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社長ブログ2009.05.01

OK牧場

「イワンのバカ」という小説をお読みいただいた方は解ると思うが、ある農村に住んでいたイワンは辛い農作業を依頼されたり、食事を分け与えるように依頼されると、それらを全て解ったと受け入れる。
何でもOKなので回りからはバカと言われるが最後には王様になると言う話。
この小説の掴みは受け入れ度合い、または、自身の感情のとらわれを手放す、あるいは気に入らない事を包含することだと思う。最近自分自身に置き換えて見て観察している。そしたら何と駄目出しの多い事か驚愕してしまった。ちなみに自宅に居るときは子供たちのゲームやテレビに駄目出ししたり部屋の掃除の仕方に駄目出ししたり、妻の料理に駄目出ししたり、外食に出ると注文が遅い、味付けが薄い、メニューが少ない、愛想がない、仕事の最中は部下の提案に駄目出し、優先順位、状況判断力に駄目出ししたりと、実にOKを出している事が少ないのに驚く。ガッツ石松のOK牧場ではないがOKと認めて受け入れる度合いが広いと小説のイワンのような争いごとや悩みが減少しワクワクしたライフスタイルを送る事が可能になるのではないか。仕事でも部下の貴重な意見をOKする事で成長の芽を摘むことなく発展する機会に恵まれるのではないか。ロハスのような暮らしをしている方々は時間にもとらわれないし、規則にもさほど縛られない自由さがありOK牧場の許容範囲が極めて広いのが見て取れる。
駄目が多いよりOKが多い方が自分も楽しいし相手も嬉しいに違いないのだから。
思えば駄目出しが多い要因の一つとして母親の影響が大きいようだ。躾と称して自動的に親から駄目出しされる事が多かった影響で今も無意識にOK牧場が出せる機会を失っているのだ。
しかし、それは今の事ではなく過去の事だと認識できたことで意識的にOK牧場を出していこうと思う。
もし、受け入れることが出来ないときはそれを観察して、どんな時に駄目出しが多いのかを見出して行きたいと思う。

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