ドレスコード

友人からの電話に一瞬戸惑ってしまった。

今週から台湾で開催されるラリーニッポンに出場する際に、パーティーで
のドレスコードが指定されていると言うのだ。

それを聞いた時には面倒だなと思ったが、昔のタキシードは着れないし、
時間がないので作れない。
どうしようかと思い、ネットでレンタルを調べてみた。

すると、五反田に紳士専門のレンタルタキシードを取り扱う店があった。
早速電話してみると、試着は完全予約制になっている。
平日でもかなり混んでいるようだった。
土曜日朝一で行ってきたが、私が着いた時には数人のカップルが待っていた。

20代の挙式前のカップル、50代のご夫婦、30代の独身男性が2人が開店前に
居るのをみて驚いた。

実際に採寸している時に担当スタッフに聞いてみた。
こんなに混んでいて、儲かりますね。
彼は苦笑いで言った。
この値段ですから。
私は相場がわからなかったので、本当に安いから来ているのかどうかは知らないが、
ニーズがこれほどあるとは思わなかった。
現実に採寸している最中にも、何組かは来店していたので、確実にお客さんのニーズは
あるのだ。

私は担当スタッフに言った。
値上げした方がいいのでは。
彼は驚いた表情を浮かべながらも、明快な言葉は慎んで、そうですかねと言った。

ただ単に値上げをするのでなく、それに付随する商品だったり、サービスを追加する
事で、お客様の役に立つことにより売上げは上がるはずである。

そう思ったが、朝一番の混雑している時にそんなことを彼に言っても迷惑だし、関係ない
と思ったので、それ以上は触れなかった。

私の場合、海外なので、使う日が一日だったとしても、出発から帰国するまでの日数がかかる
ので、最初は買った方が特ではないかと考えた。
国内の行事なら、一日から二日で返却できるから、海外はどうかと思ったのだ。
しかし、ここの基本は四泊五日だったのだ。
これで、料金は15000円である。
私は一日延長して17500円だった。

実際にタキシードを試着した姿を鏡で見てみると、何となく雰囲気が出ていて
いい感じだった。
楽しみが一つ増えた感じである。
最初にドレスコードの話を聞いた時には面倒だと感じたが、タキシード試着
したことで、タキシードを楽しみに出来るように変化したのだ。

なかなかタキシードのシーンを体験する機会がない中で、今回のパーティー、
ラリーの機会を提供してくれた友人に深謝である。
人生は色々な体験をするべきだと、改めて感じた。