ラスベガスで学んだ

ラスベガスの現在の時刻は朝4時40分だ。
昨年同様、SSAの総会に出席する目的でやってきた。
これは世界的なイベントで、ストレージ事業者及びその関係者が、毎年ラスベガスに
集まり、展示会やミィーティングをするのだ。
今回も昨年に続き、米国の事業者と日本の事業者のブレストを行なった。
先方は9名に対しこちらは通訳を含む11名であった。

今回で印象に残ったのは、昨年は弱気相場だった米国市場は今年かなりの強気相場に
転じているとの事である。
住宅市場の好景気が一つの大きな要因で、人々の移動が活発になっているという。
収納の動機となる人の動きが昨年と比べると好転しているようだ。

今日はこれからサンフランシスコに飛び、現場視察に行って翌日帰国する予定である。

今回のラスベガスではもう一つの楽しみがあった。
昨年同様にカジノでの勝負が待っていた。
夜9時ごろから朝方までディーラーとの真剣勝負である。
つい先程までやっていた。
私はカジノではブラックジャックしかやらない。
各テーブルを眺めてディーラーと客の様子を伺いながら、タイミングを見て席に着く。
特に週末は凄腕のディーラーが集まるので、平日狙いで行くのが良い。
このゲームの最大のポイントは勝負所を見極めて、勝負に出る勇気と実行力である。
ディーラーが勢いがある時には負けが混んでくる。
ここで熱くなって、大きく勝負に出たところで、総取りになるだけだ。
だいたいこのパターンはおじゃんである。手仕舞いすれば良いが更に両替して挑戦する
ような事になると、おけらになってしょんぼりとなる。
私の場合は、自分に勢いがあっても、ディーラーを注視している。
あくまでも、向こうのツキの流れを自分より優先している。
なので、向こうの勢いが落ちた時に勝負に出る。
このタイミングで一気に稼ぐのだ。
この時の爽快感はまさに最高のひと時なのだ。
この強弱のつけ方が実に面白い。
商売の場合、もっとロングスパンになるが、強弱のポイントや勝負感みたいな
感覚は非常に似ているものがあり、感を養うのにトレーニングになるだろう。
今夜で最後になったが、そんなやり取りも充分体験出来て非常に楽しめた。
結果は少し勝ったが、それよりもあの時の爽快感を何度か体験出来た方が満足だった。

事業の現場でも、強弱を付けた取り組みは、実際に今回の米国のストレージ事業者も
やっている事だか、季節ごとに価格を変えている取り組みにある。
特に値上げの考え方がしっかりしていて、稼働率が高いところは、躊躇なく値上げしている。
移動の盛んな季節にも値上げをして、結果売り上げが上がっているという事実があるのだ。
要するに値上げしても、解約になるとかの視点でなくて、売り上げが上がるという点である。
カジノに例えると勝負どころが値上げの機会と同じになる。

我々の感覚はデフレに慣れ過ぎて、値下げの感覚が染み付いているようだ。
この感覚を脱しないとこれから先は儲からないだろう。
ゲームの勝負勘が鈍っているのだ。
自分自身を振り返っても、ここをしっかりとリードしなくてはならないと思った。