名探偵コナン「純黒の悪夢」

社内で映画の話に花が咲いていたのを思い出していた。
どんな映画を見ているのか、皆んなそれぞれの感想を話していた。

私も久しぶりに見に行こうと思い、調べてみると名探偵コナン「純黒の悪夢」がやっている事が判明。
50にもなってアニメを見るなんて呆れる人もいるだろう。

しかし、私の中ではコナンは別格なのだ。
ドラエモンやポケモンを見るのと一緒にしてもらうと困る。

館内に入ると小さな子供連れの家族が目立っていた。
私の席の周りを見渡すと小学生の低学年らしき子供に囲まれていた。

子供連れならまだしもと思われるかも知れないが、あにはからんやコナンの脚本を子供が理解できるとは思っていない。
私はまったく、おくびにせず早く始まらないかと思いながら席についた。

今回の劇場版はそれまでのパターンとは異なっていた。
終始ワクワクしながらエキサイティングであり、哀しみや愛情表現に涙腺がゆるむシーンも重なり、最高の作品だった。

特に黒ずくめの男たちの正体が明らかになっていく様は、謎に包まれた組織がより鮮明になり、現代のテロ組織を描写している観点で見ると面白い。
今までの定番である、眠りの小五郎スタイルで推理を披露して犯人を逮捕するパターンとは異なり、ダイナミズムを感じさせるような、まるで007の世界を垣間見るかのようなスリルを感じさせる内容にシフトしていた。

個人的には黒ずくめの男たちに興味があったので、今回でジンとウォッカのいつもの2人組に加えて、数人の仲間たちとボスのラムが初登場する場面もあり、新たにコナンの味方に2人のメンバーが参上した。
FBIの狙撃手と公安おとり捜査員の2名だ。
彼らが登場した事で従来のストーリーとはだいぶ違う構成になり、おきまりのパターンに飽きてきた大人も、楽しめる内容になっていくだろう。

黒ずくめの組織VSコナン+FBI&公安になる。
今後は黒ずくめの組織を壊滅させるシナリオとして益々エキサイティングなストーリーになるだろう。

やはり、子供が充分に理解するには困難な領域に入った感がある。
おまけに、細部に渡るかけひきや洞察などは大人でも理解出来る人は少ないのではないか。

目の前の席でポップコーンをむしゃむしゃ食べながらコーラを飲んでいる連中は、コナンの最後の決め技でサッカーボールを蹴る場面で感激するしかないだろう。

社内で映画談義の際には一押しで紹介しようと思う。

天候変化

風速16メートルの標識をアクアラインで確認した。
まさか、数時間後に倍の値になるとは考えもしなかった。

ゴルフ場に着くと風が強かったが雨は降っていなかった。
この天候が続いてくれと思いながらスタートした。

3ホール目が終わったあたりから風が強くなると同時に雨が降り始めた。
正直に言えば、雨の中でゴルフをやるほど私は好きではない。
むしろ、昨日から雨が降り始めて中止になってくれることを望んでいた。

ところが、4ホールをスタートした時点から悪天候に入った。
強風から暴風になり、雨も勢いを増して横なぐりの雨と化していた。

眼鏡は雨でほとんど見えず、おまけに暴風で立っているのもままならない。
こんな状況でショットを打っても容易に想像がつく。
打った瞬間、手ごたえを感じる素晴らしい打感がだったが、ボールが上空で止まってしまったかと思うと手前に戻る始末。
ショートホールをドライバーで打ったところで届かないのだから、もはやゴルフにならない状態。全身びしょ濡れで寒くてたまらない中、更に暴風がこれでもかと襲ってくる。
何でこんな状況でゴルフをやっているのか不思議に思えた。
一刻も早くやめたい私は我慢の限界に達していた。
これが仕事と関係なかったら、即座に中断してクラブハウスに戻っていただろう。

こんな悪天候でゴルフをやるのはもちろん初めてだった。

ゴルフに興味がない人がこの光景を見たら、さぞかし驚くことだろう。
きっと気がふれた連中が暴風に喜んで、外へ出て走り回る子供のごとく映ったに違いない。

結局、ハーフで終了して安堵した。

それもつかの間、アクアラインが閉鎖されたとの情報が舞い込む。
市原経由で遠回りして帰るかと思ったが、高速道路も数十キロの大渋滞。
あとは、一般道を走るしかない。

下道を走る道中、木が倒れていたり砂埃が舞う中で、車のフロントガラスに土埃が積もる事態になった。

こんな日は大人しく自宅で読書をして過ごし、外出は避けるべきだろう。

どんなにゴルフが上手くなっても今日のような悪天候では金輪際プレーをすることはないだろう。

スペシャリストとゼネラリスト

天然村カフェのロゴをクラウドワークスから発注してみた。
コンペ方式を採用し、期間2週間で報酬1万円という設定でスタートした。

すると、2週間後に53件の提案が上がってきた。
その中にはスペックの高い作品も多く、これだけの成果が得られるとは正直、想像していなかった。

新しく何かのプロジェクトなりを始めるには、社内外の複数の人々とチームを構成する必要性がある。
社内で完結出来ない場合、外注に仕事を発注する事になるが、このコストが劇的に変化している。
今回のロゴ発注は、従来の何十分の一のコストで仕上がった。

つまり、プロジェクトチームを構成する際、社外メンバーをクラウドワーカーのスペシャリスト集合体と、ソーシャルでは達成出来ない仕事の分野は、エッジの立った誰にも負けないスキルを持つ人物を登用することが望ましい。
そして、このチームリーダーは、社内の人物であるゼネラリストが担う。

このゼネラリストの育成が肝になると思っている。

建築現場で例えるならば、足場工事、基礎、水道や電気、サッシやガラス、キッチン、トイレなどの設備業者、大工など非常に多くのスペシャリストの集合体になるが、これをまとめる現場監督が不在だと、どれだけ有能なスペシャリストが集まっても現場は機能しなくなる。
そして、現場監督が有能ならば、安全で工事期間を守り注文通りの仕上がりになる。

この現場監督にあたるゼネラリストが、正社員のリーダーでお役どころになる。

我が社を例えるならば、エッジの立った誰にも負けない契約社員Aがいる。
Aはアクアポニックスの事業に携わる立場にいて、ホーリーバジルを育成する事に関してはスペシャリストだ。
この事に関しての熱意はすごいものを感じる。
天然村へ車で赤坂から千葉の鴨川までの道のり約90分間、車内でAは喋りっぱなしで、自らの想いとこれからの構想を熱く語ったと思いきや、話が脱線して政治の話になったりと、とにかくよく喋べるのだ。
相槌をしていたと思ったら、あっという間に天然村に到着してしまう。

Aは自らのアピールも普通の人とは違う。
これでもか、これでもかとマシンガントークがさく裂する。
話が終わらないので、どこかのタイミングを見計らい割って入る必要が出てくる。
しかし、モチベーション高く人々を巻き込むパワーを備えている。
一方で、知見を披露する場がないと、まるで塩をかけて縮んでしまったナメクジのようになってしまうだろう。

焦点が絞られ、簡潔に伝えなくてはならない商談のような場合には注意を要するが、そのあたりをゼネラリストが上手にカバー出来れば、チームとしてはかなりの成果が期待出来るだろう。

このようなスペシャリストを組織するゼネラリストがどれだけ社内で育成出来るか、これからのターニングポイントになってくる。

パリプロジェクト

パリを舞台にビジネスをしている2人と会食するため、ランチをセットした。
「マダムトキ」代官山でクラッシックフレンチ創業38年の老舗だ。
日曜日ともあって店は賑わっていた。

I氏は自身のブランドを立ち上げたショップをパリで発信している。
F氏は日本の伝統工芸を売りにしたプロジェクトを展開している。
両者がパリを舞台にしている共通項から、2人を引き合わせると同時に数年前から検討していたプロジェクトのブレストをする機会として場を設けた。

ここの名物はバターとスイーツだ。
独自の製法でつくるバターは濃厚でどんなパンでもしっくりくる。
大きなタワー型に盛り付けたバターが目を引く。
スイーツは8種類くらいをテーブルに乗せてくれその中から選べる。
まさに女性御用達と言わせる演出だ。
特にプリンとチョコのムースは絶品だ。
もちろん、フレンチ料理も美味しく盛り付けにもセンスを感じる。

料理を食べながら互いにパリでの話しに花が咲いた。
しかし、話の盛り上がりモードでタイミングよく料理が運ばれてくる。
スタッフの方が丁寧に更へ盛り付けた食材と味付けを説明してくれる。
当然、話が一旦遮断される。
このサイクルを何度か繰り返す時に思った。
微妙に会話のリズムが崩れる。
私はいちいち説明しなくとも良いと感じだ。
コースのメニューが予めテーブルに置いてあるからだ。

そんな事を思いながらパリの話をしている中で、今パリの旬は何かと言う話題になった。
それは、日本人シェフだと言う。
日本食ではなく、日本人シェフが料理する店が流行っているらしい。
もちろん、寿司やラーメンの定番もそうだが、日本人シェフが独自で創作したフレンチやイタリアンだったりが予約が取れないそうだ。
本丸に乗り込み、本場の料理で地元に愛される店として普通に存在している。
日本人シェフがなぜ本丸に乗り込んで勝てるのか。
私は不思議に思ったが、I氏曰く日本人のきめ細かさが世界で通用する要素だと断言する。

確かにそうだ、日本食で培ったDNAはじっくり素材を活かす料理法として、類い稀な職人芸を発揮するのだろう。

パリのうどん屋が毎日長蛇の列をなしていると聞いた。
それは、日本人が料理している店で、アジア人が料理している他店とは評価がまったく異なるそうだ。
普通のうどんで1800円と言うから日本の5倍近い価格になる。
パリの人々に評価を勝ち取れる実力ある日本人の料理人は大いにチャレンジするべきだと思う。
これが、数年前から検討していたプロジェクトだ。
日本人の料理人がチャレンジする場をパリで提供する。
いきなりパリで店を持つにはハードルが高い。
それは、現地のネットワークは勿論、初期コストや法律だったりする。

それらを整備して、お試し店舗として例えば半年間トライしてみる。
試験的に出店し、マーケティングを兼ねた準備が出来る場としては、日本人シェフからすればニーズが少なくないだろうと思う。

日本人シェフ御用達のお試し店舗をパリで提供する。
代官山マダムトキの会食でプロジェクトが具現化した。

スタートは6月にI氏とパリに行き物件を探す事になった。
ついでに天然村と姉妹村の関係を築く可能を探る旅にもなった。

イコムは、いよいよパリを舞台に活躍する人材を採用する時代に入った。