熟練工の死

土曜日の夕方、車を運転中に携帯が鳴った。見ると千葉に赴任中の社員からだった。
電話に出ると大工の棟梁が亡くなったと言う。享年71歳である。
年末30日に天然村にて建築中の設備の打ち合わせをし、終わった後に熱かんで一杯飲んだのに…
突然の訃報に言葉を失った。
熟練工の棟梁は200年の古材を上手に使いこなす腕利きだった。
昨年から癌だとは聞いていたが、元気に仕事をしていたので悪性化しているとは思わなかった。
亡くなる直前まで現場にいらしたのでまさかの出来事である。
病院に入院しながら闘病生活を送るよりも良かったのかも知れないが…
天然村事業にも共感して頂き、初めて会ったのが一昨年前だった。今回の事業に一緒に取組んでいる農人舎の上野さんの紹介で、天然村のメインの建物は棟梁が絶対にお勧めだと言う事で縁が出来たのだった。実際に上野さんの自宅も棟梁に建ててもらっている。
しかし、今回の仕事は残すところわずかであり棟梁も本当に頑張ってくれたと思う。
苦しそうな姿を見せる事なく最後の最後まで自分を貫いた生き様だった。
天然村に語り継がれるだろう名大工に感謝する。本当にありがとう。
そして、これからも棟梁の名作品を最大限に活かし天然村事業である、お試し田舎暮らしを皆で発展させて行く。