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社長ブログ2010.08.24

熟練の一品

妻の誕生日をどこでやろうか迷っていた。この前行った絶品のすし屋に連絡したが、あいにくキャンセル待ちとのことだった。
食通に聞いてみようと連絡したら、人形町のすき焼き屋さんを紹介してもらった。
その際にお持ち帰りの品ではないが、しぐれ煮が最高に美味いから交渉してみるように勧められた。当日行ってみると1階に肉の小売りの店があってお客さんで賑わっていた。
建物も80年近くになり伝統を感じさせる作りになっていた。2階に上がり部屋に案内される際、女中さんが多勢いらして挨拶をして下さったので驚いた。おおよそ20名位だっただろうか、
後で聞いたら部屋が10室あるというので、人手のいる商売のようである。
メニューには当然しゃぶしゃぶもあるのだが、数日前に予約が必要なので当日に変更するのは難しいという。理由は出し汁を一から作るというのだ。店はここ人形町の一店だけというから、仕事を丁寧にやられているのが解る。
すき焼きメニューで梅、竹、松とあったので全て注文してみた。一皿に3枚しか肉がなかったので足りないかと思ったがとんでもないボリュームだった。
子供2人を連れて来てちょうど良かった。味は竹が一番だったが、やはり肉質は素晴らしくデパートにおろしているだけの素材で充分に堪能できた。妻も大満足であったが、私も含め満腹になり過ぎてしばらく立てなくなってしまった。
最後にお土産の品を交渉してみた。やはり、普通は出さないそうだが紹介者のお陰も手伝ってか、ぶら下げてくれたのだ。しかし、本日中に食すという約束の為、満腹状態が治まっていない中、最後の一踏ん張りで家に帰ってからビールと一緒に食した。そんなコンデションにも拘わらず、それはもう絶品だった!山椒が入っていると聞いていたが絶妙の配分だった。翌朝、ご飯と一緒に食べてみた。昨夜の感動は得られなかったが普通に美味かった。
熟練の一品であった。

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