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社長ブログ2016.05.29

経営者タイプ

何か詰まっている、もっと伸びてもいい素養があるのに。
彼はポツリと言った。

組織を考える時にトップが全てにおいて原因している事に行きつく。
つまり、詰まりの要因はトップにあるのだ。

その本質をズバリ見抜いた人物がいる。

通称イトゥ、観察力が卓越している。

大宮本社を訪れた際にも本質を見抜き、本社移転のきっかけに導いた男である。

約4ヶ月コンサルの付き合いで確信を持ったようで、私の詰まりが何かを見抜いていた。
それは非常にシンプルで経営者のタイプにより経営手法が違うように、タイプと経営手法がマッチしているかどうかだ。

それが、私の場合マッチしていなかったのだ。

ボトムアップの組織にするべく、私は二歩も三歩も引く立場として経営していた。
それは、既存事業が軌道に乗り始めた6、7年前からだろうか。
従って、それまではトップダウンによる経営手法をとっていた。
そのトップダウンが私の経営者タイプのようで、ボトムアップ型組織を率いるタイプではないことに合点がいったのだ。

イトゥはこうも表現していた。
私と同じタイプでスター型だと。
つまり、会社としてもっと前に出て目立つような振る舞いや経営手法にチェンジする必要があると言う事だ。

最初の3割は自ら現地、現物、現場で事業を育て、あとの7割を引き継ぎ、それを繰り返すことで事業、組織を発展させる手法が最も適しているようだ。
例えるなら、畑で野菜を育てるのに種まきから苗に育て更に成長した3割位でバトンタッチするイメージである。

翻ってみると、新規事業でボトムアップ型でやっていた部署は、うまく行っていないのがわかる。
つまり、最初の3割もボトムアップにしていたからだ。
自分の認識では、トップダウンよりボトムアップ型組織の方が望ましいと思っていたからだ。
しかし、タイプに合った経営と理想とする経営は区別するべきで、これまでは混同していたに過ぎない。

ボトムアップ型組織を率いるタイプとして理想な人材も当社にはいる。
私がトップにいる限り会社に反映するのはトップダウンしか発展しないようだ。
最初の3割をスターが担う。
そこにはマネージャーやサポートチームが存在するのは必然で、クリエイティブの資質を兼ね備えた人物である必要はない。
そのような人物は既存事業をアップデートする役割になるだろう。

このように、イトゥの本質を見抜く力により自分のタイプを認識できた。
詰まっていた要因が明らかになり、本社移転を機に明るい色彩を用いたり、オシャレなデザインのオフィスを解放するなど、振る舞いをもっと目立たせる事で私の本質キャラをもっと前に出していく事になるだろう。

これから始まる5つの事業コンテンツをゴリゴリ前に進め、3割でバトンタッチする事で、ヴィジョン実現に導いていきたい。

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