鴨川ロハスプロジェクト

今月より当社の担当スタッフが現地入りした。千葉県の鴨川市にある私の別荘に移住してプロジェクト遂行のために奥さんと共に赴任したのだ。
彼が赴任して2週間が過ぎた頃、私は現地の方々との打ち合わせに現地へ出かけた。
彼を見たときに感じたのは肌つやが良くなり黒く日焼けした笑顔がとても印象的だった。
近くに鉱泉が沸いていてそれを自宅に持ち運んでいるので肌がツルツルしているそうだ。
沸き水も汲んできて料理や飲料水につかっていると言う。野菜は鮮度がいいものを地元の方から分けてもらったり、おまけに空気は美味しく、夜は満天の星空を観賞できる。そんなロハスな生活を送っている。
私も久しぶりに体験したが素晴らしかった。彼が本当に羨ましく思えた。
彼には地元に早く溶け込んでもらいヨコのネットワークで村の最適地を見つけ出し、このプロジェクトが成功する事で地域の活性化に繋げるまで頑張って欲しい。

今年中にロハス村の候補地を絞り込み村作りの第一歩を踏み出す。地元の方々と組みそれぞれの持ち味を出し合ってプロジェクトを進めていく。衣食住の自給自足を目指し、消費するだけの生活から、生み出したり、作り出したり、育てたりすることで生き生きと生きる喜びや楽しさを実現できる天然生活の場にします。

出会い

仕事のプロジェクトを熱くやっている方がいると言うので紹介者と一緒に会いに出かけてきた。
プロジェクトの内容は事前に紹介者より聞いていたが、私はその企画よりも人物に興味があった。
その人物は、かつて住専問題が社会問題になっていた頃の真っ只中にいた人である。関西でバブルの頃に何百億円の負債を負って不動産の世界では敗者となった経験の持ち主だ。その後、関東に移り住み5年になるが温めてきた企画をいよいよ実行に移す事になったそうである。
私は彼に会いプロジェクトの説明を受けている時に思った。60歳近くになる彼の顔を見てとても生き生きとした素晴らしい姿をしていて本当に尊敬の念を抱いた。現場に出て大きなプロジェクトにかけている情熱、魂からほとばしり出るようなやる気がみなぎっていた。
彼はこの企画のコンセプトを若年層が全く無理なく払える住宅を提供する事で地域を活性化させるという
素晴らしいミッションをお持ちなのである。
現場は既に住宅が着工していて彼は毎日現場に出かけるそうだ。設計の段階から細部にこだわり妥協を許さない仕事の姿勢は正に一線級。何か大きな事をやり遂げようとすれば自ずと徹底してこだわりが出てくるし、それが素晴らしい商品に仕上がる要素になるからだ。敗者復活戦になるが彼を見ていると自分の為に仕事をやっているようには見えない。お客様は勿論の事、商品作りに拘わった人たち、地域やそこに住む人々に貢献するために大きな志で仕事に取り組んでいる。
本当に素晴らしい人に出会った。紹介者にも感謝したい。
私どものロハス事業にも大変参考になり、ありがたい出会いだった。

墓参り

毎年お盆休みと正月の2回は墓参りに出かけている。かれこれ15年になるだろう。
車で行くと渋滞が予想されるため電車での移動にしている。35℃を超える猛暑の中、汗びっしょりになりながらのお参りになった。最初に訪れたのは北千住にある私の母方の両親が眠っているお墓だ。
駅を降りてしばらく歩くと、あまり人気のない新築のマンションが目に入った。募集の垂れ幕があって所々に空室が目立っていた。今年の正月に来たときは完成したばかりだったから、既に8ヶ月になろうとしている。新築マンションも供給過剰なのか?エリア的にニーズがあまりないのか?考えながら歩いていた。ちょうどお墓の前に差し掛かったところ大きな空き地があり、マンション建設予定地の看板があった。これも今年の正月に見た光景と同じであった。マンションの建設が一向に進んでいないのだ。
マンション業者も土地を取得したもののあまりの売れ行きの悪さに計画が頓挫したのだろう。
お墓の近くで買った花を添えてお参りした。続いては千葉県市川にある私の父方の両親が眠っている墓に向かった。電車に乗り継いで歩いていると猛暑がピークになって生ビールが飲みたくなってきた。
とりあえず我慢してお参りが終わってからにしようと心に決め歩いた。
現地に着くとしばらくの間、誰も着ていないような様子だった。花を添えて水をかけてあげたら見違えるようになった。綺麗になると嬉しくなる。お参りを済ませ、生ビールを頂くべく中華料理店に飛び込み一気に飲み干した。とても暑い大変な墓参りだった。

変化

久しぶりに百貨店の中にある中華料理店で食事をした。ここは自宅の近くにあるので歩いていけるのだが最近足が遠のいていた。四川系で味は濃いが、なかなか美味い部類に入る。
店中に入ると日曜日のゴールデンタイムにも拘わらず閑散としていた。ざっと見渡す限り3分の1位しか入っていない感じだった。
昨年まではこの時間になると満席で予約が必要なくらい混雑していたのだが、これも景気が反映しているものかと思った。メニューを見ると以前と変わらないもので目新しい料理はなかった。この店で私の一番のお気に入りの甲イカのミルク炒めを注文したが、イカと銀杏、ブロッコリーのコラボが素晴らしくて美味しくいただいた。食事をしている最中にお皿を持ってきてくれたり、さげてくれる昔からいるホールの責任者で60歳位の男性は相変わらず回りに気を配りながら働いていた。
他のスタッフはレジを除いて全員中国人であった。私はお会計を済ませようとレジで清算をする際に百貨店のポイントカードを一緒に差し出したがレジの担当者は「何ですかこれ?」この反応であった。店として使えないのは仕方がないとしても自分が所属している百貨店のポイントカードの存在を知らない事態に問題があるのではないかと思った。この女性は先ほどのホール責任者と共に頑張ってきた人なのだ。

お勘定の中には合計の料金に奉仕料が10%かかっている。サービス料のことで以前から解っていたがスタッフを慣れない中国人にした事で返って奉仕料が気に掛かるのだ。要するに変えなくてはいけない、変化するポイントがずれているのである。私は閑散としている店内を見たときに景気の影響かと思ったがとんでもない見当違いをしている自分に気がついた。景気の影響を受ける店は自らの変化や創意工夫を怠っているのだと。この店の経営者もスタッフのコストを下げただけでお客様に対してのサービスの変化は全くやっていないのだ。メニューを変えるともなく、料金体系に工夫は見れず、リピートしてもらえるような知恵のある企画もないのだ。せっかく味に定評があるのに実にもったいない。経営の指針がこれでは近い将来この店は必ず淘汰されるだろう。他人の事はよく見えるが自分の事になると見えなくなるものである。私も自分の事として常に変化を意識してお客様に視点が向いているか、創意工夫は内ではなく外に向いているかを自問自答する。今回はいい見本を見せてくれた。是非、教訓として活かして生きたいと思う。