友人の息子

一通のメールを開くと大学生からのメッセージだった。
読み始めると、もしかしたらあの子ではないかと、ある子供を思い描いていた。
全て読み終わる頃には確信があった。

こんなアクセスの方法があるのかと驚いたと同時に彼の非凡さを感じた。
従来、私個人のメールアドレスは公開していないので、名刺交換をしない限り知る由もない。
あるルートからアクセスして、そこからお知らせメールが私のアドレスに届いた。
今までこのようなアプローチは一度もなかった。
企業の営業だってこんなアクセスは発想がないだろう。

その子は私の記憶では小学生の低学年に会って以来のA家の長男だった。
家族付き合いの仲で、毎年一緒にディズニーランドに行くことが慣例になっていた。
ちなみに私を除いてだが。

当時はあまり喋った記憶はなかった。
両親とは、夫婦4人で飯を食ったりしていた。
このA家は性格が真っ二つに分かれている。
本当にどこの家族も共通点は一緒だと思わせてくれる。
まず、表面を端的に言うと、ご主人ズボラで奥さん几帳面、息子ズボラで娘几帳面。
性格が対極に二分されている。
これは、我が家でもまったく同じでり、私の知る家族や夫婦も同様である。

当時は息子の性格がよくわからなかったが、約8年ぶりに再会して父親に似ていると思った。
彼は、不動産に興味があり、イコムの取組みにも興味があるとの事だったので、直接会って話をする機会を設けた。

大学一年生になっていた彼は昔の面影を残していたが、立派な男に成長していた。
そして、不動産の賃貸経営に深い興味を持っている少し変わった男でもある。
その動機となる元が何なのか、その時はわからなかったが、父親A氏に再会する事でそれが明らかになった。

A氏は今は専門学校の財務担当をしているが、以前は銀行マンだった。
バブルの最盛期に赤坂本店勤務だったA氏は様々な経験を経て不動産に興味を抱いたようだ。

優しく、温和な性格とは裏腹にやることは大胆である。
普通の人にはない判断力、行動力を備えている。
普段接していると、普通の優しいお父さんで、奥さんからいつも怒られているイメージが強かった。

実はA氏はイコムの顧客でもある。
5年位前にトランクルームでばったり会う事があった。
その際、少し話した時に投資用不動産を購入したと聞いていたが、今ではアパート、マンション、駐車場を含む不動産を購入していて、賃貸経営が事業規模にまで拡大しているのに驚かされた。
奥さんには内緒にしているようだが、よくもここまで大胆にやれるものだと感心させられる。
それはまるで、彼女が何人もいて奥さんがまったく気付いていないかのようである。

A氏に何故そんなに不動産を買うのか聞いてみた。
彼はズバリ言い放った。
資産を増やすためだと。
資産が増えていく過程がたまらなく心地よいのだと言う。
特に不動産を外から眺めているだけで取得した余韻に浸り幸せを感じるそうだ。

そして資産形成は親子リレーの如く、バトンタッチを意識した取り組みに息子が共鳴しているのだ。
基盤作りは父親の役割、将来それを組み替えたり、アップデートする役割が息子と言う事になる。
息子は宅建試験も合格していて既にそのステージに立っている。

良い悪いは別にして、考え方が私とは正反対である。
私は一切の資産を残すことなく、子供たちはゼロから一を生み出す人物になってもらいたいと願っている。
親をあてにすることなく、自分で道を切り開けと言っている。

A氏のいる前で息子に言った。
君のお父さんが私でなくてよかったね。
うちに生まれてきたらこんな環境にはなっていない。
一方で、逆もありえる。
ドラになって衰退するリスクも伴うと。
資産家によくいるバカ息子の例えである。
あるのが当たり前の環境からどれだけ志を大きく持てるか。

A氏の息子は非凡なものを備えているだけに上手く活かして発展する素養はある。
それはさておき、彼は彼女がいないと言う。

不動産賃貸経営の勉強も良いが、19歳の若者が彼女の1人もいないとは寂しい限りだ。
小さくまとまらず、もっとはっちゃけた体験をバンバンしてもらいたいものだ。

御用達

今から遡ること5年、短期間でこれほどの快進撃を成し遂げている西武信用金庫理事長の話しを聞く機会があった。

今最も勢いに乗っている金融機関でメディアの露出度に加え、内閣諮問機関のメンバーにも名を連ねている。

経済の専門家は、これから企業が生き残る条件は次の3つだと言い切る。

海外進出、差別化、M&A

確かにその通りだと思う。

規模の大小に拘らずこれらを成し遂げない限り、変化の激しいビジネス環境で生き残ること事態、もはや言い逃れさえ出来ない状況になっている。

私の知り合いのラーメン店でもラスベガスやフィリピンに進出している。
また、M&Aに至ってはシナジーを求めて国内や海外での事例が毎日のように新聞を賑わしている。
そして、差別化は価格競争に巻き込まれる事なく、企業価値が上がる最も必要とされる取り組みである。

今回は「値引きをしない経営」をテーマとした講演だったが、非価格競争での挑戦はイコムでも声を大にして伝えている非常に大事なテーマでもある。

非常にシンプルな考え方だが、代わりがきくものは必要ないと言うことだろう。
つまり、他にも同じような商品やサービスを提供してくれる企業は、顧客から見れば価格が安い会社を選ぶからだ。
従って、価格競争になり企業が疲弊して行くことになる。

銀行でもそれは例外ではなく、特に金利競争による収益の圧迫化は合併や統合という形になって現れている。
つまり、代わりがいるからそんなに数が必要ないと言う事になる。

西武信用金庫は5年前、現理事長になってから非価格競争での取り組みに企業文化を変えた素晴らしい金融機関であった。

シンプルに言うと他社と違うことをやる。
肝は顧客にとってなくては困る必要な存在になることだ。

金利はお客様が決める。
メーンの特典をつける。
専門家集団によるコンサル能力。

などなど、細かい施策はたくさんあるが、結果的に値下げをしない事により、企業への貸出し金額、未回収率の伸びが業界ダントツトップになり、社員の給料も能力も上がり、会社が成長し、顧客も成長して喜ぶという結果を残している。

注目すべきは、西武信用金庫の顧客である企業が成長していることだ。

彼らのやっている事は、当然やみくもに値上げをしているわけではなく、やたらと金を貸しまくっていることもない。
そんな事をしたら、未回収が増え収益が圧迫されるだけである。
その未回収率も業界で群を抜いて成績が良いのは、顧客の売上げや利益が大きく伸びているからである。

これは、御用達しかない。

顧客にとってなくてはならない存在となる。
御用達を実践しているのだ。

昔から宮内庁御用達、〇〇藩御用達と言った商人がそれを表している。

顧客自身も気がついてないことを提案している。
顧客を最も知り、理解した上で既成概念を取り払い、企業に対して必要なサービスをあつらえる。
このあつらえる感覚が全員に浸透しているのだろう。

西武信用金庫の凄いところはここだ。
銀行が御用達を実践しているのだ。

こんな話しを聞いたら自分も西武信用金庫の顧客になりたいと思うのは当然ではないか。

私は翌日、西武信用金庫の支店を調べたが、埼玉には支店がほとんどない。
当然、取引もないので管轄する支店の範囲内でないと成立しない。

よく考えたら、当社の東京支社である赤坂から近い支店に虎ノ門があった。

すぐに虎ノ門支店長あてに電話をしたが、不在だったので折り返し電話をしてくれるように伝言した。
すると、30分ほどすると折り返し会社に電話があり、それは支店長でなく副支店長のN氏からであった。

さすがに初めて電話した相手に支店のトップが対応するのは躊躇ったのだろう。

N氏には経緯を説明して、取り引きをしたい旨を伝え、一度赤坂に来て欲しいと申し出た。
すると、先方は支店にお越し下さいと言う。

まぁ、よく考えたら当然だろう。
こちらが会いたいと言っているのだから、出向くのが自然である。
むしろ、来てくれと言った私がおかしいのかも知れない。

とにかく、今週の日程で虎ノ門支店に行きN氏と接見する事になった。

私の構想は既に固まっているが、実際に御用達を受ける立場に早く成りたいと思っている。
どんな事をあつらえてくるのか凄く興味深いのは勿論、快進撃を続けている金融機関とのふれあいで何か掴みを得たいとも思っている。

自動運転機能

3ヶ月ぶりに運転免許証が返ってきた。

当初は車の運転出来ない期間が3ヶ月も続くのはかなり不便だと思っていたが、実際に体験してみるとそうでもなかった。

電車と徒歩の方が運動にもなるし、仕事を併用出来る点は車よりはかどる。

しかし、その常識が覆された。

久しぶりにテスラに乗り込むと自動運転機能にアップデートされていたのだ。
それは、ハンドルが勝手に動いてブレーキやアクセルも自動的に動く。
私が何にもしなくとも、このような動きをAIがやってくれる。

もはや、車の免許が返ってきても意味を成さないのではと錯覚するほどの完成度だった。

外環道を走っている際に座席をめいいっぱい倒して寝ていたら、横に走っていたワンボックスカーの車内の人と目が合い仰天していた。

追越し車線を一定時間走っていると急にブザーが鳴り、最初は戸惑ったが一般車線へ移行する合図だった。
その際に手動でハンドル操作が必要になるが、一般車線を長距離走行する場合は熟睡しても全く問題ないし、オフィス代わりに仕事だって完璧にこなせる。

一方で、一般道路では少々異なってくる。
急に人が飛び出してきたり、バイクや自転車が進路変更してきた場合はAIが対応出来ない現状がある。
信号の認識もまだなので、前に車両があれば認識して自動的にブレーキやアクセルが動くので問題ないが、前に車両がないと信号無視をしてしまう。

例えて言うならば、今は幼稚園児である。
人やバイクの認識も学習しているのだ。
あらゆる状況のデータを集積し、学習する機能が人口知能たる所以である。

従って、運転する体験を重ねる事で小学生になり中学、高校、大学と進学するようにテスラという車が人のように成長して大人になって行くのだ。

つまり、車に乗り込む際は毎回成長しているので、その具合が非常に楽しみになる。
まるで我が子の成長を見守るかのようだ。

それに連れて世の中も進化していく。

5年後にはおそらく、タクシーやバスは無人になり、有人の運転手は存在していないだろう。

そして、10年後には空飛ぶ自動車スカイカーが登場する。
車のコントロールパネルにある羽のマークボタンを押せば、羽が出てきて空を飛ぶようになる。
東京から千葉の天然村まで20分もあれば充分だろう。

テスラ社はその程度の事はあっさりやってしまうに違いない。

50年後には火星まで3泊4日のプランを申し込んでいるかも知れない。
その時、私は100歳になるが、医療テクノロジーの進化に伴いナノロボットが体内で活躍し、事前に病気の元を察知し治療してしまう。

もしかしたら200歳位まで寿命が延びているかも知れない。

更に100年後にはもっと進化して神の領域である不老不死も考えられる。
まるで、ドラゴンボールに出てくるデンデような存在で、漫画のような世界が待っている可能性も否定出来ない。

何かこう考えるとほんの少し先の未来は劇的に世の中が変わっているようだ。

自分も会社もこのテクノロジーの変化のようにカメレオンになる必要がある。

Makuake

今朝、ブログの原稿を考えてタイトルが決まった。
それと同時にTVでワンピースが始まるのをワクワクしながらオープニングの画面を見ていた。
すると途中で画面がいきなりスイッチ。
北朝鮮のミサイル発射の報道に一瞬驚いたが、次の瞬間これで今日のワンピースは見送られると思った。
正恩にワンピースを邪魔され、バカヤローと心の底から怒りが湧いた。

50にしてまだまだ5歳のような子供である。

さて、「Makuake」サイバーエージェントが運営するクラウドファンディングだ。
業界のリーディングカンパニーで様々な挑戦のプラットホームであり、メディアとして急成長している。

昨年、クラウドファンディングに挑戦しているが失敗している。
別のメディアでコンテンツも違っていたが、初めての挑戦は苦い経験となった。

今回チャレンジしたきっかけは、経営参謀での成功事例を紹介する内容を見たからだ。
参謀では、クラウドファンディングに成功した事例を分析して、肝になっている要素を抽出し、メンバーに共有している。
参謀は様々な業態の成功を共有しているので、ビジネスが発展する要素を心得ている。

イコムでは、これを基盤として実行部隊が編成された。

リーダーを中心に3名でスタートした。

Makuakeというメディアはクラウドファンディングを通じてコンテンツを拡散する役割を果たしている。
成功報酬になっているので、目標金額に達しない場合は料金は発生しない。
一見まったく儲からない印象があるが、組織の規模の大きさに関係なくエントリーを受け付けていて、挑戦者に対して同じスタンスでオペレーションしている。
つまり、目先の利益よりメディアのバリューアップに努めている。

おかげで、Makuakeスマホサイトではトップページのトップに今回のプロジェクトが露出している。

Makuake掲載オープンは5日金曜日AM10:00にスタートした。

私は支援者を集める手助けは一切しないと決めていた。
それは、今回の実行部隊を尊重する意味もあったが、クラウドファンディングの真の意味がプロジェクトに対して共感する人々から広く資金を募るからで、関係者に支援を依頼しようとしたら仕事の影響力を使ったり、友人知人に一声かければ目標金額はあっと言う間に到達してしまう。
それでは、本来のプロジェクトに対しての共感から集まる資金とは意を反する事になる。

私はスタートとして間もなく、参謀の関係者2名へ情報のシェアを要請していた。
それは、今回チャレンジするきっかけとなった参謀に対し、そのことを知ってもらいたい気持ちと同時にプロジェクトがスタートした高揚感からくるものだった。
また、シェアの効果に期待する気持ちもあった。

FBメッセンジャーで通知すると即レスがあった。
支援者として子供を連れてイベントに参加するのを楽しみにしていると。

正直、すごく嬉しかった。しかもマッハ早い対応に感激した。
もう一方も支援者としての応援メッセージが届いた。
本当にありがたい話しである。

初日は、実行部隊がプロジェクトの企画に改良を重ね、根回しの成果もあって最初のハードルである目標金額の30%をクリアした。
これからは、プロジェクトに共感した人々への拡散がどれだけ浸透していくか、実行部隊の知恵と行動力が試される。

これからがプロジェクトのMakuakeである。

「棚田遺産」プロジェクト

https://www.makuake.com/project/tennenmura/

全国の棚田を遺産登録するネットワークを構築し、都市部の人々と地域の人々の共同作業による地域活性化の取り組み。

共感した方は是非、プロジェクトを支援いただけるとありがたい。

今年はこれを皮切りに、「アクアポニックス」、「ベジパーク」、続々とイコムの新しいサービスがリリースされる。