セブンイレブン

コンビニに行くことのなかった私がある商品が出た事で劇的に変わった。

それはセブンイレブンの100円コーヒーだった。

弁当類は一切買わないが、腸まで届くヨーグルト、ガリガリ君の高いやつ、この三点に限っている。

毎朝通う馴染み客になっている。

ガリガリ君の高いやつは先週当たりが出た。
まさかと思って目を凝らして見るも、子供の時に見たやつと同じやつだった。
バーに書いてある文字を見る瞬間の感動は昔も今も変わらなかった。

しかし、次の日にバーを持ってガリガリ君に交換しようと思いきや、肩すかしを食らってしまった。
私はもう一本貰えると思って当然にバーを差し出したが、なんとシュークリームとの交換だったのだ。
落胆したが、昔と今はシステムが変わったのだと言い聞かせて、ガリガリ君の高いやつを買っていた。

最近色んな発見がある中で、コーヒーマシーンの機能に着目している。

レジでアイスコーヒーLサイズを注文するも、マシーンでは間違ってRボタンを選択してしまった。
しまった、と思うがやり直しが効かない。

スタッフに声をかけたが、昼時でレジに並んでいる為に対応できず、おまけに私の後ろに並んで待っている方々がいたので、諦めてしまった事があった。

その後、少し考えてみたが、もう一度Rボタンを押す事になると料金が合わなくなるし、カプセルが途中で開かないので、このケースの場合にはどのように対応しているのだろうか。

また、こんなケースもあった。
今度はアイスコーヒーRサイズを注文するも、Lボタンを間違えて押してしまったのだ。
しまった、こぼれてしまうのでは… と思ったが、ちゃんとに収まってくれた。
しかし、直ぐに氷が溶けてしまい冷たい感じを損なう、なんとも言えない中途半端なコーヒーに仕上がってしまった。

しかし、これで債券債務の相殺になる。

まぁ、こんなケースは多々あると思われるが、結論から言えばアイスコーヒーを注文する場合はLサイズの選択はない。
それは、コスパから考えたらRサイズを二つ注文した方がお得だからだ。
アイスコーヒーの場合、Lサイズが180円だからRサイズ二つで200円さの方がお得なのだ。

よくよく考えたら本当に機能的なマシーンを開発したものだと感心する。
しかも、オペレーションも優れている。
店により多少異なるが、基本的にはセルフなので効率がいい。

そして、カプセルが途中で開かないので、カップをしっかり管理していれば、間違いが起こらない。
非常にシンプルで素晴らしい仕組みになっている。

そんな事を思いながら、セブン銀行も重宝していて、来店のきっかけを創ってくれている。

近くにあると便利な、まさにキャッチコピーに即した存在になっている。

キックボクシング

2ℓのペットボトル水を1時間半で飲み干してしまう。

キックボクシングのトレーニングを始めてから一年になる。

体を柔らかくする目的で始めたが、いつの間にか技術の向上に意識が向かっている。
やはり、スパーリングでやられると悔しさがあるのだ。

太ももをバシバシ蹴られ、左フックで顔面パンチを喰らう。
おまけにこっちがキックを入れると、膝で受けられ激痛する始末。
何とか一矢報いたいとガムシャラに前進するも、ボディーブローを入れられ倒れてしまう。

私の場合、痛みを伴うと直ぐに態度に表してしまう。
苦渋の面持ちの他にも、飛び回ったり、声を出して痛みを訴えるのだが、友人曰く皆は我慢をして表情や態度に表さないと言う。

最近、友人の紹介で入会したF氏は素人ながらも、相手からの打撃を恐がらないのだ。
おまけに打たれても、打たれても、前に前に出てくるスピリッツがある。
苦渋の表情や痛みを声に出すような事もない。
私とは真逆のタイプだ。

この前対戦した時には威圧感に後退する場面もあり、一年先輩の面目を失いかけたところだった。
こちらからのパンチは当たるのだか、恐れを知らない彼は間合いを詰めて攻撃してくるのだ。
ボディーブローが当たり一瞬よろけ、たじろぐシーンがあった。

格闘家の達人である友人と対戦した時もF氏はみじろぎもせず、打たれても蹴られても向かって行き、何とパンチが顔面をとらえたのだ。
友人も面目丸つぶれである。

しかし、今更格闘家を目指す分けもない年齢でもあり、私なりにキックボクシングを楽しめる領域に到達したいものである。
そのためにも、技術の向上が課題であり、スタミナをつけなくてはならない。

トレーニングが終盤を迎える時間になると、全身汗まみれで疲労困ぱいフラフラである。

ジム最年長の部類に入るので、若者達と一緒になり錯覚しないように気をつけたい。

田んぼ

雨の予報だったが、今年初めての田植えは最高のコンディションとなった。

例年と比べるとやや遅い天然村本丸の田んぼが動き出した。

これまでは手植え作業だったが、今年は機械でやることになっていた。
近所の先輩N氏が指南役となり、初めて機械を扱う私はレクチャーを受けながらチャレンジしてみた。

手植えだと一日かかる作業が、機械だと1時間であっと言う間に終わってしまった。
機械で入りきれないところや、やり残しのところを手植えで仕上げたが、それでも2時間足らずで出来てしまった。

しかし、N氏はじっくり田んぼを眺めながら、そっとつぶやいた。
水位が低い、水が漏れとるわぁ。

黒塗りをやり直し、水を入れにゃいかんわいと言い放ち、自ら行動し始めた。

黒塗りまたは、畦塗りとも呼ばれるこの作業は田んぼの境界に壁を作り、水が漏れないようにする目的で仕上げるものである。

この作業は難航を極める力仕事で、くわを田んぼに入れてかきこみながら、田んぼの泥を引き寄せて壁を作るのだか、このかきこみながら手前に引き寄せる時が最も力を要する。
腰を入れながら腕の力を振り絞ってかきこむのだ。

これを一周やるのだか、素人では一人でやったら倒れ込むだろう。
N氏と手分けしながらやっとの思いで仕上げる事が出来た。

その後、水を入れてようやく今年初の田植えが完成したのだった。

しかし、これから始まる雑草との戦が待っている。
100%オーガニックにこだわる米作りに妥協はない。
普通は除草剤をまくのだが、本丸の田んぼでは雑草を手作業で取り除くのだ。

この雑草取りが大変な作業となる。

田んぼに足をとられながら、踏ん張って態勢を保ち、そこから苗と雑草を見極めながら、力いっぱい雑草を引っこぬく。
これを繰り返しやる作業は黒塗りよりも困難を極める作業となる。

おまけに真夏になると彼らは勢いを増して元気に育ってくる。
これが脱水症状になり、フラフラになりながら、水にありつくのだ。

彼らとの戦がいよいよ始まると思うと、田植えなんてものは、ほんの余興に過ぎないかと思ってしまう。

だか、これだけオーガニックにこだわるのは何故か。
生産性、一人当たりの労働分配率、コストパフォーマンスを考えたら、一企業が取り組んでいる様は、到底理解出来ないどころか、頭がおかしくなった集団と見られても当然だろう。

天然村はオーガニックにこだわった村作りをコンセプトにしている。
これは田んぼに関わらずに、村の空間が全てオーガニックを意識しているからだ。

それが証拠にもうじき蛍がやってくるのだ。
田んぼにたくさんの蛍が、闇に輝く宝石の如くキラキラと光を放つ光景は感動と同時に、オーガニックのみに反応する貴重な場所として、蛍が遊びにやってくる。

こんな事を真剣にやっている会社がある。

オンリーワン企業として、世界で唯一の会社としてのブランドを築く。

若手社員がどんどん個を発展させて、新しいチャレンジを繰り返し、思う存分に楽しんで仕事に輝く姿を見れば、新しい価値を提供する素晴らしい会社になっているだろう。

修行

西多摩の天光寺を訪ねた。

大宮から車で1時間30分と意外に近く、天然村を彷彿とさせる自然環境の中にあった。

寺の近くに蕎麦屋があったので昼食に立ち寄った。

店内には甲冑やゼロ戦のタイヤ、模型などが飾ってある骨董の品々があった。

ソバはこしがあって味わい深い絶品の品であった。
北海道のそば粉を二八で丹念に主が打った自慢のそばだった。
決定的に違うのは水である。
近くの山水をろ過して使うこだわりに、もはや都市部の名店といえど敵わないだろう。

今回は私と社員旅行の担当スタッフと二人で下見に来たのだ。

天光寺は修行の場として企業の研修で名が知れている。
滝行、お百度参り、写経、瞑想、護摩、読経など心の道場として日常とは別世界を体験する。

昨年の社員旅行は台湾だったが、今年は目標達成が届かず、寺での修行となったのである。

天光寺総本山は森の中にあり、素晴らしい気を感じた。
しかし、道場はここから車で10分ほど移動した場所にあって、建築中であったが完成まで間近の状況だった。

着いた時には看板も何もない、異様なサティアン風な雰囲気だったので、少し不安になった。
しかし、中に入ってみるとまさしく新築の道場だった。
数知れない仏像や、価値ある掛け軸がたくさんあって、凄く儲かっているという印象だった。

住職と面会して、説明を聞いていると益々儲かっていると確信した。
大手企業の研修が毎年あるので、今回は350人を収容する巨大な道場を作ったそうだ。

ここでの行はなかなかハードなものらしい。
みんな半分旅行気分で来るらしいのだが、初日のしかも最初の自己紹介で目が覚めるそうだ。
挨拶の声が小さいとダメ出しを喰らうのだ。
これをクリアしないと待っている人達は正座の痛みに耐えるしかないと言う。

これは序の口で、滝行やお百度参りになると精神力との戦いになるだろう。
心身の鍛錬である。

当社の女子や我慢の出来ない男子社員、更にはストイックとは無縁の人は今回の修行でどんな表情をするのか、
今からワクワクしている私は意地悪な人なのだろうか。

いや、そんな余裕はないのである。
私も参加するので不安要素がないわけではない。
私の死角は正座である。

足のしびれが人一倍なために苦手なのである。
我慢できなくなり、勝手に止めたとは言えない環境だからだ。

とにかく全員参加でこの苦行に挑み、連帯感を通じて今後の躍進への効果としたい。

腰痛

クアラルンプールの朝は遅かった。

ホテルの前の公園をジョギングする時間帯が7時を回らないと明るくならないのだ。

日本と比べたら犯罪が多いので、気をつけるように促されていた。

同行していたN氏の側女も財布をもっていかれたように、油断出来ないのである。

ところで、側女と言えば、ここマレーシアでは公的に4人までは認められている。
私的に密かな存在としてあるのか、あからさまとしての存在としてあるのか、三方からの議論はあれど、公的ともあれば人生の楽しみが4倍になるかも知れない(笑)

そんな事を帰りの機内で妄想しながら、成田に到着した。

車を運転していると、腰のあたりに痛みを感じた。

その時はさして気にしなかったが、朝のジョギング後に痛みが激しく感じたのだ。
これだけの痛みは今だかつて経験したことがなかった。

私は焦り、心が動揺していた。

運動が思うように出来なくなるかも知れないと。

何故なんだろうか、、

もうすぐ、50になるから年齢による衰えなのか、、

確かにキックボクシングの激しいトレーニングや毎朝のジョギング、ゴルフの素振り、
バイクでの長距離走行、と年齢的に無理をしていると言えばそうかも知れないと思いもした。

しかし、エベレストの三浦さんが80歳で登頂したのと比べたら、まったく理由にならない。
彼は著書でこんな風に言っている。

「結局、自分で諦めているんですよ。年をとると、出来ない理由ばかりを一生懸命考えはじめるんです」

また、こんな事も言っている。

「骨折した時もそうでした。治せば冒険が出来る、またエベレストに登頂出来る」と
諦めなかった。
すると、どんどん回復して骨もくっつく、「心が先なんじゃないですか」

この言葉が私の心の弱気相場を転換してくれた。

腰痛も心が先なのだ。

出来ない理由を考えていた自分を戒めていた。