四方山話

お酒が入ると勢いがつき、よりパワーアップする姿を見せてくれる。
長女と飲むとつい飲み過ぎてしまう。

それにつられて二次会に行こうものなら、時間無制限になるので、最近はさっさと帰っている。
先日も一緒に飲んで帰路につこうと歩いていたら、キャバクラに行きたいと突然言い出した。

10時を過ぎていたが、一瞬考えて足を止めた。
一緒にいたのが長女の同期Tだったが、彼はキャバクラに行ったことがないようで、興味もさほどあるように感じなかったので、今夜はやめようと長女に言った。

すると、行きたい、行きたいの連発で、駄々をこねる始末。
それはまるで、おもちゃを買ってくれとばかりにその場を動かなかった幼少の頃を彷彿とさせるようだった。

ついに根負けして買ってしまう記憶があるが、まさかキャバクラで駄々をこねる子になるとは、思ってもみなかった。

この子は何でそんなにもキャバクラに行きたいのだろうかと考えていた。
そもそも親子でキャバクラに。。

すると、ワンセットでもいいから行こうと言う。
ワンセット、ワンセットで帰るから。

一瞬迷ったが、いやいや、あいつがワンセットですむはずはない、どうせ勢いに巻き込まれ、こっちも調子に乗って延長の連発になるだろう。

娘のペースにハマるまいと我に返って、冷静な判断をしようと思い立った。

いや、今夜はやめておこう。
パパはもう寝る時間だから早く帰りたいんだ。
行くぞと言ってその場を離れた。
さすがの娘も一人でキャバクラには行けないだろう。

あとは、Tと二人でBarに飲みに行くと言うので、一人足早に去った。

愚直

人形町の路地裏にある店に入った。
まるで昭和時代の食堂のような雰囲気だった。
しばらくすると、元社員Nが入ってきた。
少しふっくらとした印象だった。

外部パートナーA氏の馴染みの店で、元社員Nと3人で会食の場を設けた。
2人は初対面だったが、仕事に共通するものを感じていたのでセットしてみた。

Nが新しい職場でスタートしてもうすぐ1年になる。
入社した時の社員数が20名だったが、今では80名近くに急拡大しているらしい。
アウトドアのWebメディアを展開している。

Nは入社してから半年で編集長に昇格した。
それは、誰よりも早く出社して徹底した掃除を愚直に続けた結果だった。
この掃除を愚直にやり続けることで信頼を勝ち得たのだ。

さらに、増員に伴い本社移転のプロジェクトリーダーを任されている。
誰がやってもつまらなくて苦痛なこと。
これをコツコツ続け積み重ねる。
これこそが、シンプルで1番近道の成功法則である。

A氏曰く、最も評価すべきは、Nが転職してもそれをやっている事が凄い価値のある事だと言っていた。
イコムで培った愚直さを他社で発揮していることは、経営者にとって大変嬉しいことである。

A氏もそのタイプでビジネスWebメディアを展開していて、4年あまりで大きな影響力をもつ媒体に発展している。
毎日記事を掲載していることが要因しているようだ。
この毎日続けることが、愚直に勝るものはないと証明している。逆に言えば続けることが出来る人が少ないのだ。
普通の人は大抵の場合、最初はやるが途中からやらなくなるのがパターンになっている。
おまけに、近道とばかりに一足飛びのやり方を選択して、元の木阿弥になる人が少なくない。

更に次のステップが気づきである。
愚直に掃除を続けていると、周りの環境に新たな気づきを発見する。
花や飾りを設えたり、サインで視点を意識してみたりと、単純に続けることから改良を積み重ねながら、継続することを重続と呼んでいる。

イコムの源流はこの愚直に重続することにある。
愚直に重続する事でA氏、N共々発展していきたい。

企業文化

青山通りに面した敷地にはスケールの大きなビルがそびえ立っていた。

特に印象的だったのが、敷地全体から見ると非建物部分が広大で、都心の一等地を贅沢に使ってた。

エイベックスの新社屋に訪問した。

昨年12月に完成して引っ越しもままならない中、担当者Y氏は、受付まで出迎えてくれた。

ミィーティングルームに通されて再び驚かされた。
富士山が鮮明に映り、くっきりと抜けた景観は渋谷から西へ広がっている。

オフィスはカッコよく、オシャレで最先端機能を備えていた。
社員の出退勤はスマホからワンタッチ、位置情報により誰がどこにいるのか、社内の平面図に各社員の動きがスマホ画面から見れるアプリになっていた。
フリーアドレスに最適なアプリを社内で開発している。

Y氏の話を聞いていると、エイベックスの強みである、アーティストとライブなどのコンテンツの強みを更に生かしたビジネス展開をしているという。

立ち止まっていると置いていかれてしまう。Y氏の発言が印象的だった。
エイベックスの企業文化がそれを物語っていると感じた。

話しているうちに脳が活性化しているような感覚があった。
何もかも新鮮で、音楽業界の枠を超えた発想でビジネスを展開している。

異なる業界の大手企業にアライアンスを提案し、ブランド同士のシナジーを生み出す発想である。
新しい企画を練り、チームでブレストして、2、3名で提案に行くそうだ。
各人は2、3年異なる部署にいたキャリア同士のため、それぞれの角度からクライアントとブレスト出来る点では、1人でやるよりも大きな成果を出しているようだ。

変化の激しい現代では、新入社員から2、3年で部署をフレキシブルに移動するのは、必然なのだろう。

久しぶりに脳が活性化してワクワクした時間を過ごす事が出来た。

素材

うーん、思わず唸ってしまった。
この素材は地元でも滅多に口にすることはないだろう。

友人Fの家族に招かれて松戸にある小柳亭に訪れた。
千代田線で松戸駅へ向かった。
駅でファミリーが迎えてくれた。

5分ほど歩くとビルの2階にある。
看板からは冴えない居酒屋のオーラを放っていた。
一瞬、ここに行くのかと思ったほどの雰囲気だったが、程なくしてそのギャップを衝撃的な素材が証明してくれた。

それは、貝だった。
海鮮焼きとして七輪で焼く素材は、ホタテ、ハマグリ、サザエ、カキ、アワビ、などがある。
これの素材がとんでもなく凄いのに驚いた。
特にホタテ、ハマグリは本丸を超えるのではないかと思わせた。

ホタテは大きくて甘みがあり、焼いたあとにハサミで切らないと口に収まらないのだ。
ハマグリは、焼き加減を間違わなければ、柔らかな食感と貝の風味を堪能できる。
これらの感覚はちょっとないだろう。

北海道のホタテ、九十九里のハマグリ、これらの地元でもこれほどの素材はないと思う。
しかも、コスパ抜群の良さがある。
もはや、コスパを考慮すれば本丸をはるかに凌ぐ感動がある。
こんな素材がこの松戸にあるなんて、まったく理解出来なかった。

Fに聞いてみると、仕入れルートが特別にあるようで、普通は赤坂の料亭や銀座の割烹料理で出される素材のようだ。
つまり、○が一個違う世界である。

昨年の暮れにもFファミリーに赤坂の居酒屋に招かれた。
まるしげ夢葉家、ここもビルの2階にあって、惣菜のバリエーションが豊富で、普通の居酒屋にはない素材が味わえたりする。
ここもコスパ抜群の店だった。
あの後、3度ほど行かせてもらったが、連日満席の大賑わいに圧倒されていた。

Fファミリーは本当に気の置けない存在である。
人情味あふれる、温かい心でもてなしてくれる。
一緒にいてとても幸せな気持ちにさせてくれる。

気の置けないと言うと、逆の意味に捉えがちだが、気が許さない、油断出来ないとは反対の意味だと、念のため確認する。