香港

今回の香港行きの目的は現地法人を設立して香港上海銀行、通称HSBCでの口座開設だった。
個人口座は昨年に手続きを済ませたが、法人口座を開設する事で元での預金が出来るようになるので今回も足を運んだのだ。
何となく将来を見越す中で、円だけの預金よりも中国の通貨である元がある方が正直心強いと思った。現在では現地法人に限り元の預金が受け付けられるそうだ。
HSBC本店に赴き手続きを行っている際に思った事は、ガラス張りの各ブースが設けられていて
部屋からは香港の街が一望出来て実に豪華なオフィスであった。仕事の出来そうな女性スタッフが顧客とやり取りをしている。手続きも簡単で20分位でその日から利用出来るインターネットバンキング、キャッシュカードが手渡された。さすが金融先進国といった感じだった。
後は日本から送金すればインターネットで全ての手続きが自分で自由に出来る。
その後、現地の方の案内で食事に出かけた。案内役であるY氏は日本人だが現地に暮らしている。Y氏は実に色んな事を知っている。食事をしながら経済や歴史の話しを伺う機会があり、実に優しい人だった。ただ、お酒が好きなようで時折飲みすぎるようだ。先日もワインを飲み過ぎて救急車で病院に運ばれたらしい。
食事は特に美味しいと思った所はなかった。滞在した3日間Y氏がお勧めのお店に何カ所か行ったが、日本で食べる方が圧倒的に美味いと思った。
鍋料理や飲茶、海鮮料理にしても日本のきめ細かい味付けや食材の方が上だった。
ただ、お粥は美味かった。淡白過ぎずコクの効いた味付けは素晴らしかった。
次回は電車で中国深圳に入り中国視察と本場の中国料理を食べてみたい。

鴨シャブ

近所の家族と食事をする事になって鴨しゃぶを食べに行く事になった。
鴨をしゃぶしゃぶして食べる。私のイメージでは鴨肉は比較的硬い印象が強いので、肉質よりも出汁で麺を食べる方が美味いのではないかと思っていた。
その日はテーブル席が予約で埋まっていた。仕方なくカウンター席で5人一列になって食べた。
本店の名古屋と赤坂の二店舗で営業しているのだが評判通り満席になっていた。
スタッフがしゃぶしゃぶをしてくれるので、私は黙って手元に鴨がくるのを待っていた。
胡麻だれに、丸い小粒状になった山椒を混ぜて食べると美味いと言うので試してみた。
確かにピリッときて山椒の風味と鴨が合うのだが、私は鰻を食べるときも山椒は使わないので、そのままタレで口にした方が好みに合うのだ。
確かに鴨肉はしゃぶしゃぶにするだけあり、メチャクチャ柔らかく美味かった。こんなにも柔らかい鴨は初めて食した。本当に美味かったな~
最後はその出し汁でいただくラーメンである。極細面を椀子そばの様に食べるのだ。
小さくまとめた極細面が次から次へと出てくる。ストップの声をかけないとずっと出てきてしまうらしい。友人はこれで23玉食べたと言うからビックリだ。
私は五玉でギブアップしてしまった。
横一列の為か、会話もそこそこに黙々と食べている様子を思い出すだけで面白い。

熟練工の死

土曜日の夕方、車を運転中に携帯が鳴った。見ると千葉に赴任中の社員からだった。
電話に出ると大工の棟梁が亡くなったと言う。享年71歳である。
年末30日に天然村にて建築中の設備の打ち合わせをし、終わった後に熱かんで一杯飲んだのに…
突然の訃報に言葉を失った。
熟練工の棟梁は200年の古材を上手に使いこなす腕利きだった。
昨年から癌だとは聞いていたが、元気に仕事をしていたので悪性化しているとは思わなかった。
亡くなる直前まで現場にいらしたのでまさかの出来事である。
病院に入院しながら闘病生活を送るよりも良かったのかも知れないが…
天然村事業にも共感して頂き、初めて会ったのが一昨年前だった。今回の事業に一緒に取組んでいる農人舎の上野さんの紹介で、天然村のメインの建物は棟梁が絶対にお勧めだと言う事で縁が出来たのだった。実際に上野さんの自宅も棟梁に建ててもらっている。
しかし、今回の仕事は残すところわずかであり棟梁も本当に頑張ってくれたと思う。
苦しそうな姿を見せる事なく最後の最後まで自分を貫いた生き様だった。
天然村に語り継がれるだろう名大工に感謝する。本当にありがとう。
そして、これからも棟梁の名作品を最大限に活かし天然村事業である、お試し田舎暮らしを皆で発展させて行く。

ニセコ

正月休みに北海道ニセコへスキー旅行に行ってきた。
本当にスキーに集中するプランだったので北海道を楽しむ事はせず、氷点下8℃の中をニセコでスキーに専念した旅であった。
今年は例年に比べ極端に積雪が少ないそうで何十年ぶりかの状況だと言う。
地球規模の温暖化によるものだろう。そんな中でも見渡す限り外国人ばかりに驚いた。
雪質が良いのは世界的に有名なのは知っていたがこんなにも多勢いるとは正直驚いた。
現実に積雪は少ないがパウダースノーは健在で実際に滑ると、こんなにも気持ち良く滑れるのは初めての体験で感動した。アイスバーンの所は全くなく雪を噛み締めながらと言った感じなのだ。しかし、頂上付近になると氷点下10℃近くなり,吹雪いている為にリフトに乗っていると顔が痛くて、寒くてたまらないのだ。本当に極寒状態の中だが滑る感覚を楽しむ為にみんな我慢するのだ。滑り終わると温泉が待っている。天然温泉の露天風呂で雪のシャワーを浴びながら湯に浸かっていると実に気持ちが良い。あの寒さも吹き飛んでしまうくらいに体の芯から温まる。
夜になり食事に出かけると店の中は全員外国人で順番待ちの状態だった。北海道の特産物を中心に料理を出す店は大盛況で特に地酒を好んで注文している。
地元の人に聞いてみた。外国人はオーストリアが多く土地を購入して大きな大きな別荘を建てているのだ。彼らの別荘はケタ違いにデカいのだ。日本のそれとは何倍も大きく中には数十億円で建てた物もあると言われる。要するに、彼らが土地を買い占めているうちに,土地の価格が上昇して今ではマレーシアの資本も入りだし目抜き通りに付いている土地は坪50万円もするそうだ。
正にニセコの比羅夫地区だけがバブル化している。億単位の金が入るから細々と経営しているホテル経営者達は売却して、楚々くさとニセコを離れて行くそうだ。
外資のレンタルスキーショップやスキースクール、センスが良く最新の器具を揃えている。
ニセコの商人達は従来のやり方では成り立たない。ある人は外国勢に乗っ取られる恐れを感じていると言う。いかにして共存しながらニセコを発展させて行くか最大の課題に思う。
この狭いエリアに大変興味を持った。今後も注視していきたい。