用事を足さないサングラス

48回目の誕生日が過ぎて、逆算すると25年〜30年位の残された時間をどう有意義に
過ごすか、とても考えさせられる機会でもあった。

会社を始めて今年で20年が経つ。
誕生日の朝、オフィスで皆が私の為に合唱してくれた。「ハッピバースデイトゥーユー♪」
朝から拍手のハイテンションで祝ってくれて、大変嬉しかったが大いに照れてしまった。

このような生の祝いは会社では初めてだったので深く感激した。
プライベートでも大勢から祝福を受けるのは、かなり久しい出来事だった。

だが、プレゼントを開けてみるとサングラスだった。
私は一瞬戸惑った。
近眼の私には用事が足せないのである。

しかし、ここにビジネスのヒントが隠されていると思った。
要するにプロダクトアウトの発想なのだ。
供給側から考えた商品の選択をしているので見落としてしまう。

マーケットアウトの発想だと需要側(お客様側・この場合は私)に沿った
商品を提供することになる。
必然的に私が普段メガネをしているので、レンズを変えないと見えないのは皆知っている。
しかしながら、思考がプロダクトアウトなので、こんな風なことが起こる。

普段仕事をしていて私も含め、意外と見落としている部分がここに表れているように思う。
お客様を普段から観察している、そしてお客様のことを十分に理解したうえで、私たちが
お役に立てることを提供していく。

イコムではこれを「御用達」と呼んでいる。
お客様の言うことは聞かない。
お客様が自身でも気付いていない役立つものを提供しご満足いただく。

イコムミッション「時代にフィットした不動産活用を終わりなき改善の精神で挑戦する」
これに直結することになる。
しかし、油断をしていると、事前調査の段階でプロダクトアウトに陥ってしまう。

新しい商品をマーケットインとして捉え、開発している状態が常に社内に充満している。

私にはこんな景色が3年後に見える。

今回の誕生日プレゼントの「用事を足さないサングラス」で可能が見えた。

農業

おもむろに手渡されたものは生のトウモロコシだった。
そのまま食べて大丈夫と言うので、少し驚きながらも食してみた。
なんと、みずみずしく甘くてシャキシャキの美味さなのだ。

続いて小松菜が出てきた。これも生でイケるという。
これもとてつもなく美味かった。
やはり、みずみずしい、シャキシャキ感があって甘みがあるのだ。
少し塩をふっても良し、シャブシャブでもよし。

何か食べ終わった後に、体内にエネルギーが注入されたような体の感覚があった。

主に聞いてみると、お年寄りの元気のない人が食べてから翌日また来ると、ピンと
元気な姿で現れるという。
主曰く、本来の野菜から摂取される栄養素で元気になったという。

これらの原は主が開発した堆肥にある。
天然村でも実験し始めた段階で、収穫すると先ほどのような出来栄えになる。
これからの野菜は美味いだけではなく、健康に良く、病気になりにくい体質づくり、
あるいは病気をも治癒可能なものが、世に出る番ではないかと思う。

これからの取り組みとして、主との業務提携による「レッドマウンテンプロジェクト」
が始動することになった。
これは群馬県の赤城山麓の1万坪の土地でヘルスケアをコンセプトに、医療法人とも提携した
21世紀型ヘルスケアハビテーションビレッジを創り上げる。
これは既に天然村鴨川で取り組んでいる二拠点居住にヘルスケアを加えたもので、
天然村赤城ということになる。

「農業には無限の可能性が広がっている」私の友人から聞いた言葉だが、農業界は幅広く、
様々な技術革新が水面下で行われていて、これからの時代を担うことになると思う。
更に生産物を加工する6次産業でも、地域から元気にする起爆剤になるのではないか。

TPPなどの時代の変化がある中で、農業分野にチャンスありと見た。
時代にフィットした不動産活用を終わりなき改善の精神で挑戦する。

真夏のトレーニング

ムンムンした熱気の空間で滴り落ちる汗が止まらない。
総合格闘技のジムでは真夏に入り、着替えが幾つあっても足りない状況に
なってきた。

入会して3か月になったが、練習後の翌日は体がきつくて毎朝のトレーニングさえ
出来ない状態になる。

まず、ジムに到着すると着替えてから、ストレッチで体をほぐしてから縄跳びで体を
温める。3分を3Rこなすのだが、今の時期はこの時点で汗だくになる。
次にシャドーボクシングを各自イメージしながら、キックミット、パンチミットに移る。
これはキックとパンチの打ち込み練習で3分3Rやるのだが、これでヘトヘトになる。
息が上がって水をがぶ飲みする。これはやった人でないと解らない。
想像以上に3分が長く感じて、苦しくて最後は倒れこんでしまう。

数分後にスパーリングになる。
最近は多少動けるようになってきたために、相手も強度が上がって対戦してくるようになった。
キックがバシバシ足に連打を喰らい始めて、翌日になるとアザになり動けない位の痛みが残る。
格闘家の友人とやっても、パンチを浴びてすっ飛んだり、ガードが下がった際に顔面に入れられたり
している。
悔しくて仕方がないが、早くやられっ放し状態を克服したい。

気が付くと何だかモチベーションの方向性が変わってきている。
当初はキックをすることでストレッチになるから、体を柔らかくする目的で入会したのに
いつの間にか格闘家のモチベーションになっているのだ。
もうすぐ50歳にもなるオヤジがここにきて、格闘家の端くれになろうとしている自分がいる。

面白いもので、朱に交わると当初の目的とは別な向上心が湧いてくるのだ。
自分よりダブルスコアも違う連中と交わって、年齢も職業も何にも関係ない世界で格闘している。
技術と体力の向上を共通の目的としているので、どこの誰で何をやっているかなんて全く関係なし。
そこが実にフラットで面白いのだ。

私も上達するまで3年の辛抱だ。

採用活動

二日酔いの状態で東京ドームへ向かった。
土曜日が二日目となるDUDA転職フェアにイコムがブースを出店したのだ。
会場に到着すると転職を希望する人たちで大賑わいだった。

会社のブースを見かけると順番待ちになっているのでびっくりした。
他のブースを見渡すと人気がある会社と敬遠される会社とではっきりしていた。
なぜ、わが社が人気があるのかよく解らなかったが、ともかく嬉しかった。
ブースの設えもなかなか良く出来ていて、親しみがもてるような感じになっているのも
一つの要因に感じた。

私は自分でもまだ酒臭いのを感じていたし、顔も少し赤みが残っていたので、ブースに
いるとマイナス作用にしか働かないように思えたので、長居をせずに遠くから観察していた。

大きなイベントなので参加企業を全て見るのも大変である。
私がぐるっと見た感じだと賑わいを見せている企業の中にニトリがあった。
また、LCCの航空会社も圧倒的な人気を誇っていた。
サービス業の中でも旬な企業に人気が集まっているようだ。

歩いていると、ふと私の名前を呼ぶ声が聞こえたので振り返ると、友人だったので驚いた。
およそ3年ぶりの再会だったが元気そうで、少し若返った印象だった。
色んな苦労があったらしく、転職をしたのを別な友人から聞いていたのだが、今は完全に吹っ切れた
感がある。ブースを出店していてマネージャーとして活躍している事を聞いて安心した。

しばらく歩いていると、前面に出て歩いている人に積極的に声がけする女子社員がいるブースは
賑わっている。当社も二人の女子社員が同じようにしているので効果が出ているのだろう。
一方で当社の隣のブースは異彩を放っていた。

大阪の飲食業だが、まるで祭りのテキ屋のごとく、スタッフ全員が男子でイケイケのノリなのだ。
おまけにオーナーと思われる人物が先頭に立って、大阪弁で客引きのような振る舞いを見せている。
呆気にとられたが、やっている本人は真剣そのものなのだろう。
飲食業はどちらかというと不人気でどこのブースも人気がない。
何とかいい人材を確保しようと必死になるのも当然であるのだが…

しかし、本当に会社というのはいっぱいあるんだなと感じた。
知らないだけで大企業から中堅、中小企業まで勢揃いだったが、本当にたくさんありすぎて職を探す方
も採用する企業の方もマッチングするのがどれだけ大変なことか、実際の数字を見たくなる。
現に当社に来ていただいた方々の様子をスタッフに聞いてみると、魅力の感じる人は数人に留まり、
1人だけでもいい人材が取れたら成功といった感じである。

採用という活動は正解がないのかも知れない。
企業活動の中で一番の勘所であるのは間違いないが、緊急で重要な位置づけから非緊急で重要へと
シフトする必要性を改めて感じた。