パリからロンドンへ

パリ入りしてからの初動がタイムリーだった。

全ての物事が順調に進み、次のステップのロンドン入りを果たす事が出来た。

パリの弁護士事務所で契約を締結した。
約4ヶ月間交渉の末に店舗物件を取得し、
icom paris 現地法人の設立、銀行口座開設の手続きを終えた。

イコムの買主側弁護士、売主及び売主側弁護士の4者が集まり契約書文言を修正して互いにサインをした。

契約書にサインをするのは最後のページだと当たり前に思っていたが、全てのページにイニシャルでサインをするように言われ驚いた。
フランスの契約書は約50ページにも及び、1枚づつサインをする。
それを互いに持つため、何と100ページにも及ぶサインに最後はアラビア文字と間違えるかのようになり、あわてて修正する始末、おまけにフランス語なので弁護士の言われるままに、意味も解らずただただサインをする作業に虚しさを感じていた。

しかし、参入障壁の高いパリの人気エリアに取得出来たこともあり、契約締結時は気分が高揚していた。

日本全国からの地方郷土料理や特産物をパリで売り込むポップアップ店舗として、1ヶ月から3ヶ月の期間、ブランディング及びパリマーケットへの商品化、マーケティングのチャレンジの場として、パリへ名乗りを上げるステージを用意する。
特にローカルな地方の酒や醤油、味噌などの本物商品はパリジェンヌには大人気である。

そして、パリの次はロンドンに準備する。

早速、ロンドンのエージェントとアポを取り、sohoエリアを中心とした店舗回りを案内してもらった。

ロンドンは昼間でも氷点下でブルブル震えながらの視察となった。
ローカルなイギリス料理店でランチをしながら、近況をヒアリングした。
EU離脱の影響が大きいようで、今後の展開がどうなっていくのか模様眺めで、積極的な投資は控えめになっているようだ。

しかし、ポンドは3年前と比べると半値近くに下落しており、買い物するには今がチャンスだと感じた。

ロンドンはパリと違い出店の障壁はそれほど高くなさそうだ。
ビジネスマンが圧倒的に多く、通勤ラッシュ時は東京のそれと同様の光景だった。

一方で、パリはロンドンと比べ1時間ほどラッシュ時刻が遅れている。

やはり、パリは食事や芸術を楽しみ、気の合う仲間と会話をしている時間を最も大切にしている印象がある。

ロンドンの文化とは鮮明な違いを感じた。

先ずは、パリを軌道に乗せてロンドン、ニューヨークへと日本文化を発信していきたい。