく、毎月増え続けているこのまとめて支払いというのは、いったい何のことなのか、ついに調査することになった。

すると、間違いなく娘の携帯に紐づいているデジタルコンテンツ代金だったことが判明した。
何と11コンテンツもの会員登録している事で、毎月の支払いになっていたのだ。

娘には大変便利なサービスであるが、支払う側から見ると大変迷惑な決済サービスになる。

娘に問いただす前に考えた。
可愛い愛娘は袋のネズミ状態であり、どんなに言い訳しても支離滅裂になるのは明らか、そんな姿は見たくないと策を練った。

彼女へは、実はソフトバンクに聞いたら会員登録がされたままになっているようだ。
間違って登録したままになっているデジタルコンテンツをスマホから操作して解除するようにLINEで促した。

いつもより返信が遅かったので、彼女なりに返事を考えていたのだろう。
すると、Youtubeでドラマとか全然みれないからHuluとユーネクストだけは解除しなくていい?

愛娘が楽しみにしているコンテンツを解除するわけにはいかないので、OKを出した。
しかし、残りのデジタルコンテンツは全て解約するように促したが、それ以降返事が来ていない。

そこで、今回の問題点を整理してみた。
先ずは、このまとめて支払いなるものが、どんな仕組みかを理解できたことで、不明な決済が明らかになった。

あとは、彼女の裁量に任せるしかないだろう。
基本的には彼女の希望は全て叶えてあげたいと思っている。

4人の子供の中でも特別な存在なのだ。

まだら模様

明らかに空気感が違っていた。

関係者が集まっている様子を見て活気を感じた。
住宅を購入する最後の手続きに決済がある。
文字通り、住宅の購入資金を支払う場面である。

毎年この時期になると、決算書を持参して取引金融機関を訪ねて説明している。
その際に、若いご夫婦が自らの名義にする住宅の登記を司法書士に依頼し、決済しているシーンをS銀行で何組か見かけた。

司法書士のO氏とは昔からの知り合いで、ばったりS銀行で久しぶりにお会いした。
O氏曰く、若い方の住宅購入意欲は依然として高く、取引も活発になっているという。
また、S銀行も過去最高の住宅ローンの取り扱い件数になっているようだ。
低金利が続く中で住宅市場は活況を呈していた。

では、相場はどうなっているのか。
住宅市場の新築マンション、建売住宅などは地域によって強気と弱気が分かれているようだ。
おしなべて、5000万円以下で3000万円を中心とした価格帯で、首都圏30キロ圏内の駅徒歩内の地域は強気相場だと言える。
それ以外ではまだら模様になっている。

一方で、投資市場は住宅市場に見られる相場感はなく、全体的にまだら模様となっている。
我々は常にこの市場を注視しているので、住宅市場がこれだけ活気があるのが意外だった。

投資市場はもろもろの事件があったこともあり、今年に入り弱気相場に転じている。
但し、ターミナル駅近くの再開発地域に限っては高値を更新しているようだ。
こうなってくると、相場感はまだら模様でマクロにみると強気と弱気が交錯しているように感じる。

これからはミクロな視点で捉えていかないと、相場が掴めてこないだろう。
例えば、道の向こう側は弱気でこっちは強気、信号の向こうは弱気でこっち側は強気といった感じで、案件を市場ごとに分析してみないと、不動産市況は読みづらくなっている。

エンターテインメント

大歓声が聞こえてきた。

まさか、こんなに賑わっているとは思いもしなかった。
横浜スタジアムに入ると超満員だった。

プロ野球観戦は実に数十年以来の事で、最近はスポーツニュースでもまったく気に留めていない感じである。

先日のゴルフコンペで優勝した際の賞品にチケットをいただいた。
幹事が横浜スタジアムの年間シートを持っているので、
バックネット裏の席から観戦できる。
試合は横浜ベイスターズvs北海道日本ハムファイターズのセパ交流戦であった。

到着した時にはすでに終盤を迎えていた。
7回の表、ベイスターズが2点をリードしていた。

一際目立っていたのが、ビールの売り子だった。
彼女たちは、汗とビールまみれの蛍光色のユニホームを着て階段を駆け上がっていた。
タンクを背負って千円札の束を指で挟み、ビールを売るべくお客との間合いを測っているようだった。

次もあの子で、と思わせるべくニッコリ笑って見せる。
隣の若い男性はギャバクラで指名するかのように、同じ女の子から次から次へと注文していた。
これもエンターテインメントとしての演出だろう。

しかし、8回表に入ると突然と姿を消した。
1回の表からスタートして7回の裏で手仕舞いするようだ。

試合よりも売り子の方へ注意深く観察していたが、日本ハムが終盤で追いついた。
後ろから大声で怒鳴っているダンナがいた。
かなりの迫力で野次を飛ばしている。
観客の8割は横浜ファン、こちらはハムの方が好きなので同点になり拍手をすると、あちらへどうぞと言わんばかりの圧力、熱狂的な横浜ファンが周りを囲っていた。

こんな風に熱くなれるとは、何て素晴らしいんだろうと感じた。
野球でもサッカーでも観客がエキサイティングになるような、シナジーがあってこそのプロスポーツだろう。

久しぶりに見事なエンターテインメントの世界を体感した。