痩せ過ぎた

最近、会う人から痩せたねとよく言われるようになった。

1日1食にしてから半年が過ぎた。
体重は10キロ減って、スーツもだぶついてしまった。
高校生の時の体重に戻ってしまった。

お盆休みの11日間に瞑想修行したのも影響していて、更に痩せるのに加速をつけた感じだ。
玄米を中心とした食事で、動物性たんぱく質は一切食べないばかりか、アルコールもまったく飲まなかったので、すっかり弱くなってしまった。

先週、社員の結婚式の二次会に参加したが、途中で居眠りをする始末、おまけに帰りの電車でも眠ってしまい降り過ごす場面もあり、これまでにはない失態をするようになった。

食べない、飲まない、吸わない、打たない、買わない、なんだかつまらない男になってしまった感じである。

ある人には減量中のボクサーと言われたり、また友人からは自分の父親が痩せて行く感じに近いものがあると言われた。

社員のみんなからも痩せ過ぎるとの声も聞くようになり、この辺で少しづつ食べる量を増やしていこうかと考えている。

他にも影響が出ている事に気付いた。

今日は、朝から公認会計士集団率いる会社のゴルフコンペに参加してきた。
前半はまったく気がつかなかったが、後半になり飛距離が以前と比べ落ちているのに気付いた。
前半は調子が悪いのかと思ったが、芯に当たっているのに飛距離が出ないのだ。
これは、体重減が大きく影響していると思われる。
明らかに以前より格段に飛ばなくなってしまった。

それと、キックボクシングにも影響がある。
体重減のためか、相手の攻撃に耐え得る力が減少している。
相手からのパンチやキックで簡単に後ろに吹き飛ぶようになってしまった。
要するに弱くなったのだ。

スポーツには影響が出ているので、特別なメニューで筋肉を鍛えたりしない限り、衰えは防げない感じである。

しかし、今更何かの大会に出場するとか特別な目的がないので、そこまでして肉体改造をする必要もないわけで、普通に体重を元に戻す方が自然なように思う。

まずは1日2食に挑戦して徐々に体重を戻していくのがベストだろう。

赤切符

浜松町からモノレールで2つ目の駅は初めて降りる大井競馬場駅だった。

地図で見ると品川から結構時間がかかると思っていたが、品川駅から京浜急行を利用するよりもかなり早いようだ。

歩いて向かった先は警視庁交通機動隊の部署だった。
先日自宅に届いた速度違反のための出頭要請のハガキが始まりだった。
オービスによる認識のため、本人確認をして処分の手続きに進むのだろうと思っていた。

そこは、人気のない冷たい雰囲気だった。
周辺の環境も倉庫が立ち並び、人通りはほとんどなかった。

一階に受付の電話があったので、違反担当に連絡するとわざわざ一階までお出迎えに来てくれた。

私の心中は意外と平静を保っていた。
取越苦労が一番の毒と知っているので、成るように成るとしかならないと認識していた。

2階の取調室みたいなところに案内された。

書類を見た瞬間、速度表示が130キロになっていたので安堵した。
30キロオーバーで済んだ、講習を受ければ1日で終わると。

しかし、次の瞬間に動揺を隠し切れなかった。

何と法定速度が60キロになっているではないか!
高速道路で60?、そんなバカなと思ったが、標識は確認しましたか?という警官の問いに私の思考はもはや何キロオーバーになるかの計算をしていた。

70キロオーバーだった。

いったいどんな処分が待っているのだろうか。
それと同時に車を運転しないシュミレートをしていた。

電車の移動で事足りるなと認識出来たおかげで、余計な心配をしなくて済む心持ちになっていた。

警官から当時の状況を質問されて答えて書類が仕上がった。
非常に親切丁寧に対応してもらった。
意外に思ったが、気分は悪くないので気に止めることはしなかった。

この時点では処分の御達しはなかったのだ。
赤切符を切って本人が罪を認める作業に留まる時間だったのだ。

仮に知らぬ存ぜぬと言い張っても、オービスの精度にはとても太刀打ち出来ない。
顔は鮮明に写っているし、車のナンバーから車種までくっきりと解る。

もはや、これで私ではありませんとは言える状況にはまったくないのである。

私は何の躊躇いもなくサインをした。

あとは、成るようにしか成らないと思っていたので、淡々と署名している自分であった。

後日、銀糸町にある交通費機動隊に行き処分の言い渡しがあるそうだ。

おそらく、90日の免許停止処分が下されるだろう。
講習を受けて一ヶ月半は運転は出来なくなるだろう。
罰金も10万円近くなるだろう。

これからは、車を運転しない覚悟も出来ている。

元々、車に興味もないし、運転はどちらかと言うと嫌いな方なので、ちょうど良いきっかけになった気がする。

もし、運転再開となった場合はオービスに挨拶をしたい。

瞑想修行

ちょうど10年前に京都で参加した瞑想修行があった。

今回はご縁をいただき10年前に新設された千葉での施設で修行に参加をした。

この瞑想修行は実質11日間、朝4時から夜9時まで決められた規律の元で、ただひたすら瞑想に励む修行である。
外部との接触は一切断ち、敷地からも一切出入りが禁止される。
また、参加者同士のコミニケーションもあらゆる方法が禁止される。
言葉を交わすのは勿論のこと、ジェスチャー、筆記、視線を合わせることを禁じられる。

また、携帯やスマホ、筆記用具、本の持ち込みも一切出来ない。
そして、酒やタバコ類は一切禁止である。

極限に自分との内側に向き合うことに徹する。
1人で修行に集中するような仕組みになっている。

インドから生まれた「ヴィパッサナー瞑想」である。

今回の参加者は男女合わせて50名ほどだったが、外国人が1割ほどいらした。
アメリカ、ヨーロッパ、インド、中国から来ていた。

今回の日程は8/5の夕方に現地に入り8/16午前中で終了した。

結論から言うと、とても精神的、肉体的に苦痛が伴う260時間の沈黙だった。
一番の苦痛は、自由が一切ないことだ。

日課もきちんと定まっていて、食事は朝6:30と昼11:00の2回だけで、基本的には玄米と味噌汁で、たまに温野菜や切り干し大根などが食べらる。
私は1日1食主義なので全く問題ないが、普通の人は慣れるまで時間を要するだろう。

私にとっての1番の苦痛は就寝の時間だった。
20数名が一つの空間に雑魚寝をする。
私の両隣の1人はイビキのうるさいインド人で、おまけに鼻炎かなにかでとてつもなくデカイ唸り声をあげ、もう一方の僧侶は神経質で細かく、ちょこまかちょこまか荷物の整理を夜中にやったり、朝2時から起きて色々やっているので、おちおち寝てられないのだ。
文句を言ってやろうにもコミニケーションの手段がないので、咳払いをして暗にしらせるも我が道を行く僧侶には効き目なし。
おまけに向かいの奴は、歯ぎしりが凄い音をたてている。
酒も飲んでれば寝つくかも知れないが、こんな調子で消灯時間が21:30だからたまったものではない。

1日目の夜から何でこんなところに来てしまったんだろうと、後悔するも後の祭りである。

2日目の昼間に空を見上げながら想いにふけていた。
突然に外部との連絡が閉ざされ自由が効かなくなる時間を過ごさなければならないなんて、まるで北朝鮮に拉致された気持ちになってしまう。

敷地内の活動は限られる。
5日目位にあまりの運動不足にシャドウーボクシングを端の方でやっていた。
すると、数時間後に指導者からお呼びがかった。

何かと思って行ってみると、あのような運動は控えるようにとたしなめられてしまった。
まるで子供の世界である。
行儀の悪い子供が先生から叱られているのと何ら変わらない世界である。

郷に入れば郷に従えと言うことで自らを治めた。

それほど、落ち着き払い自分の内側と向き合う事に集中するのである。

朝4時から座り始め休憩時間を何回か挟むも、夜9時まで殆ど座っている時間だから、内側と向き合いたくなくても、3日目を過ぎれば自ずと落ち着いてくる。

私は2回目なので、多少要領を得ているが、今回は改めて深い掴みをもたらしてくれた。
一日中瞑想をしているのは、自らの身体の感覚を観察しているのだ。
今この瞬間に生きる修行である。

私たちは日常において、無意識で刺激に反応して生きている。
それは、過去の記憶からの反応であり今の事ではない。
だとすると、刺激にただ反応するのではなくて、その時の身体の感覚を平静な心で観察することで、いたずらに怒りや恐れ、悲しみなどの感情に左右されなくなる。

言うは易しで、ここまでに達するには時間を要するが、ただ無意識に過ごしている人生よりも遥かに尊いことのように思う。

修行は現実現場で実践してこそ価値あるものである。

私も毎日の瞑想で、平静さを保った生き方を目指します。

社交ダンス

何年かぶりにメイクをしてステージに立った。

まさにぶっつけ本番の社交ダンスの発表会だった。
1週間ほど前に練習不足を理由に辞退を申し上げた。
皆さんの足手まといになるというか、もはや私が出演する事で発表会そのものが成り立つはずがないと思ったからだ。

メンバーの方々に連絡をしたが、Yさんからどんな状態でも大丈夫、出演することに意義があると言うメッセージをもらった。
非常に心強いメッセージに私は動かされてしまった。

やぶれかぶれで出演することを決めたが、時間を大幅にカットしてもらった。

当日会場に着いて驚愕してしまった。

何とメンバーの全員が別人のような出で立ちで、本番前のレッスンをしているのだ。
普段は化粧もせず、Tシャツにトレーニングパンツの彼女たちしか見てなかったのが、その日はバッチリメイクをし、きらびやかな衣装を身にまとっているではないか。

おまけに完全にダンサーの雰囲気で皆んなのまとまり感が抜群で、その美しさと本番に望む準備が素晴らしくて感激した。
感情が高まってくるのが自分でも感じとれた。

一生懸命に普段の練習を積み重ねてきた素晴らしいチームの姿だった。

時間がないのを理由に中途半端に練習もしない自分が恥ずかしかった。

私もこの雰囲気と彼女たちのノリに自然と気持ちが高揚していた。
メイクの効果もあり完全に隣の2丁目の住人と化していた。

プロデューサーや撮影、照明の裏方さんもスタンバイしていよいよ本場に近づいてきた。

3連休の最終日ともあって、続々と訪れる観客はあっという間に満席になっていた。

私の出番はほんの少しの時間とはいえ、緊張感が漂ってきた。
きちんとやるのではなく、役者に成りきって在り方で勝負だと決めた。

自信に満ち溢れた演技は観客を魅了する。
多少のミスはプロの審査員でもないので、目立ったりはしないだろう。
むしろ振付けを気にし過ぎるあまり、演じることが弱くなれば全体を見ている観客からするとかえって変に目立ったりする。

しかし、いざ自分の出番がきた時にはどうだったか。
演出している最中は無我夢中でやっているのでわからなかった。

後でビデオを見てわかった。

動きが固くて、まるでロボットがダンスしているようではないか。
おまけに2丁目のオカマが突然ステージに現れたと思ったらロボットみたいなお粗末なダンスを披露しているかのようである。

これが何とYouTubeにアップされてしまったのだ。

今のところ身内以外に知れ渡る手段はないと思うが、何としても知れ渡ることを止めたい。