お披露目会

いつからかだろうか。

無意識に自らを目立たないようにしてきたようだ。

学生時代は音楽祭や各種イベントでエンターテイナーぶりを発揮していた。
むしろ、主張が過ぎて先生から殴られたり、問題児扱いされていた。
社会人になっても、その振る舞いは変わらず、宴会やら場を盛り上げる役目を担っていた。
服装にしてもセンスは別にして明るい色や派手な格好を好んで選んでいた。

それが、ある時期から徐々に変わってきたようだ。
20代中盤くらいからだろうか、なるべく目立たないようにしてきたようだ。
いわゆる日本人のDNA的な自らの主張を抑制するような、無難に治める傾向が徐々に定着して小さな枠にまとまってしまったようだ。

今回のお披露目会のような、外部に向けて目立った行為をするのは今だかつてなかった。
23年になるが何周年記念のようなイベントもまだ一度もやってない。
イコム創業以来初めての試みになった。

きっかけになったのは、外部から見た時にもっと目立った方がより結果に繋がるし、時代がもっと自己主張をして行くゾーンに入ったとの感触を得たのが動機となった。

今回のお披露目会の目的は新しいオフィスを全て公開し、全体の雰囲気を感じていただく機会にするのが表向きの趣旨だったが、入社2年目のS社員が常務代理として、実質全社員を牽引して新しいチームイコムを組成するべく、Sのお披露目会が本来の目的とするところであった。

どんな趣の会にするのか、当日まで知らなかった私は朝出勤してみると、各社員が各々楽しんでいて、来訪者への歓迎の雰囲気を自然と創り出していた。
それは、やらなければならないという受動的なものとは違い、自分たちチームで仕事を創り出している能動的なものだった。
表現を変えると、仕事をやっているフリから、自ら仕事を生み出している、まさにトランスフォームを垣間見た瞬間だった。

普段の仕事においても、こんなイメージでやっていけば、かなり面白い会社に変容するだろう。
実際に各メディア媒体からの取材やPR映像の製作に協力したいオファーを幾つか受けた。
シフトしてから間もなく、このような要請をいただくのも、前面に目立つ動きをしたからキャチアップが可能になったわけだ。

まさに、自分たちの主張を前面に出し、Sを中心に若いエネルギーを集約すれば、それはまるでドラゴンボールの元気玉ように不可能と思われる事も突破出来るに違いないだろう。

イコムの今後の動きに注目していただきたい。