再会

一瞬誰か解らなかったが遠めで話を聞いていると、驚きと同時に感激してしまった。
それはある懇親会の席で12年ぶりに再会した若手経営者A氏だった。12年前に福岡の会社に勤務していたA氏は私が出張でその会社におじゃました際に案内役として世話になった事があったのだ。
当時はいけいけの会社で福岡の労働基準監督署から度々お呼びがかかるほどの有名な会社だった。
当時のA氏は25歳位で素直に先輩の言う事を実践しているタイプで毎日夜中の1時前に帰る際は、上司に届出を申請しないと帰れないという、今では信じられない勤務形態で休みもなく働き尽くめで頑張っていた姿が印象的だった。今ではすっかり貫禄がついて立派な経営者になっていた。
その会社は時流にも乗って上場を果たし、または上場会社を買収したりと飛ぶ鳥を落とす勢いであった。
A氏も戦闘部隊で活躍していたが、地価下落とリーマンショックを機に経営危機に直面してグループ会社も崩壊してしまった。そんな難局を経て起業に至った彼の在り方はとても勇ましく写った。
その日はあまり話す時間が取れなかったが月に一度は会う機会が作れたので今度はゆっくり話をしたいと思う。しかし12年経つとこんなにも変わるものなんだと改めて思った。