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社長ブログ2012.05.21

天空の森

鹿児島空港から車で約30分で到着した。
今回は仕事で友人と2人で伺い、現地の知人がアテンドしてくれた。
友人は以前に天空を利用した事があるそうだが、一人一泊20万円すると言うからどんな施設か興味津々でいた。
彼曰く、20万円と言えばそうだが、3万円と言えばそうだという。
食事が格別ゴウジャスな訳でもなさそうだから、何が価値を生み出しているのか気になっていた。
今回は天空の森に宿泊するのではなく、特別な計らいで見学と軽食を兼ねて伺った。

施設に入る前に車を駐車場に止めてカートに乗り替える。
ゴルフ場で見るやつと同じだ。
門をくぐると竹林が広がり、1週間前に伸び上がった若竹が所々で見かけられる。
何か天然自然に囲まれたディズニーランドのようである。
途中では畑で野菜を作っていたり、敷地を手入れしたり、木工を担当する人が見かけられた。
施設の大きさが東京ドーム20個分と言うから村レベルである。
そこに独立した宿泊施設が3つある。
コテージをオシャレにより自然に作られた建物は魅力的に映った。
誰からの視線も気にかける事なく過ごせる。
おまけに温泉の露天風呂からの借景は自然と一体となって鑑賞する、ここでしか体験出来ない素晴らしい場所である。

これこそが価値を生み出していると思った。

誰もいない自然に囲まれたオシャレな空間で野鳥や虫の声を聞きながら過ごす時間に価値があるのだ。
恋人同士が甘い時間を過ごすには最高の空間である。
芸能人御用達の天空の森は私には縁遠く彼女がいる御仁にお譲りしたい。

その晩に施設の主人と食事をする機会があり色んな話をした。
60代半ばのやんちゃな面が印象的な方だったが、敷地のメンテナンスにはコストも含めてご苦労されている様子が伺えた。
要するに究極のリゾートを追及するのでこだわりの部分がある。
足し算、引き算では済ます事の出来ない領域があって、ある意味気狂い沙汰として捉える事すらできる。
主人は毎日天空の森にいらっしゃるが非常に危機感を持たれているという。
自然の変化を感じていて、ここ2年位で野鳥や蝶が激減しているそうだ。
何かの異変に感づいてどっかにいってしまったのか、ここ霧島でも自然に変化が起こり始めているのだ。

自然との共生がどこまで修正できるのか。

もう後がなさそうである。

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