卒業式

私は4人子供がいる。次男がこの度、小学校を卒業したのだ。その際、卒業式に出席したのだが、今回が初めてだった。自分の時はどんな卒業式だったのかさっぱり当時を思い出せないでいた。

9時に受付が始まり式は体育館で行われるのだが、赤坂という場所もあり地下になっているのだ。体育館の床から上を見上げると窓から光が差し込まれている。1階部分にあたり、ちょうどいい具合の明るさが保たれている。待っている間にゴーという地鳴りのような音がしたので、また地震が来るのかと身構えたが違っていた。何とその音の主は地下鉄であった。赤坂ー乃木坂間の千代田線が真下に通っている。振動こそないが音はかなり響くので数十メートル程度下に位置するかのようである。全国の小学校の中でも体育館の下から地下鉄の音が聞こえる学校なんて類が無いのではなかろうか。

式が始まり卒業生が入場してきた。総勢78名である。2クラスしかないのだが遠方から来るお子さんも少なくないと言う。次男はこの中でも問題児で先生から半年間に何回連絡があったかわからない程、手を焼かせてしまった。要するに先生の言う事を聞かないで落ち着きがないのだ。人の言う事を聞かないのは誰かに似たのかも知れないが、学力では都内でも屈指であるこの学校では一種浮いている存在のようだった。そんな彼も無事卒業式を迎える事が出来て、先生方も正直ホットしたのが本音だろう。

式の最後に担任と副校長に挨拶に伺った際、親の責任が大きいからしっかり目をかけて上げて下さいと念を押された。子育ては実に簡単である。という人に是非お目にかかりたい。心と心の交流が自然に出来る父親から教えて貰ったところで簡単に真似る事は出来ないだろうが、自分なりの型で出来るようになりたいものだ。式の中で校長先生が話をされた。

「人間万事塞翁が馬」

という何度か耳にしたことのある中国古典からの引用だったが、改めて身にしみた。何が起きても冷静に受け止める。出来事から有頂天になったり、悲観したりする事なく、淡々に生きれるようになりたいものだ。

神戸牛

連休に神戸へ研修に出かけた際、街の光景を見て明らかに東京とは違っていた。
計画停電や節電で暗い雰囲気の東京に比べ、明るく活気ある神戸の街は人混みで賑わっていた。

せっかく来たので三宮にある神戸牛の店に行ったが満席で順番待ちする有様だった。
この三宮という場所は初めて行ったがハーバーランドの港の方とは違い実に賑やかな場所であった。

神戸の震災を経験しているので東北の方々の痛みは充分に承知しているに違いないが、現実に生活しているこの土地ではあの東京の様な萎縮した雰囲気は微塵も感じさせない。
やはり電力の影響は計り知れないものがある。営業が出来ないという他に心理的な要因が重なり消費を抑制している様だ。普段通りに生活する心構えも不可欠なのかも知れないと思った。

神戸牛のレストランに入って驚いた事はカウンターで対面して焼いてくれるのだが、シェフの人数が8名もいるのだ。店舗の大きさもそれ程ではないがカウンター形式なので収容人数はある程度確保出来るようだ。しかし、この店はお客が来るのだ。これだけのスタッフを揃えても何回転かするのだろう。おまけに二号店がはす向かいのビルの3階にもあるのだ。正に全国からやってくる神戸牛ファンがいるのだろう。

注文する際にサーロインにするかフィレにするか迷ったが、脂がこってりも嫌だったのでフィレにした。実際に食してみると美味かったが特に神戸牛が格段に違っているとも思えなかった。要するにブランド化しているので東京で食べようが味は変わらずともイメージが人々をそうさせているのだろう。
地域の特産物をブランド化すると経済効果と街の発展は間違いないようである。

地震

その日は古い友人からビジネスに繋がればという事で、ある人物を私に引き合わせてくれる様になっていた。
自宅の一階ロビーで午後3時に来て頂く事になっていたので、私は20分前に帰宅して新聞を読みながら待っていた。

すると突然強い揺れを感じると同時に恐怖を感じた。すぐさまテレビをつけたがスタジオも慌てた様子で非常事態が明らかだった。

高層建築で免震構造になっている為に揺れが大きく長いのだ。外を見渡すとオフィスからヘルメットをかぶって非常階段を駆け下りるビジネスマンやレストランの料理人の姿があり、避難場所の檜町公園が多勢の人で埋まっていた。私もしばらくしてから非常階段で一階まで降りたが約束の時間の3時を少し回っていた。

来客の2人の安否を気にかけていた時に正面から姿が見えたので安堵した。事態が混乱していたので挨拶もそこそこに地震の話になり一人は歩いている最中に、もう一人は車でパーキングに止めている時に発生したという。自己紹介をするゆとりも無いままに、携帯で会社に連絡するも全く通じなくてワンセグで情報を聞いて初めて事態の深刻さを知る事に。その間何度も余震が続いて立ち往生していた。

その後、友人を自宅近くまで送る際も都心は交通渋滞で結局、六本木から品川までの往復で約7時間を要した。
運転している最中に思った事は首都圏で地震がきたら、あっけなく全てが止まってしまうという事だ。
どんなにIT技術が発展しようにも人間の力ではどうにもならない出来事だと。そして、行き過ぎた文明の戒めのメッセージの様にも受け止められた。

今こそ、低エネルギー消費生活の見直しが必要だと強く感じた。

花粉症

花粉症になってかれこれ10年になる。
毎年この季節になると、くしゃみが出始めていよいよ始まったなといった感じである。
私は薬を好まないので、花粉症が治まる5月位までは大変なのだ。しかし、以前当社の事業で薬石温泉「嵐の湯」をやり始めた頃には効果が絶大でその年は花粉症に悩まされる事はなかった。週に3日
は入っていたように思う。今はやめてしまったので最寄りの嵐湯六本木本店に通っている。
しかし、週に一度行ければ良い方なので効果は限定的なのかも知れない。
行かないよりははるかに良いのだが、週2回行けたら理想である。
当社の社員の中でも花粉症に悩まされている人達がいる。彼らも薬を処方しているらしいが、眠気を模様したりと、万全な対策に苦慮しているようだ。巷には鼻の粘膜を焼いたり、注射をしたりとかやっているようだが、どんなものかと躊躇してしまう。
一番困るのは電車の中でくしゃみが止まらなくなる事だ。先日も日比谷線に乗っていた時に比較的混雑状態の中、6連発のくしゃみでとても恥ずかしい思いをした。また夜中に鼻水の冷たさで目が覚めたり、ティッシュが幾つあっても足りないくらいの量になったりする。但し、嵐湯に行った時は何日か楽なので自然療法に拘る方はお勧めだ。私もできる限り自然療法で克服したいと考えているので、週2回は通いたいと思う。とても5月までは長すぎる。