BIO Marche(ビオマルシェ)、オーガニックな素材にこだわった商品を扱うマルシェを東京ミッドタウンで開催している。

主催者のT氏へミッドタウンの事務局からオファーがあったのがきっかけとなり実現した。
T氏とは友人で姫と呼んでいる。
前世でヨーロッパのお城に住んでいたようである。

姫にはオーガニックのこだわりがあり、出店者の応募に対してもかなり厳選している。
オーガニックまがいな素材はパス、産地から原料、生産過程に至るまで、本物の有機だけをチェックしている。

毎月、第3土曜日、日曜日にミッドタウンのガレリア入り口付近に20店舗ほどのテナントが出店している。

本日も晴天に恵まれて、お昼過ぎには沢山の人で賑わっていた。
姫を訪ねてみると、テナントの意見も様々らしい。
期待通りの集客がないとか、売上に結びつかないだったりと、ネガティブな声が少なくないようだ。
一方で、東京ミッドタウンに出店していることを外部へPRしたり、積極的に捉える事で成果を出しているテナントもあるようだ。

しばらく歩いてみると、概ねテントの中で座ってお客が立ち止まるのを待っているようだ。
積極的に声をかけることもなく受動的な姿勢である。

あっ、その店を見かけた瞬間に何かが違うと感じた。
すると、試食はどうですか?元気な声で白のユニホームを着た若い女性スタッフが声をかけてきた。

吸い込まれるように導かれて、試食のグラノーラを手にとっていた。
口に入れて感触を確かめると、美味しかったので購入しようと商品を手に取った。
すると、直ぐにチョコレート味もありますよー!テントの中にいる別の女性スタッフが声をかけてくれた。
これもなかなかいけたので、購入しようと商品を手に取った。
すると、またテンポよくアナウンスがあった。
今度はお酒のおつまみにピッタリのしょっぱい感じのやつだった。
思わずそれも手にとって口に含んでいると、3つで2980円というチラシが目に入った。
自然と勘定を済ませていた。

そう、彼女たちは3つ買っていただくオペレーションを体系的に実施しているのだ。
試食から入り、ユニホームの統一感と明るい表情で声をかける。当然、好感が持てるし自然と吸い込まれるように足が止まる。
そして、テンポよく商品を勧める。

全てのテナントが同じ環境におかれている中で、グラノーラの店は商いを素晴らしくやっていた。
能動的に動く事で、環境次第ではなく、本人達でどうにでも成果が出せるよいお手本を見せてもらった。

姫に感謝である。

メジャー

マンハッタンの人々は歩くのが早かった。
あさか、あの次男について行くのに足がこれほど重く感じるとは驚いた。

イーストビレッジの物件で待ち合わせをしていた。
エージェントのO氏は次男も色々世話になっているようだ。
勝手な思い込みだったのだが、会った瞬間O氏が女性だった事にびっくりした。
おまけに綺麗な方だったので、またもやびっくりした。
頓珍漢の極みである。

マーケティングを兼ねた賃貸物件、店舗、一棟売りのビルやコンドミニアムをご案内いただいた。

移動中のメトロでの話が印象的だった。
日本の大学を卒業してからニューヨークに入り、不動産の道へと進み13年になるという。
新人の時から仕事は教わるものではなく、体験を通じて学ぶことだと、ドブ板営業からスタートしたそうだ。
様々な障壁を乗り越え、現在はトップリーダーのポジションを勝ち取っている。

O氏は長らく見ている中で、日本人はニューヨークではなかなか育たないと。
3年もたずに帰ってしまうようだ。
それだけ、このニューヨークで生き残るのは厳しいようだ。
確かに物価は高く、普通の人がレストランで食事をするには、日本の3倍ほどの予算が必要になるだろう。
まさに、生活の為にギリギリで働くような状況を強いられる。
普通の人ではなかなか難しいのだ。

O氏はコツコツ努力を重ね、失敗から失敗へ情熱を失わずに進んできた。
しばらく日本に帰ってないし、帰るつもりもないようだ。

一通り見て感じた事は、マンハッタンはニューヨークニューヨーク、メジャー感が圧倒的である。
ブルックリン、クイーンズ、ニュージャージーはニューヨーク、東京も同時にリトル感は否めない。

このメジャーで次男がどこまで踏ん張れるか、見守っていきたい。

不動産王

ニューヨークでの生活も9日になった。
毎日歩いてマンハッタンを縦横無尽に歩き尽くした。
足が腫れるほど歩いて少々疲れている。
ハーレムとアッパーイーストに宿を取って良かった。
おかげで、街の特徴が掴めたほか、ローカルなレストランやカフェ、ハイエンドな会員制クラブまで行く事が出来た。

不動産王のサムとは彼がメンバーシップのクラブで対面する事が叶った。

グランドセントラルから歩いてすぐのビルに案内されると、社交場として限定された仲間たちで賑わっていた。
サムはデニムにピンクのシャツの姿で現れた。
とてもVIPには見えない印象だったが、話しを聞いているうちに、不動産王の異名を持つ理由がわかった。
彼はスケールの大きいデベロッパーだった。
3Dプリンターで商業ビルを建築するプランや、マンダリンオリエンタルホテルを出口戦略とするカンボジアのプロジェクトまで、多岐にわたるデベロッパーとして活躍している。
もろもろ質問してわかった事は、これから発展するエリアを見越している点だった。
マクロに捉える事で見える景色が違ってくる。
そんな印象を持った大変貴重な時間を過ごす事ができた。

サムとは65年生まれの同じ歳。
女好きの匂いがしたが、自慢の彼女の写真を見た時に薄笑いを浮かべていた。

明日はサムの先見エリア、クイーンズ、アストリアへと足を伸ばしてみたい。