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社長ブログ2011.08.09

税務署来たる

朝一の来客が終わりお見送りした直後の事である。
スタッフから管轄の税務署の方がお見えになっているとの事。
何の用事かと思えば税務調査だと言う。
いきなりアポ無しでの突然の訪問に唖然とした。

16年間で1回しか調査に入ってないし、おまけに1円も取られなかった。その時は前もって税務署から電話を頂いて訪問日を決めた経緯があったので何でと言う思いが先立った。聞いてみるとこれから調査に協力して欲しい要請があり、断る理由も無かったので顧問税理士に連絡して対応してもらう事になった。
当然私も同席するのでその日の予定は全てキャンセルして対応した。
税務署員の話を聞くと私の自宅に2人待機していると言う。私の許可がないと調査に入れないので会社に来た2人と合わせ4人で対応するとの事。こちらも税理士3名に私を含めた4人で対処する事になった。

何でそんな不意打を喰らわすのかと言う思いがあったが、通常の税務調査だから気にしないで欲しいと言う。また、聞くところによると最近資産が増えているのが要因で対象になったようだ。従って、確信犯に対してマルサが取る対応とは全く違う。非常に低調な態度で接してくれたので、こちらとしても日頃から注視しながら会計処理している事もありすんなりと承諾したわけだ。
調査を始める前に軽い質問を受けたのだが、私のブログを見て研究した様で実に細かいところまで把握していらっしゃるのだ。香港投資からヘリコプターやマセラッティまで、私のブログを見たら一目瞭然なのだ。
わかりやすいと言うか、調査の参考には役立っているのは間違いないようである。決算報告書では表現出来ない情報が満載しているから当然だ。(笑)

調査は夕方の5時まで続いたが、当然にその日では終わる事が出来なく御盆明けに再度来社する事になった。質問に集中した為に終った後はグッタリだった。何も悪い事はやっていないがちょっとした見解の相違により否認される事もあろうかと思いながらの対応だったので疲労困ぱいであった。
しかし、税務署員の方々も大変な仕事をやっている。短時間で勘所を把握する集中力は並外れた能力である。一般の会社員の比ではない。
これだけの労力をかけたのだから税務署でも前回のような何もお土産がないとは行かないかも知れない。普通の会社だったら、これだけ時間と労力をかけましたが売上がゼロでしたとは上に報告しづらいのだろう。
しかし、私を含めて顧問税理士の先生方も誠実な対応をしているので後は天に任せるしかない。
そして、敏速に対応して下さった顧問税理士の先生方には本当にありがたく思うとともに感謝の念でいっぱいである。

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