株式会社イコム 社長 早川徹
埼玉の社長   田舎暮らしを夢見る人のマルチハビテーションライフ

新人食事会

ウルフギャングステーキ六本木店で新人食事会をした。
毎年4月に入社する社員を対象に定例化している行事になっている。

毎年会場は異なるが、ウルフギャングは2年前にも食事会をしていた。

六本木店は社交場としての華やかな雰囲気がある。
ビジネスマンの他にも家族で食事に来ている様子をよく見かける。
個人的にプライベートでは、ほとんど来た事がない。

新人の皆んなには、この雰囲気を感じてもらいたくてチョイスしている。
入り口付近にあるカウンターテーブルから奥に広がるダイニングスペースは仕切がなく、ダイナミックでエレガントな空間になっている。
クラッシックな装飾も格調高い優雅さを印象付けている。
仕切りのないぶん、マクロに見ると全体が社交場としての機能を果たしているかのように映る。
もちろん、テーブルごとに違うお客が集まっているのだが、それはまるで一つのイベントが行われているかのような演出が自然となされているのだ。

今年の6名の新人は酒豪揃いと聞いていたので、いったいワインが何本空くのだろうかと思っていた。
店内には世界各国から1000本以上のワインをバラエティ豊かに揃えている。
食事代より高いのはワインリストを一目で見てわかる。

熟成肉の単品の他にサイドディッシュがたくさんあり、スタッフが注文を取る際にオイスターやシュリンプ、サラダにマッシュポテト、ローストビーフまで案内してくれた。
おしなべて味は特別な域には感じないのだが、ホールスタッフの立ち居振る舞いが食事を気持ちよく進めてくれる。
タイミングも絶妙でこれらのリレーションが食の質の領域を超えている。

新人と共にシャンパンを飲み始め、赤ワイン2本を空けていた。
中には、ビールやロゼを注文する泡系好みもいた。
噂にたがわぬ酒豪ぶりで、顔色一つ変わらぬ様子、おまけに会話も普段と何一つ変わらぬテンション、こちらが先に酔っ払ってはならぬと気を引き締めながら飲んでいた。

それも束の間、二次会、三次会と進むに連れ、彼らも徐々に酔い始め、普段二次会は参加しないのだが、酔った勢いでつい最後まで一緒にいてしまった。

実は、その内の1人は娘で、早川家の長女が一緒だった。
酒大好き娘は、泡系でビール、シャンパン、ロゼを好みワイン派がほとんどを占めているのを一人ひたすら泡系で攻めていた。
それはまるで客単価を上げようと、ドンペリを何本も開けるホステスとダブってしまったほどだ。

久しぶりに遅くまで飲んでしまったが、翌日の朝はちゃんとに起きて会社に行く支度を整える
娘の姿に若き日の己の姿を見るようだった。

世間の常識は非常織

世の中の多くの人はXを信じているが、本当の真実はXの逆である。

シリコンバレーのある著名な起業家の言葉である。

それをあるイベントに参加して感じていた。
そこには、社団法人アイアイ・アソシエイツの組織が大きく発展している姿があった。
女性が多くパワフルで明るく楽しい空間を創り出していた。
しかも、リーダーが続々と現れている勢いがあり、新しいチームが生まれ、それに共感を得たメンバーが新たなコミニティーを蘇生するという好循環になっている。
全員が生き生きと笑顔で仲良く愛和しているのだ。

この講座を通じて個の発展をそれぞれ成し遂げている。
それは、人生が変わる転換期となる体験を聞いていると理解出来る。
そこには、ある共通点がある。
そのままの自分でいいんだ、という気づきがあり、それから本来持っている自分の持ち味や長所をぐんぐん伸ばしている印象がある。
こんな自分を何とか変えなくてはいけないと、悩み、迷い、自分を責め、他人や環境のせいにしていた過去を振り返り、講座をきっかけにそこを突破出来たと話していた。

世の中の多くの人は、このままの自分では駄目だ、何とかして変えなければ、と思う真実があるが、本当の真実はその逆で、このままの自分でよしとなる。
まずは、そこからでその基盤が出来てからのスタートになる。
自分ならではの得意技を生かすことで、自然と長所が伸びて短所が是正されていく循環となる。

これが様々な体験を聞いて改めて真実を垣間見る要因になった。
つまり、世の中の常識は非常識という事になる。

アイアイ・アソシエイツの主たるメンバーは普通の主婦だった人たちである。
彼女たちにとって、掃除洗濯から子育てが仕事であり、世の中的には何らかのスキルがないと社会に出て仕事をするには、非常に困難を伴うとか、労働集約的な職場に限定されるといったような事が一般的に真実として語られている。
しかし、彼女たちは特別なスキルもなく、普通の主婦だったのにもかかわらず、講座の認定講師となり、様々な人々に個の発展を提供して、喜びやワクワクを人生にもたらしている。
もはや、普通の人の集団が普通でない事を成しているのだ。
まさに、世間の常識は非常織である。

社会のルールとして当たり前に疑問を持たず学校で勉強して、先生の言うことをきちんと聞き、集団行動の道徳を学んできたわけだが、これもどうやら真実があるとは言えないだろう。
全部を否定するわけではないが、そのルールを真に受けて従順に実行するには、待ったをかけていいと思う。
早川家は子供が4人いるが、3人が中卒という出来損ないの連中という事になる。
しかし、全く世間の見立てを気にもとめていない。
むしろ、真実が逆だと確信しているので、のんびり時を待ってやるべき時期になったらやればいいと楽観している。

こんな父親は無責任大人として世間から怒りの声が聞こえそうだが、仮にそのように言われてもまったく意に介さないだろう。
何故なら、世間の常識は非常織だと知っているからだ。

こんな男が会社の社長を24年やっているのだから、まんざらデタラメでもないと言いたい。
会社も変わっている連中が揃っているし、アイアイ講座を会社に導入して20年以上になり現在も進行中である。

これからも常識は疑い、誰もが非常織と思う要素に目を向けてイノベーティブな仕事を実現していきたい。

いぶし銀

昨年よりご縁が出来た不動産業を経営しているH氏を訪ねた。
井の頭線の駒場東大前からすぐ近くにあるオフィスは、緑に恵まれた高台にあった。
屋上からは渋谷市街が一望出来て、多摩川の花火見物もビールを片手に楽しめるような場所だった。

H氏が購入したあと、空室だった部分をご自身で使い、その他は貸している大家業を主体としての商いをしている。
他に幾つもお持ちのようだが、その経営手法は何ともいぶし銀的なH氏独特なやり方をしている。
それを象徴しているのが、家賃を自ら集金していることだ。
それこそ、30年位前は家賃を持参する入居者もチラホラ見かける程度だったが、今となっては皆無だろう。
この時代に家賃通帳を片手に印鑑を持参して、家賃を払ってもらうとハンコを押すという、昔ながらの制度を設けているだ。

H氏のいぶし銀が際立つ場面は、ただ単に集金するだけではなく、相手に手土産を持参したり、世間話をしながら相手の困っている事を聞いてあげたり、仕事の微妙な変化をヒアリングしたり、挙げ句の果ては、知り合いの家に間借りする事になり引っ越そうとしている入居者を説得したり、もうそれは稼働率を高く維持するための努力を惜しまないのだ。

それは、ただ単に見えない大家に対する無味乾燥な関係ではなく、人情だったり粋なHという人柄を売っていて、それに惹かれる入居者とのカスタマーリレーションは、まさにいぶし銀を発揮しているのだ。

いぶし銀と言うと、スポーツの世界ではベテランならではの技術だったり、読みだったりを比喩する表現として使われる印象があったが、まさか仕事でお目にかかるとは思わなかった。

H氏曰く、100世帯まではこれでいくと宣言していた。
70歳を過ぎた御仁とは思えぬバイタリティーは、更にいぶし銀に磨きがかかり、まだまだ高みを見据えた目標に向かって日々研鑽する姿勢に思わず眩しさを感じていた。

稼いでくれる仲間たち

この稼業に入って30年になる。
当時は、地上げ屋と呼ばれた時代だった。
隣地を次々に買収するため、現ナマをアタッシュケースに詰めて、ドスの効いた声でプレゼンテーションしていた。
お金に転ばない輩には脅したり、中にはトラックで突っ込んだりして事件にもなったりしていた。
そうして、不動産としての価値を高めて売り抜く商法が社会的に問題になった。
国土法という法律が導入され、売買金額はお上が定めるようになり、勝手に契約すると店仕舞いに追い込まれる事になる。
売り手と買い手が合意して契約をする前に国土法の申請をしなくてはならなかった。
これが1ヶ月位かかる場合も珍しくなかった。
その間に気が変わって解消になったり、お上の出した結論に満足しない売り手がいたり、バブル期の不動産業界は行き過ぎた感があった。

不動産を買って売る商売が容易に成り立つ時代だった。
何の力を持ち合わせていなくとも「さや」は抜けていた。
地価の上昇はまだまだ続くと思い込み、現地を見に行かずに契約する担当者もいた。
誰も彼も宴で盛り上がっていた。

それはサインでもある。
危険が忍び寄っているお知らせなのだ。
今、この感覚が否めない。
そろそろ、注意深く観察する時期になっているようだ。

不動産の勘所は地価に左右されない、キャッシュを生み出す力をいかに引き出せるか考え、プランし、交渉する事で生み出すキャッシュフローだろう。
地価が上がろうが下がろうが、さほど影響を受けない考え方が手元に幾らのキャッシュが残るか、これを外さなければ、どんな時代でも不動産を商いできるだろう。

イコムでは「稼いでくれる仲間たち」と考えている。
不動産をプランする事で、彼らが勝手に稼ぐ仕組みを構築している。
個性のある仲間があちこちにいる。
更にこれをネットワーク化して、ブランディングする事で品質と信頼の構造をしっかり創り上げ、データマイニングによるユーザーの傾向を分析する。
これは、次の仲間を作る大切なプロセスになる。

The 不動産屋から始まった物語が「稼いでくれる仲間たち」を更にブラッシュアップする次章に入った。

沖縄

空港の出口に呼び止める声がした。
早川さーん、みると誰かわからなく困惑していると、Sです、長野でお目にかかった以来で奇遇ですねと。
ようやく思い出すと、なぜ沖縄にいるのか尋ねた。
彼は農業分野のベンチャーでイチゴの栽培に従事するためだと言っていた。
ラオスとタイで日本の農業技術を現地に落とし込む仕組みに挑戦している若者である。

話しをしていると驚いた様子でK氏が現れた。
まさか、知り合いが沖縄の空港でばったり出会うとは思っていなかっただろう。
今回の案件視察のアテンドをしてくれるため、迎えにきてくれていた。

相互に紹介しあった後、空港を後にして現地へ向かった。
案件の目的はビジネスマン向けの宿泊施設を創作するためだった。
沖縄の現状はリゾートホテルの施設は多いが、ビジネスホテルのような単身者向けの宿泊を目的とした施設が少ないため、活用出来る物件を見定めるためにやってきた。

1日目は南部周辺、2日目が中部から北部を周り、3日目のお昼のフライトで帰るプランだった。
概ね不動産の価格は上昇していて、外国人観光客がそれを後押ししている面が大きいようだ。
それに合わせて国際便の空港が開港され、大型リゾート施設も次々に建設されている様子があった。

街の情報筋からは、昨年よりは2割減したが、中国人が非常に多くその立ち居振る舞いは如何ともし難い状況だと言う。
中国人が観光客の中国人に対し白タク行為をしてぼったくりをしているようで、誰が敵か味方か解らないような状態である。

様々な物件を見せてもらったが、フィットするものはなかった。
こちらからの提案として、テストランレベルでのトライをいくつかプランしてみた。

アジアのハブになる要素を感じさせるポテンシャルを沖縄に感じた。
台湾から船で来ていたり、若い女性が数人でいたり、団体から家族、カップルまで幅広い層を受け入れる器がある。

食の方も地元しか知らない店を案内された。
中でも印象に残ったのは、会員制クラブ泡盛だった。
まさに、泡盛専門ラウンジでソムリエまで登場する驚愕の店だった。
アルコール度80まで数百種類を揃えたぶっ飛び様で、リクエストに応じた好みにアレンジしてくれる。カカオの豆までこだわるつまみは泡盛とぴったり、恐る恐る飲み始めるも、その深い味わいに酔いしれ、おかわりを何杯かしているうちに記憶がなくなったようで、沖縄の底力を思い知った。
日本酒が受けているパリやニューヨークでも泡盛はありかも知れない。

自然と上手く調和して沖縄文化を取り入れた空間をクリエイトすれば、自ずと沖縄の器に合った人々が集まるようになるだろう。

ドラゴンボール

久しぶりにTVでドラゴンボールを見た。
ふと、感じることがあった。
これほど進化しているアニメがあるだろうか。

30年以上の歴史があり、当初はライバルとの闘いや技の進化に焦点があったように記憶している。
変わらないのは宇宙を舞台にしている事だ。
ドラゴンボールを集めると神龍がお出ましして、願いを叶えてあげるシーンである。

今回感じた一番の要素は、宇宙の構成が多次元宇宙になっていて、地球が存在する太陽系宇宙を含めると13の宇宙が存在している点にある。
これは、最近の物理学でも当たり前になっているようだ。
高次元科学を学んでいるので、この13宇宙はしっかりと認識している。

ドラゴンボールのアニメでは、11宇宙と対になっているのが第2宇宙、第7宇宙と対になっているのが第4宇宙と言っていた。
この対になっている意味は反転の世界である。

まったくの相似形が対の宇宙に存在するということになる。
つまり、太陽系宇宙は第4に位置しているので、その対をなしている第7宇宙にそれが存在している。
我々の目にする全ての物質が、そっくりそのまま第7宇宙に存在していることになる。
従って、1965年7月24日生まれの早川 徹という人間がもう1人存在していることが証明されたことになる。
しかも、対の第7宇宙で存在している方の影響を強く受ける仕組みになっているようだ。
ドラゴンボールでは、そこまで詳細に語っていないが、宇宙構造図を見る限りでは、物理学の進化を象徴している。

96%の見えない世界をアニメで描写している。
4%の見える世界にとっては、所詮は漫画の世界だろうと解釈している。
もはや、物理学でも96%の世界へようこそ、の時代に入っている。

世界にイノベーションを起こした起業家が言っていた言葉がある。
「世の中の多くの人はXを信じているが、本当の真実はXの逆である」

120歳までに第7宇宙に行ってみたい。
火星とかの話ではなく、もっともっと遥か彼方にあるダークマターの宇宙へと。
もう1人の早川徹とサシで飯でもと思う。

たかだか4%の世界、もっともっと人間の脳と同じで使っていない能力を開花させていきたい。
今後のドラゴンボールの進化が楽しみだ。

既得権益

江戸時代には肉食を禁止した時代があったようだが、韓国朝鮮でもそのような時代を経ている。

食文化も色々あると思うが、焼肉の世界は一種独特な様相を呈しているようだ。
それは店構えに特徴がある。
昔からある古い店で昭和の雰囲気があり、韓国系日本人が経営している店に共通する。
そして、焼肉の部位が圧倒的に競争力があることに気づく。
タン塩などは普通には絶対に入らないタンが食べられたりする。
ハラミやロースを生で食べられるなど、普通の店では絶対にお目にかかる事はない。
もはや、特殊なルートしか考えられないほどの品質なのだ。

おそらく、韓国系の方しか入手出来ない市場があって、それを先祖から受け継いでいる印象がある。
まさに、既得権益である。

足立区の西新井、北区の赤羽などは、昔から韓国人の部落があり、朝鮮学校もあったりして向こうの焼肉文化が残っている。

赤羽の飲屋街で昭和の匂いがする店が連なっている場所がある。
そこに小さな焼肉店あったので入ってみた。
まさに共通する特徴を備えな店であった。
オススメがホルモンやタン塩だったので注文してみた。
ハラミも刺身であったので追加してみた。
やはり思った通りの品質で、普通の焼肉屋では到底味わうことのない代物だった。
特にタン塩のタンは噛んで弾力性があり、柔らかさの中に旨味が凝縮されている。

そもそも、昔はホルモンのような内臓系は処分対象とされていて、精肉店に卸せないので仕方なく
賄い的な発想から商品化に至ったようである。

特上カルビのような霜降り肉はどこの店でも食べれるし、少し食べれば充分でやはり本物の焼肉の美味さはロースやタンにあるだろう。

この分野で強烈な圧倒力を誇る店が銀座にある東京園である。
ご多忙に漏れず店構えは汚く狭いが、予約はなかなか取れないばかりか、店のしきたりに背くと出入り禁止になる。
危うくその罠にはまりそうになった事があった。

ハラミとロースを食べたあとに、タン塩2人前ちょうだい〜、と注文した。
すると無理ですね、と想定外の返答に一瞬困惑するも、気を取り直してタン塩2人前くださいー、と丁重に注文してみた。
すると、うちの店はタン塩を最初に食べないと出さない主義です。と女将はきっぱりと言った。
だったら最初に言ってよ、と出そうになったが、郷に入っては郷に従えのごとく、純度の高いタン塩の味を堪能するには、ロースやハラミを食したあとの舌では叶わず、それを受け入れ次に繋げた方がいいと判断した。

その後に行った時には、いの一番でタン塩を注文したことは言うに及ばずだが、それほどこだわって食べさる一品だと納得した。

この店も絶対に入らないだろうタンが仕入れている。
ここでも既得権益を垣間見るようだった。

最近、食べる事にうつつを抜かしているようだ。
簡素な食生活が日本人たる所以なので、粗食ベースの健全な生活に回帰するようにしたい。

日本の伝統文化

東京クラシック倶楽部に入会してから3ヶ月が経った。
本来はゴルフ場としてハイスペックな特徴で名高いが、馬主倶楽部を併設しており、ゴルフコースをトレッキング出来るようになっている。

元は馬の友人を介して馬主倶楽部を知る事になった。
普通はゴルフから入るのだが、少々変わっているようだ。

初のイベント、流鏑馬(やぶさめ)体験会に参加をした。
馬に乗りながら弓で的を射るやつだ。

小笠原流、鎌倉時代より将軍家の弓術、弓馬術の師範として代々務め、31世宗家嫡男が直々にお見えになりご指導いただいた。

先ずは、基礎となる型のトレーニングから始まった。
普通の乗馬とは違い、馬上から弓を使うので頭が上下にぶれないよう、馬上でバランスを取るため、馬から身体を離した状態で弓を使わなければならない。
これが至難の技で、普段絶対に使わない太ももの筋肉のストレッチになる。
それはまるで、相撲の四股を踏むかのような壮絶なトレーニング、全体重が太ももに乗り、少しの時間でガクガク震える始末、おまけに最低10回はクリアしないとならないので、あぶら汗を垂らしながらの苦行に、もはや華やかなイメージが吹き飛び、イベントに参加した事を後悔していた。

弓の作法もさすがに歴史と伝統があるだけに、普通の弓道とは異なり、いかに無駄な動きを省くかの実践を通じた教えとなっている。
戦場では、甲冑の重さが30キロ以上になるため、無駄な動きが命取りになり、瞬時に次の動きに移れるような作法になっている。
そのため、視線は常に的を集中して目を離さず、弓を取って引くまでの動作は身体で覚える必要がある。
何度となく練習をして本番を迎えた。

羽織袴に着替えて、それなりの雰囲気に酔いしれていた。
まるで戦国時代の武将の気分になったようで己を誇らしく思い、ついさっきまでトレーニングの苦しさは嘘のようにすっかり忘れていた。
馬上では、弓を片手に悠々と余裕の表情を見せていた。

第一射は見事に的のど真ん中を射る。
そして、第ニ射になった時である、弓矢がかからない状況に的を見るのを忘れ、目の前の弓矢に意識が移ったと同時に焦りが勃発、馬を止めた状態でやり直しになってしまった。

作法などすっかり忘れていたようで、自動的に無手勝流をやる始末に小笠原流も苦笑い、そこは懐の深さで包み込んでくれた。

立ち居振る舞い、食事のしかた、礼法など日本の歴史ある文化を後世へと正しく伝えていく活動をしている小笠原流に感銘を受けた。

楽市楽座

事業構想大学院大学の研究生活も終盤を迎えている。
表参道を拠点とするこの大学は、一般的に実践で成果を上げている実業家を講師に招いて、新たな事業を生み出すスキームを育む場として機能している。

今回の研究がそれと異なるのは、生涯学習まちづくり研究会が基礎となり、地方創生をテーマに地域の特性を生かしたまちづくりを学びをしている点に大きな違いがある。

同期には、取手市、佐野市、千葉酒々井町の各行政マンがいて、F教授や助手S氏が地方創生の原点となる「たまり場」を通じて地域活性化の研究課題にしている。
このたまり場が非常に重要な役割を果たす事がわかってきた。

F教授とS氏が酒々井町の空き店舗を活用し、見事に短期間でたまり場を形成しているとの発表があったので現地に行ってみた。
授業だけでなく、現実現場を自ら実践している点が評価に値するので、どのように運営しているのか、現地現物を見ないではいられなかった。

そこには、活気があり談笑する地域の民が集まり、まさに、たまり場が形成されていた。

その原動力は何なのか、現地に入りしばらくして理解できた。
カスタマーリレーション、S氏が見事にそれをやっていた。
彼女の持ち味を活かしているのは勿論、言動を見ているとミッションから紐付いているのがわかる。
彼女の躍動感溢れる一挙手一投足がそれを物語っていた。

一方で、彼女は苦笑いしながら言った。F教授は店に来ても腕を組んで奥の席に座り、交わろうとはしない。おまけにカスタマーリレーションに時間をかけすぎていると、お咎めを受ける始末に、戸惑うこともしばしばあったと言う。

教授という鎧が脱げずに一般の民と積極的に交わることをしないらしい。
それを聞き一笑に付して否定するも、授業で教えている事と現実現場の違いに、むしろ哀愁さえ感じるのはなぜなんだろう。
それは、F教授の人柄なのかも知れない。
それも徐々に彼女のサポートにより民とF教授の共通点を導き出し、見事に調和したコミニティを演出し、教授を見事に仲間入りさせたのだ。
まさに、悲喜こもごもであり、S氏は民の声を現場で反映することが成果につながる実体験を身につけている。

カスタマーリレーションが基礎となり、たまり場を形成しているが、コンテンツも大きな要因だろう。
地域住民手作りの品を店舗で展示をしている。
非常に価値の高いものが多く揃い、東京の売価の半値ほどのプライスになっているので、循環のサイクルが早く、バリエーションが維持出来ている。

実際に訪問した日には何人ものお客様が手に品を取り、売り手の背景を説明するS氏とのやりとりが見事に調和していた。

そこには、既得権益も規制すらもない、楽市楽座のような世界が広がっていた。

変化

ソイラテアイスグランデ氷なしで。
スターバックスで注文する際のいつものやつだ。

これに限らずパターンがいつも同じで変化に富んだ動きが少ない傾向にあるようだ。
また、主体的に変化を起こす動きに関しても無意識に保守的になっているようだ。

毎朝起きる時間やルーティンの継続とそれは微妙な違えはあれど、それを意識的にやる事で重続として変化を起こす動きになる。
重続、重ねながら継続する意図で、毎回改良を重ねながらマンネリ化を防ぐだけでなく、よりベストな状態を作り出す為の創意工夫に繋がる。

毎晩、お酒を飲む習慣があったが、それは同時に睡眠剤としての役割を担うように信じ込みをしていたようだ。
つまり、飲まないと寝つきが悪いと思い込んでいた。

ある医者から脳のレントゲン写真を見せてもらう機会があった。
それは、お酒を飲んでいる被験者とそうでない写真を比較したものだった。
お酒を飲んでいる脳細胞は密度が低く、明らかにその違いがわかる。
アルコールを摂取することで、細胞を徐々に溶かしていくようだ。
医師によれば、コカインや覚醒剤より脳にとって有害なのがアルコールだそうだ。

それを確認してからは、お酒の量を調整し始めた。
一気に止めるのには未練があるというか、止めるには楽しみの一つがなくなるのが寂しい思いもある。
ほろ酔い気分になって、もう一杯くらいはいいだろうと思ってしまう時もしばしばある。
やめたくないのが本音であるが、徐々に慣らしてそこを乗り越えたいと思っている。

また、いざ量を少なくしてもすぐ寝れているのだ。

これらは、変化を起こす動きの一つに過ぎないが、このような惰性的な習慣やパターンが多いのだ。
スターバックスでもそうであるように、同じ店でチョイスしているパターン化傾向が強く、バリエーションは少ないようだ。

ランチもそうだし、通勤時間や会社までの道のり、電車の乗る位置や、コンビニはセブンイレブンとか、FBの写真をまったく変えてないとか、ゴルフバックを25年間変えてないとか、などなどワンパターンが多い事に気づく。

従って、多様性に富んだ選択がないため、つまらない男として、または、退屈な印象を与えかねない事態になっている。

これは、無意識なため、由々しき問題として捉える事も出来る。
意識的にチョイスを変えてみる。
たまには、ランチにデザートを注文してもいいだろう。
あるいは、カツカレーを食べたい時には蕎麦屋に行ってみるとか、常に変化を主体的に起こす意識を注意深く観察してみる。

まずは、普段注文しないメニューを選択したり、行った事のない場所や体験を豊富に積むようにしたい。