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社長ブログ2015.01.25

モデルS

米国の大起業家であるイーロンマスク氏のビジョンに共感して、注文したテスラ社のモデルSがようやく納車になった。

注文してから丸1年になる。

結論から言うと、この車はパソコンにタイヤがついた機能的な移動手段の電子機器である。

おまけに、近い将来にはアップデートされて、プログラムされた意思をもつロボットになる印象がある。

一番目を引く機能はアプリから遠隔操作が出来る点にある。
車体が常時インターネットに接続しているので、例えばどんなに遠距離でもドアの開閉が操作でき、エアコンやサンルーフの開閉も簡単に出来て、充電もボタン一つで開始する。
要するにガソリン車に例えると遠隔操作でエンジンがスタート出来るのだ。

これは、もはや映画のシーンにある無人で送迎が可能になるという事になる。

タクシーや代行業者に変わる新しい業態が誕生する事を示唆しているかのようである。

実際に運転してみて一番印象に残ったのが、ブレーキをほとんど必要としない機能が備わっている点にある。
それは、アクセルを離すと自動的に減速する機能があり、それをタッチパネルで調整できるのだ。
車高の高低もタッチパネルで簡単に操作できる。
従来の車は車内にあるボタンで操作するのに対して、モデルSはほとんどの操作がタッチパネルで加減が調整できてしまう。

しかし、重要な課題が一つある。

それは、走行距離が想定外に短い事にある。
フル充電して、300Kmに届くかどうかである。

例えば、少し遠めのゴルフ場で1時間30分かかるとすると、ちょうど往復で少し余る程度の感じだ。

遠出するとなると心もとないのが現状である。

充電は六本木のグランドハイアットホテルにある充電施設、スーパーチャージャーを無料で利用出来て、約1時間でフル充電になる。

しかし、自宅に備えた充電機の場合はフル充電まで6時間を要する。
また、容量が60Aだとブレーカーが直ぐに落ちてしまう。

先日も、娘がシャワーを浴びているとブレーカーが何度か落ちて、大クレームになってしまった。
「パパの都合で何度も電源落ちるなんて信じられない、電気自動車なんて変な車買うからだよ!」
私もついカッときて、「お湯が出ないなら水を浴びろ!パパは毎朝水を浴びてるんだから少しは見習いなさい!」
何とも訳のわからない言い分になってしまった。

要するに日常生活に支障が出てしまうのだ。

そこで、電気容量を100Aに変更する手続きを済ませた。

今後の課題である充電システム、インフラが広がりを見せてくれると、電池残量を気にすることなくドライブが楽しめるようになる。

ガソリンの燃料費に比べて格段にコストがかからない他、地球温暖化に貢献できる社会的に意義ある電気自動車、またそれに類する燃料電池車がこれからの車の主流になるだろう。

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