勝ちパターンの方程式

空間デザインを得意とするレストランプロデュースT氏と飲食のシェフ(職人)達が上手に組んでシナジーを出している。

T氏と知り合って10年になるが、レストランのプロデュースは年々磨きがかかり、ここ数年で勝ちパターンの方程式を見出したようだ。

統計からすると飲食店を開業して3年で8割が店じまいする。
それは、シェフが修行中に学ぶ料理の技術とはまったく異なる分野の経験なり知見が必要になってくる。

それは、お店を経営する視点に立つと、店づくりのセンスやコスト管理、マネジメントからマーケティングや資金調達まで、様々な要素が絡んでくる。
おしなべて、この重要な要素が欠如しているシェフが少なくない。

彼らははひたすら技術を磨いて、誰にも負けない料理を作る事に注視するが、それだけでは3年以内に店じまいの運命をたどる事になる。

お客様一人当たりの単価、コスト管理、空間をいかにセンスよく見せるか、店の規模感などを考慮して、勝ちパターンの方程式をいかに見いだせるかにかかっている。

T氏はその方程式を構築し、上手にシェフと組んで成功している人物である。

お客様の単価×店舗面積×空間

これらの数値を把握していて、港区を中心に異なる業種のレストランを次々に出店している。

腕利きの職人を組織して、ブランディングする事で、六本木ヒルズや表参道の一等地のテナントビルからオファーが来ている。
有利な条件提示により、好循環となって出店する状況を生み出している。

もちろん、中には赤字の店舗もあるようだが、PR費用と考えれば十分採算に合わだろう。

プロデュースと技術の見事なまでのコラボレーションによりWinWinの関係を構築していた。