株主総会

先日某上場企業の株主総会に出席した。この会社とは上場前からのお付き合いをしていて、代表とは個人的にも大変お世話になっている関係でいる。株主総会とは企業の代表者が集まった株主に対して業績を発表して株主の皆様に配当のお知らせをし、今期以降の業績の見通しを発表する。そして役員改正などの決議に同意を得る場を企業が株主に対して提供することなのだ。
今回は未曾有の業績悪化に伴い、非常に緊迫する場面が予想されるため私も出席することにした。
私は株主総会に出席するのが初めてのことなのでホテルの会場に入って見て企業側の緊張した姿勢に正直驚いた。ある程度は解っていたつもりだったが年に1回のこの行事が当事者にとっていかに大変な事なのかを物語っていた。開始早々、代表者が決算内容に伴う業績や市況を発表するが、どうにも歯切れが悪く、いつもの彼とは別人のようであった。一通り説明が終わると株主からの質問の時間になり株主の一人が矢継ぎ早に質問をしてきた。内容の詳細はさておき、経営責任を問われるのだ。なぜ、このようになって、今後どうなっていくのか?本当に信用していいのか?など答えに窮する場面が見受けられた。業績が上り調子の時とは違い、タフでないととても上場企業の代表は務まらないだろうと感じた。
企業経営の本質的な部分を見せられた。しかし、この企業は今期以降は前期のような二の舞は踏まないと思う。総会終了後に懇談会がありリラックスした場に移行したときの代表の姿が物語っていた。
そこには困難を乗り越えた力強い姿が、更に大きくなる可能性を秘めている在り方に私は納得したのだった。