社風

会社説明会を通じて学生が当社に持つ印象は楽しそうで、社員間や社長との距離が近く、生き生きしているとよく言われる。
確かに縦型ではなく横型に近い組織だし自由な風潮があるようだ。
私自身が自由なのでそれが反映されているのかも知れない。

しかし、会社のバリュー、すなわち価値をみんな理解してくれているので徹底した清掃や明るい挨拶は毎朝早くから実践してくれている。
その反面、自分のデスクで朝からおにぎりをほおばっていたり笑い声が絶え間なく聞こえてきたりする。
また、内勤のお目付役が程よい緊張感を醸し出したり、業務に集中して声をかけ難い雰囲気の奴がいたり、自分らしく仕事をしている様子をみかける。

外部から見た社風は、自由で個性的な連中が楽しく仕事をしているように映っている。
実際はみんな仕事の壁があったりして、試行錯誤しながら辛い時もあったりするのだが、仲間がフォローし合いながら前進している組織になっている。
私は月に一度の食事会で酔っ払いながらみんなと語る程度で、日常業務では淡々と業務報告に耳を傾ける感じなので特にフォローするとかは無いが、私から見た社員の働く姿勢は承認している。
お客様からの声もお褒めの言葉をいただくことが多く、電話対応や来客時の応対等は私の耳に直接聞こえてくる場合もある。
課題があるとすれば、果敢に挑戦する実行力がもっと出始めてくると良いと思う。
会社が安定しているとバランスが崩れたりする。
失敗を恐れるあまりトライするのを躊躇ってしまっているのがもったいない。
失敗よりも変化する事の方が大切なのだ。現状維持は衰退を意味する。
失敗してもいいからバンバン変化する事の方が尊い。
私への業務報告も大きな挑戦するような変化の相談がもっともっと来たら嬉しい。
段々とその様になってくると社風も進化発展するだろう。
年内には次のフェーズに移行する予感がしている。
ワクワク~

天空の森

鹿児島空港から車で約30分で到着した。
今回は仕事で友人と2人で伺い、現地の知人がアテンドしてくれた。
友人は以前に天空を利用した事があるそうだが、一人一泊20万円すると言うからどんな施設か興味津々でいた。
彼曰く、20万円と言えばそうだが、3万円と言えばそうだという。
食事が格別ゴウジャスな訳でもなさそうだから、何が価値を生み出しているのか気になっていた。
今回は天空の森に宿泊するのではなく、特別な計らいで見学と軽食を兼ねて伺った。

施設に入る前に車を駐車場に止めてカートに乗り替える。
ゴルフ場で見るやつと同じだ。
門をくぐると竹林が広がり、1週間前に伸び上がった若竹が所々で見かけられる。
何か天然自然に囲まれたディズニーランドのようである。
途中では畑で野菜を作っていたり、敷地を手入れしたり、木工を担当する人が見かけられた。
施設の大きさが東京ドーム20個分と言うから村レベルである。
そこに独立した宿泊施設が3つある。
コテージをオシャレにより自然に作られた建物は魅力的に映った。
誰からの視線も気にかける事なく過ごせる。
おまけに温泉の露天風呂からの借景は自然と一体となって鑑賞する、ここでしか体験出来ない素晴らしい場所である。

これこそが価値を生み出していると思った。

誰もいない自然に囲まれたオシャレな空間で野鳥や虫の声を聞きながら過ごす時間に価値があるのだ。
恋人同士が甘い時間を過ごすには最高の空間である。
芸能人御用達の天空の森は私には縁遠く彼女がいる御仁にお譲りしたい。

その晩に施設の主人と食事をする機会があり色んな話をした。
60代半ばのやんちゃな面が印象的な方だったが、敷地のメンテナンスにはコストも含めてご苦労されている様子が伺えた。
要するに究極のリゾートを追及するのでこだわりの部分がある。
足し算、引き算では済ます事の出来ない領域があって、ある意味気狂い沙汰として捉える事すらできる。
主人は毎日天空の森にいらっしゃるが非常に危機感を持たれているという。
自然の変化を感じていて、ここ2年位で野鳥や蝶が激減しているそうだ。
何かの異変に感づいてどっかにいってしまったのか、ここ霧島でも自然に変化が起こり始めているのだ。

自然との共生がどこまで修正できるのか。

もう後がなさそうである。

大好物のカレー

金沢発祥のカレーショップが最近目に付くようになり、気になっていた。
黄色の看板でゴーゴーカレーという名称で営業している。
以前、秋葉原を車で走っていた時に行列が出来ていたのを記憶していたので、
六本木にオープンしたから行ってみた。
結論から言えば若者をターゲットにしている印象を受けた。
ハヤシライスのような黒っぽい色で味が濃いめだ。
定番はカツカレーなのだが、私はチキンカツカレーの普通盛りを注文した。
各種メニューには大盛り、特盛も用意されていてボリュームは目を引く感じだ。

色んなカレーを食べに行ったが、私の好みは学校の給食に出てくる様なやつがいい。
勿論、それに少しスパイスを加えた方が良いが基本それが大好きだ。
インド料理店のグリーンカレー、丸の内のインディアンカレー、六本木中華料理店で香妃園のカレー、友人の作るキーマカレー、家政婦さんの手作りカレー、天然村近くのオーガニックカレー、これらは全て美味しく私の中でもトップクラスだが人により好みが分かれるだろう。
私は全く知られていない普通の店で給食に出てくるような奴を探し求めている。
誰か知っていたら教えて欲しい。
私的には毎日カレーを食べたい位の大好物だ。
違う種類のカレーだったら毎日イケルだろう。

空想の世界で考えてみた。
もしも、最後の晩餐に日本一美味しい寿司屋、中華料理店、鉄板焼、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ふぐ、カレーショップがあったら、私は迷わずカレーショップを選択するだろう。

天然村に行く

スコールのような雨が突然と降り出した。
外の景色を窓から見ていると懐かしい思いがした。
雨が屋根を鳴らす音や、そこから地面に落ちる雨水をじっと見つめていた。
外から聞こえてくるのは野鳥の鳴き声や、コトコト流れる小川のせせらぎである。
実に静かで人工的な気になる音は殆んどなく天然の素材に囲まれた心の楽園だ。

ドアを開けて屋根のある通路に出て見ると、草木が新鮮な空気をプレゼントしてくれているようで、自然に触れていると雨の日でも心地良い感じがする天然村の景色だった。
東京に住んでいると雨の音も、そこから滴が地面に伝わる様子も感じる事が困難になっている。
当然、新鮮な空気とは無縁な生活をしている。
毎朝のジョギングも大きな公園の周りを走りながら緑を見る機会があるのだが、人工的に作った草木は天然物とは比較にならない。

決定的な違いは何かと言うと時の流れである。

大多数の人も同じような生活リズムだと思うが、私の場合は、朝起きた瞬間から時間単位で行動し始める。
当然、ジョギングしていても一定の時間に毎日同じ人達とすれ違い、時間内に終わらせて次の行動に移る。
朝食を摂り通勤するまでの時間にやる事を済ませて家を出る。
通勤途中は全員が忙しなく会社へ向かう。
休日もテレビ、映画、ゲーム、デートの準備や待ち合わせ場所までの移動、家族や恋人との食事の時間や買い物等、時間の流れが天然村で過ごす時間と決定的に違っている。
東京の自宅で一人読書にふける時間でも周りの人工的な音に比べると、同じ読書をするにも時の流れの感覚が別の次元に感じてしまう。

そうなのだ。
田舎で東京と全く同じ事、仕事や買い物、食事をしていても「場」の次元が違うので五感の感覚が全て異なる。

天然村から東京に帰ったその日は時の流れが反転するのでストレスを感じる場合が時折ある。
東京の生活は便利で移動手段もこの上ない。
慣れてしまうとストレスさえ感じなくなる。
だが、自然と共生しながら心の満足を得るライフスタイルはこれからは必要になってくると思う。
私は月の内に何日かは心に栄養を補給する為に天然村を訪れている。