株式会社イコム 社長 早川徹
埼玉の社長   田舎暮らしを夢見る人のマルチハビテーションライフ

凄いおむすび店

日に一度はつぶを食したい。

最近、おむすび専門店の権兵衛によく行く事がある。
駅前立地にあり、店舗によってはイートインがある。

玄米と白米のおむすびのバリエーションが多様で、味噌汁も自家製、お惣菜もあって、品質がよく美味しいので、お気に入りの店になっている。

先日、赤坂のイートインで食べていたら、従業員が挨拶の練習をしていた。
テイクアウトのお客さんがひと段落したタイミングで始めているようだ。
これは、赤羽店や大宮店でも同じような光景を目にした事がある。

また、本部のマネージャーらしき人物がアルバイトのスタッフに対し、声の高さや立ち居振る舞いまで、丁寧にレクチャーしていた。
あなたは、地声が低いのでもう少し高い声を出す練習をしましょう。など具体的に指導しているので、感心して様子を見ていた。

会社として、仕組化しているのが卓越している印象を受けた。
品質はもちろん、接客にも配慮が徹底されている。
また、田んぼ農家さんとの直接取引をしており、安全性や地域の貢献度も大きい。

更に品切れした商品でも短時間に注文に応えるようになっている。
アルバイトのスタッフが全員おむすびを作っているのだ。
裏側を除いて見るとテイクアウトのオペレーションの他におむすびを握っているスタッフがいる。
朝の時間帯や昼のピークに合わせ、どの位の量を何時に何人で作るのかも仕組化されているのだろう。

つまり、顧客に対し徹底したサービスを惜しみなく発揮しているのだ。

安く、早く、美味く、大きく、品質よい、バリエーションあり、近く、笑顔、品切れない、イートイン、安全、社会貢献、これだけの要素を備えている飲食店を他に知らない。

テイクアウトのお客さんがほとんどだが、よく観察していると、老若男女がおむすびを買っている。
概ね、イートインは女性が多いようだ。
最近は健康食ブームなこともあって、玄米のおむすびを選ぶ人も目につく。
玄米をふっくらと食べやすくしている工夫も素晴らしい。

顧客としてのファンでもあるが、商いとしても、おむすび権兵衛に学ぶところ多し、である

隠れ家と人物

隠れ家にM氏を訪れた。

久しくお会いしていなかった。
大病を経て引退したと聞いていたが、最近は仕事でお世話になっているので、挨拶を兼ねて訪れた。

不動産と建築の会社経営をバトンタッチしてから、アドバイザーとして相談事を引き受けながら、のんびり隠居生活を楽しんでいるようだった。
M氏の元には色々な人々が集まってくるようだ。
人間力がそうさせているのだろう。

それを象徴する話を聞く事が出来た。
信頼のおける大事な要素は約束を守ることだが、M氏の場合は自ら発言した内容に責任を取っている。
己が相手に吐いた言葉は、必ず実行して約束を果たすそうである。
非常に重みのある発言だった。
従って、人としての幅もあり、話をしていて安定感があるので、自然と多くの人が頼りにして隠れ家へやってくるのだろう。
自らの体験を踏まえ、不動産取引で困っている方々へのアドバイザリーとして、お礼に大根やお芋を持ってくると苦笑いしていた。

当社の役員Gもその一人で、未経験の領域にチャレンジしている最中、M氏のアドバイスによるところの成果がはっきりと見てとれる。

そんなM氏がイコム本社にお越しいただいた。
その際、面識のある社員Yとも会えて、社内にいる姿を見て印象的な話しを聞かせてくれた。

昔からその傾向は見られたが、よりそれが強まっているようだね。

象徴的な2人、YとGの個性は対照的でここまで極端に異なるタイプが、それぞれ加速しているようだ。

Yがアロハシャツに麦わら帽子で仕事をしている姿によりらしさを感じたらしく、おまけに仕事モード感の薄い雰囲気、終始笑顔でまるでカールのおじさんキャラのごとく、さらに磨きがかかっている様子、一方でGはスーツ姿で眉間にシワの寄った仕事モード感バリバリ、常に悲壮感が漂う雰囲気で、それはまるで刑事が犯人を逮捕しようと、昼夜を問わず張り込みや聞き込みを淡々とこなして、徐々に追い詰め逮捕してしまうようである。

この対照的な2人をonとoffのない会社のキャッチに例えて、Gはずっとon、Yはずっとoffだと表現していた。
つまり、仕事とプライベートを区別しないことが、onとoffのない会社なのだが、どうやら2人は偏りすぎている感があるようだ。

M氏はタバコを吸いながらポツリと言った。

あんたも大変だね。

コミット

最近、ご飯をたくさん食べた記憶がない。
もちろん、意図的に制限しているのだが、お昼にカレーライスを食べたら、夜はつまみ程度で済んでしまうくらいで1日1食と少しだ。

こんな事を始めたのはいつからだろうか。
6年くらい前になるだろうか。矢沢永吉のライブに行った時にコミットしていた。
あのライブで見せるスマートな肉体に魅せられたのだ。
当時はぽっこり腹が出ていて、妙に永ちゃんに影響を受けていた。

元々、ストイックなので追い込んだりするのが、人より苦痛に感じないというか、頑張れたりする傾向にある。
自分に厳しく人にも厳しいタイプに類するだろう。

先日、ゴルフコンペで一緒に回った2人を観察していた。
2人は対象的で、身体も太めと細めに分かれ、性格も繊細なゴルフをする一方で、大雑把なプレーを随所に見せるタイプと鮮明に違っていた。

話を聞いていると、コミットしてストイックな細いタイプは、毎日のルーティーンを欠かさないらしい。
自分に厳しいタイプで似ていると思った。
太いタイプは、酒はカブカブ、ご飯も大盛りに肉が450グラムと、いたって健康に配慮する素振りも見せない。

しかし、どちらが楽しそうにゴルフをしたり、食事をしているかは言わずもがな、笑顔をたくさん見せている太いタイプの方がいかにも幸せに見える。

もちろん、見かけは不健康そのもので、細いタイプの方が健全そのものなのだが、今この瞬間で見ると、確率論からすれば太いタイプがさきにお迎えがくるだろう。
しかし、本当にそうだろうか。
細いタイプが生き抜く力が優っているのか。
いや、むしろ細いタイプが先に逝く傾向もあり、どちらが良いお手本なのかは正解はないのかもしれない。

常識的には不摂生は健康に良くない、医者も異論はないだろう。
だが、この瞬間に楽しめるやつと、まだまだ不充分だと己を叱咤激励しているやつとでは、今を生きる力に歴然の違いを見るのではないか。

とはいえ、自己に甘くなるようなスキがあった方が、人として魅力ある風に感じることだろう。

さて、個人的には逆の立場にいて、細いタイプに似た方だが、スキのある人をたまに見せる方が良いのかも知れない。

ステーキをいきなり450グラムも食べられないが、いきなりステーキを300グラムならコミットするに違いない。

心の中のつぶやき

最近は、ホームに着いてから1分以内に電車が来るようになった。

判断は間違えるが、直感は間違えない。
判断は思考により答えを出すが、直感はひらめきによる。
従って、考えるよりもひらめきによる方が精度が高い。

以前は、ホームに着くと同時に電車が出てしまうこともしばしばあった。
そんな時は心の中でつぶやいていた。ちくしょう、タイミング悪かったかぁ‥‥、おそらく顔の表情も眉間にシワがよっていたことだろう。

そんな時はトイレに寄ったり、キヨスクでちょっとした買い物をしたりして、あえて用事を作ることを心がけていた。
そうする事で時を引き寄せていった。

こんな事もやってみた。
歩いて試している事だが、次の十字路の裏路地に何人が歩いているかを予測する癖をつけた。
最初の頃は、考えて判断するので当たる時は少なかった。
あと、カレーの匂いがするとか、コーヒーの香りがするとか、鰹節の煮えた匂いがするとかを予測して、予知能力ごっこを1人でやっていた。

それらは、考える領域では突破出来ない。
ひらめきを自然に出すようなトレーニングみたいなものだ。

車を運転している時も信号がスムーズに流れるようになった。
以前はせっかちぶりを発揮していた。
電車が出てしまったような「ちぇ」を無意識に心の中でつぶやいていた。

せっかちは、他にもあらゆる場面でやっていた。
例えば、エスカレーターがそう。
大江戸線は地下が深いのでエスカレーターも長い。
なので、呑気にじっとしている時間がもったいない。
右側をひたすら歩いて登ったり降りたりしていた。
会社のエレベーターも同じだ。

せっかく急いで歩いても、ホームに着いたと同時に電車が出る時もあり、逆にのんびりエスカレーターの流れに任せて着くと、急いで歩いていたもう1人の自分がホームで待っている様なシーンも感じたりする。

電車が止まったり、遅れたり、飛行機も同じく、何らかの用事を創るようにしている。

心の中のネガティヴなつぶやきを出来る限り排除している。

いや、排除というよりは変換に近いかも知れない。
それらは、解釈でしかないのだから、あえて何時もの自動的な解釈を変えてみる。
ほっとくと、いつもの解釈になるのだから、予知を引き寄せるかのごとく、自分都合に変換するとそうなっていくのかも知れない。

何れにせよ、考えるより遥かに価値のあるひらめきを高めていきたい。

魚は水が見えない

水の中にいる魚は水が見えない。

本人自身(自分・自己)が誰よりもよく見えていない。
つまり、他人はよく見えるが自分は見えないという例えになる。

それをゴルフで垣間見ることになった。

6番ホールを終えた時には意を決していた。
まったく思った方向に飛ばないばかりか、ボールをコントロール出来る感じがしなかった。
30年近くプレーしているが、スコアはいつも100をうろちょろ、月に1回やるかやらないペースなので、スコアもそれなりなのは当然かも知れない。
とはいえ、一緒にラウンドするメンバーの上達ぶりを見るにつけ触発される。

どこがどう駄目なのか、頭では理解していても本質は自分ではまったく掴めていないのだ。

その場で電話したのはライザップだった。
一緒にラウンドしている仲間から非常に評判がいいと聞いた。
ライザップゴルフの担当者と繋がりレッスンの申込について聞いてみた。
すると、今月は予約がいっぱいで来月にならないと空きがないという。

ダイエットと同様、目標にコミットとして、ダイアリーとスケジュールを管理、マネージメントする手法は変わらないようだ。
要するに劇的に上達する方法などなく、日々のコツコツしたトレーニングが成果となるのは間違いないようだ。
ライザップが課題に基づいたメニューを組み、実際はゴルフ練習場でスイングをチェックしたり、自宅で素振りを何回するといったフィードバックをスマホでやり取りするようだ。
人は誰かに指示されたり、命令を受けて受動的に決められたらメニューを淡々にこなす方が、慣れているし楽なのかも知れない。

ゴルフのスイングを一つとっても、軌道すら見えないないし、身体の動きすらよく把握しきれないでいる。
従って、第三者に従属的になった方が己を知れて、それに沿ったプランを提供してくれるので、上達も早くなるだろう。
頑なに自己流を貫いても、そもそも自己流がどうなっているかも、はなはだ怪しい限りである。

ライザップは、ダイエットや肉体改造など、結果がわかりやすいので、もはやアクション管理を売りにしたブランディングが浸透しているのだろう。
そこには、人の心理をうまく取り入れた仕組みになっているのがわかる。

学習塾にもその傾向が現れている。
従来の授業形態とは異なり、自習形式で個々が学習塾で自習をしにくるようで、それを管理するだけのシンプルな仕組みになっている。
これも易きに流れないための歯止めとして指示されているようだ。

今回のテーマは、プロセスを管理してもらうより、自分を知るために観察をするプロセスの機会にあるので、自分のスイングや身体の使い方がどうなっているかを自覚し、それをどのように修正するのがベストなのか、まず己を知る作業が今の課題で優先順位は高い。

魚は水が見えない。

このテーマはゴルフに限らず、仕事やプライベートの様々な場面で永遠に続くテーマなのかもしれない。

環境を創る

朝目覚めると次男が眠たそうに寝室に向かっていた。
まさに、双方真逆なライフスタイルになっている。
朝起きる時間に次男が眠るサイクルで、時折早く起きる時はきちんとスケジュールされているようだ。

バンクオブアメリカを経てコンサル会社を経営するS氏の元でインターンシップに取り組んでいる。
ニューヨーク入りする前の準備体操で、業務連絡は全て英語でやり取りするようだ。
インターンには他にも学生が参加している。
慶応や早稲田といった筋の良い連中に混じって中卒の次男がいる。
果たして、どんな振る舞いで、スキルをどのようにカバーしているのか興味深いところである。

業務内容は、ニューヨークでビジネスをする為のあらゆるお作法を英語で学び、現地の商習慣やビジネスマナー、ネゴシエーション、会食のテーブルマナーに至るまでを大企業のビジネスパーソン向けにレクチャーしているようだ。
故に、レクチャーの時間帯は夜からのスタートになるので、帰りが0時を過ぎることもしばしばある。

普通の英会話での領域では決して勤まるはずもなく、フィリピンで学んだ英語の更に別次元で習得するフェーズにある。

スーツとワイシャツ、靴を貸与しているが、一昔前に仕立てた不動産屋仕様になっているため、スーツは縦縞の白が入ったストライプ、靴はヴィトンで本人とのギャップは言わずもがな、ビジネスパーソンが集まる場では、かなり浮いている存在だと思われる。
残りわずかな時間で即席に手当てしたとはいえ、S氏も驚いているに違いない。

環境は人を変えると言われているが、まさに彼のパスポート写真を見ると如実に現れている。
フィリピンから帰国して直ぐに撮った写真は、まさにフィリピン人そのもの。
野生児的なジャングルから出てきたような顔相は現地人と相似形、しかし、今では六本木暮らしに慣れてそれなりの顔相になってきている。
比較してみると一目瞭然、人は環境が違ったりステージが異なると顔や在り方に出るようだ。

ちょっと前まで、全くやる気のない引きこもり男が、やるべき目的が見つかったことで変化し始めている。
そして、インターンでは一流のビジネスパーソンと交流の場にいることで、更なる進化を遂げようとしている。

いつもと違う環境に身を置いたり、理想の環境を意図的に創り出す事で、新たなステージに前進する事が可能になるだろう。
先に環境を創造して、現実に作り出す事で、必然的に後から環境に相応しい人物になるように思う。

次は地中海を見下ろす別荘を手に入れたいと思う。

武器

新宿の鳥茂で待ち合わせをしていた。

席に着くと間も無くしてNが現われた。

久しぶりの再会だった。
イコムを退職して8ヶ月ほど経っていた。

彼は新卒一期生、今年で10年になっていた。
その間に新卒の後輩と結婚して子供が生まれた。
奥さんは、産休後の3ヶ月前から仕事に復帰している。

酒を酌み交わし、様々な話しをした中で印象に残ったことがある。
Nはアウトドアのコンテンツを配信する企業に転職した。
今は編集長になっていて、彼の実力を存分に発揮しているようだ。

転職して1年も満たない中で、上司から認められた要因は何か尋ねると、掃除だったという。
イコムで学んだ「徹底した清掃と明るい挨拶」これを実践してきたおかげで、自然と身に付いたことが、誰よりも早く会社に出勤して、徹底した清掃をやる。
シンプルにこれを続けていたら、編集長に任命されたそうだ。

イコム在籍当時のNの上司は今でも語っている。
皆んな、冬にもかかわらず汗びっしょりになって掃除をしている。
Nが模範となり毎日コツコツ続けていた。
これがイコムの文化で他社にも誇れることだと。

それを自ら証明させたNを誇りに思う。
外に旅立ち、イコムで学んだ教訓を生かして、新しい職場で発展している姿は本当に嬉しく思う。
新しい風をもたらし、会社や働く人々に良い影響を与えて更なる進化を遂げて欲しい。

Nも小供が生まれ一家の主人としての責任を感じているようだった。
それは、武器を持つ事で将来を担保することにある。
Nは編集長として成果を出す事で武器を得て、業界での地位を確立して、例え今の会社がなくなっても、どこでも必要とされる実力をつけること。
それが、編集長としてのポジションから可能になったと話していた。

武器を得る事によって、ようやく思う存分楽しんで戦えるような印象を受けた。
武器は更に磨きをかける事で強靭なものになるだろう。

今はお小遣いが月3万円だそうだが、彼なら武器に磨きをかける事で数十倍になるだろう。
長年彼を見てきて確信できる。

そして、調子に乗ってキャバクラで遊んでいると、勇み足で奥さんに叱られて減額されるだろう。
これのいったりきたりは容易に想像できる。

但し、誰かのような完全に土俵を割ってしまう事はないだろう。

前世

南イタリアの貧しい小作人だった。
ナポリとシチリアの中間辺りに位置する村で、小作人は地代として収穫物を地主に全て収めてから配分される仕組だったようだ。
従って、労働集約型のため充足感ある生活とは縁遠かったようである。

しかし、いつからか村のコミニティを拡張する都市計画なるものに取組み始め、更に選挙に担がれるようになって、具体的な都市計画に踏み込もうとしている最中に恨みをかって殺されたようである。

今世において、前世の影響は少なくないようで、前世の課題を持って誕生するようだ。
更にそれを克服すると次の課題があり、それにトライするというサイクルになっているようだ。
つまり、前世の課題要因を明確化することで、今世を有意義に過ごす事が可能になる。

まずは、小作人という立場を考えてみる。
自分の地面が欲しい、土地を所有して地主として欲求を満たしたい。

これは、今世において不動産を職業にした事は非常に意義深い。
そして、貸主として家賃をもらうような仕組みに変えてから、会社の業績が飛躍的に伸びて安定化したことに起因する。
仲介業を主体としていた時期を振り返るとそれが如実にわかる。
自分の地面を所有し、地代を受け取る事で前世からの欲求を今世において満たすことが出来たのである。

また、村としてのコミニティの拡張は、今世において天然村を通じて取り組んでおり、これからの戦略上、充分に前世の欲求を満たす事を実施しているのだ。

こう捉えてみると、無意識にやっていたのが、実は魂レベルでそれらを選択しているのを実感する。

そうすると、今後の展開はどうなるのか、あるいは来世に向けた取組みは、今世の課題になりうるものは何か、このあたりが気にかかる。

だが、しょせんは小作人からの成り上がりであり、それを充分認識する必要があるようだ。
小作人は、経済的に不安定だったので、常にランニングコストを気にする。
また、大きな買い物より小さな買い物に注意深くなる。
従って変なところがケチになる。

また、前世で選挙に担がれた経験から周囲から褒められたり、持ち上げられて殺された経験から、今世は、周りから承認されたり、褒められたりすると妙に心地悪くなる。
本当に居心地が悪くなるのだが、まさかそこから来ているとは驚きである。

前世が南イタリアの貧しい小作人、今世は日本人の不動産業として地主になっている。
次の展開は海外のようで、ヨーロッパ、アメリカが舞台になりそうだ。
プライベートでは、地中海を眺める別荘を手に入れ、ハビテーションをしているだろう。

次男が来月からニューヨーク入りして友人の会社に就職することになった。
すでに、魂が動き出している兆候があり、ビジネスも次のフェーズに移行するようである。

近い未来には、AIがゲノムを解読するようになれば、容易に想像できるようになるかも知れない。

すごいパン屋

お盆休みの朝はゴルフ観戦から始まった。
全米プロゴルフ選手権、いわゆるメジャー大会の一つが中継されていた。
早朝4時から松山選手の快進撃に一喜一憂しながらテレビを見ていた。
終盤になりここからと言う時に、決まって中継時間が終わりになる。
何とかLiveで見れないかとアプリを検索してみた。

すると、ゴルフネットワークのアプリが見つかり、早速ダウンロードすることにした。
これは、非常に価値があり臨場感もあって、CMも入らないので試合終了まで楽しめる。

しかし、しばらくするとソフトバンクより通信速度を低速にするとの告知があり、最初は何の事かわからなかったが、動画を見たのが要因して契約容量をオーバーしたようだ。

せっかく有料会員になって存分にゴルフ観戦を楽しめるようになったのもつかの間、低速だと動画が映らなくなり元の木阿弥に。
一方的な措置に憤慨するも、休み明けでないと対応出来ないため、TV中継で諦めるかと思った時にテザリング機能を思い出した。
手持ちのIPadで共有することで見事に動画を復活させた。

ゴルフ中継が終了するのが午前8時ごろ、それから毎朝のルーティーンをスタートさせると、終わるのが午前中いっぱいになる。

今日はそれからあるパン屋に行くことにした。
それは、友人御用達の店でパリのどんなパン屋より上をいく店で、おそらく未だかつて味わったことのないパンに出逢えるだろうとのこと。

早速、行ってみると案の定の行列、12時開店16時閉店という短さもあってか、品切れになる前に買い付けようという心理が働いている。
約40分ほど並んで店内に入れた。
オープンキッチンの手前にフランスパンのような品揃えのカウンターテーブルがある。
そこでチョイスしたものをお会計するのだが、何とグラム買いの表示に我が目を疑った。

それはまるでいきなりステーキのごとく、熟成肉がグラム単位で食べられるように、パンがグラム3円や4円の価格で提示されている。
出来るだけたくさんの種類を賞味したかったので、適当な量で数種類の見立ての良いやつを注文した。
とはいえ、パンを何グラム欲しいと言っても、それがどの位の量になるのか見当もつかなかった。
お勘定は締めて7000円、パン屋でこんなに買ったのは生まれて初めてだった。

一体どれだけの代物か、とにかくいち早く食べてみたかったので、車に乗り込むや否や袋から取り出すと一つのパンを口に含んだ。

驚愕の喜びが湧いてきて、パンの概念を覆す芸術的な作品の域にあった。
パリのクロワッサンに感動したレベルをはるかに超えるものだった。
外側は歯ごたえがあり、中はふっくらと味わい深く、普段パンを食べないが何個でも食べたい欲求が湧いてくる。
自家培養した発酵種を使い、熟練工の配分で小麦粉を使って焼いたパンは生きているかのような発酵しているかの状態で、数時間経っても暖かく美味しくいただける絶品。

かつて紹介してくれた友人がパン職人を同行させたら、声が出ないほどの圧巻だったそうだ。

日本にこんなすごい店があるなんて、世界に誇れる素晴らしいパンを食すことが叶った。

友人から安易な触れ込みを控えて欲しいとの要望から、世田谷にある店で留めておきたい。
ご縁がある方には直接お伝えしたい、すごいパン屋だった。

歌舞伎町の女王

朝目覚めると直ぐに起き上がる事が出来なかった。
昨夜の出来事をしばらく回想していた。

長女から友達とパパで飲みに行こうとLINEがあった。
友達は幼馴染で昔からよく家に遊びに来ていた。
今はすっかり大人になり、可愛さに少し色気のあるオーラをまとっていた。

以前、会社の帰りに飲みに行った際、今度キャバクラに連れて行って欲しいと娘から言われていた。
綺麗な女性を間近で見てみたいらしい。

西新宿の鳥茂で待ち合わせをして生ビール、ハイボールで乾杯した。
仕事の近況や昔話に3人で盛り上がりながら店を出た。
相変わらず、ここの生肉は格別のうまさだった。

キャバクラに行く前に行きつけのBARに寄った。
実力派のバーテンダーが創り出す空間、カクテルの芸術性を体験するために、世界中から外国人がやってくる凄腕の店である。
娘達もこの異空間には驚きの様子だった。
ちょっと場違いな面も否めなく、バーテンダーのK氏から援助交際と間違えられる始末。

娘のリクエストに答えて、歌舞伎町に行ってみたいキャバクラがあるというので入ってみた。
AKBや乃木坂と言ったアイドルグループの頂点を極めたような、トップアイドルキャバ嬢がいるらしく、一目見たいとの強い想いにほだされてしまった。

ご指名のトップアイドルが登場し、娘の隣に座ると感極まり、まるで有名女優に会ったかのような有り様。
この世界で名を馳せているキャバクラの女王は、愛想笑いを浮かべながらも、娘たちのリクエストに写真を撮ったり、LINEの交換に応じていた。

確かに超小顔で目が大きく、自信たっぷりの表情はカリスマ的な在り方、おまけにハーリーウィンストンの時計にアクセサリーを身に付ける姿は歌舞伎町女王そのものといった感じである。

ところで、どんなご関係ですか。
女王が娘に尋ねると、リアルパパなんです!
アンリアルなパパが普通になっている世界なのか、リアルパパと言った単語が妙に新鮮に響いていた。
リアルパパの組み合わせに彼女たちも呆気にとられているかのようだった。
珍しい組み合わせらしい。
盛り上がっている最中、娘が突然言い放った。
パパ今日はつまらない!
どう返していいやら、キャバクラに娘と娘の友人と一緒にきて、リアルパパとの紹介を受けて本来どの様に楽しんだら良いのか、一瞬考えてしまった。

しかし、耳をダンボにしてパパの話しを聞いている娘と一緒にキャバクラではじけるのは、かなり難易度が高いのかも知れない。
こちらとすれば、娘たちが楽しんでくれたらそれでよし、パパが率先して楽しむつもりは一緒に来た時点で違う次元にシフトしている。

その後、次のトップアイドルの店をいくつかはしごした。
そこでも同じ様な展開を繰り返し、トップアイドル嬢と共にシャンパンを空け、女子会のような雰囲気の中、リアルパパが混ざる展開に、もはやキャバクラに飲みにきている感はゼロ。
しかし、お会計はしっかり正規料金、もしかしたら女子優遇の料金体系をつくれば、娘のような憧れの存在に会いにくる女子も現れるかもしれない。

歌舞伎町の女王たちを思い出しながら、いつもの朝を迎えた。