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社長ブログ2010.02.16

魚屋

魚屋のおばちゃんは相変わらず元気な声でお客さんと話をしていた。
鴨川市太海にあるこの鮮魚店はかつて私が通っていたお気に入りの場所だ。
鮮度抜群の魚が豊富にあり、すし屋や旅館に卸もやっている繁盛店だ。
おばちゃんとは2年近く会ってなかったが肌のつるつる感は当時のままだった。
鴨川に住んでいた頃は毎日のように魚を見に来ては気に入った魚があるとさばいてもらっていた。
この日もタイ、イサキ、カマス、カツオ、イカ、アジなどの地魚が輝いていた。
ここは冷蔵庫を使わず、箱にキンキンに冷えた氷をはりその中に魚を入れている。
魚を取ろうと手を突っ込むと冷たすぎてすぐ手を引き上げてしまうほどだ。
これが鮮度を保つ重要な役割を果たしている。
特に目を引いたのがヤリイカだった。一目見ただけで生きが良く美味そうだった。これを刺身にして、スルメイカは焼き用に調理してもらった。特にスルメの肝焼きは酒の肴には
最高である。これらは本当に鮮度がいいので、すし屋や料理屋では食せない旨みを味わえるのだ。水揚げ直後のとりたては地元ならではだろう。
しかし、お土産で持ち帰ったり、宅急便で送ったとしてもこの味を保つ事は出来ない。
干物は別として生の魚は冷凍保存しても時間が経過すると鮮度が保てない。
但し、お会計の方は少々値が張るので長年住んでいる人たちはスパーへ足が向いてしまうらしい。むしろ、定期的に来る観光客や別荘を利用するために訪れる人たちの御用達になっている。魚屋のおばちゃんとのコミニケーションも楽しみの一つである。

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