コスパ

街を歩いていると、ワンコインで食べられる店が多いのに改めて驚きを感じる。

朝はマックに並ぶサラリーマンで溢れている。
吉野家や富士そばも同じように、ドトールの大型店も満席状態が続いている。

モーニングからランチまで500円で済む。
もはや、世界の先進国では圧倒的なコスパを誇っている。
改めて購買力平価の状態で考えた場合、日本でのクオリティの高さは、世界最強の潜在力があるのではないか。

それは、ワンコインに限らず普通のランチを体験しただけでも驚愕のコスパを誇る店がある。

青山にある「望洋楼」は福井県のアンテナショップを代表する格式高い老舗料亭である。
夜は1人3万円コースになるが、ランチのコスパは半端なくいいのだ。
海鮮丼やもち海老天丼など、素材は変わらずに1500円でいただける。
高級料亭の大盤振る舞いである。
もし、パリ、ロンドンやニューヨークだったら軽く3倍は超えるだろう。

六本木にある「意気な寿し処 阿部」ここのランチも最高なコスパを披露している。
本格的な江戸前を1100円(税込)でいただける。
酢の物とお椀がついて、この価格は鮨のクオリティの高さから大変お得な感じを受けるだろう。
土日も11:30から営業している。

その他、天丼や中華、イタリアンなど夜のコースではありえないコスパをランチで体験できる店はたくさんある。
もちろん、夜のコスパがいい店もあるが、ランチのお得感は世界的に見ても圧倒的な競争力があるだろう。

弱気相場

明らかに違っていた。
半年前の状況に比べて空き店舗が増えていた。
マンハッタンの街を歩いて感じた。

マンハッタンでもsoho地区やnoho地区といった流行の発信拠点で知られているエリアでも、店舗が空いている状態に転換期を感じていた。

つまり、今までは大家が強気で通してテナントが入っていたが、今ではその賃料でテナントがつかないのだ。
これから賃料を下げるタイミングを見計らっているだろう。
行き過ぎたものは、必ず戻りがあるように、価格変動もこれから本番を迎えるムードが漂っている。

物価もそれを如実に物語っていた。
ニューヨークのレストランで普通にランチを食べると3人でさらっと1万円を超える。
メニューの価格も高いが、税金とチップが加算される。
東京の2倍強の相場である。
これが毎日続くとなると、普通の人は生活が難しくなる。
同じ事はサンフランシスコでも見られた。
ホームレスが急増していて、至る所で見られたし、物価が高すぎてサラリーが追いつかないのだ。

行き過ぎたものは戻るという原則から、アメリカの物価も弱気相場に入ると見ている。

日本の不動産も転換期を迎えている。
東京オリンピックまでは、地価は上昇するだろうとの見方は一蹴されるだろう。
既に弱気相場に転じている。
最近、買い取ったビルやマンションが思うような価格で売れないと言った声を聞くようになった。

水面下での不動産大セール、半値八掛け二割引が来る日が近づいている。

ニューヨーク

ここまで違うのか。

カリフォルニアからニューヨークに入った直後、鮮烈な印象を受けた。

ホテル全体がエンターテイメントと化していたのだ。
いきなりニューヨークモードに変わり、8時間前のカリフォルニアとは真逆の世界に入っていた。

パブリックホテルのルーフトップはヤバかった。
次から次へとハイセンスなニューヨーク女子たちが入って行く。
外まで大行列になっていて、大騒ぎになっている中を一人たたずんでいた。

次男とフロントで待ち合わせをしていたが、クリスティーナとのデートで遅刻をしてきた。
半年ぶりのニューヨークでの再会になる。

2人でルーフトップに入ると、そこは若者でごった返し熱気に包まれてた。
マンハッタンの夜景を一望しながら、エキサイティングにダンス&トークで盛り上がっている。
段違いのスケールに圧倒されていた。
ニューヨークの中でも人気スポットだけあって、夜中の1時を過ぎても行列が止むことはなかった。

部屋に戻ってビールを飲みながら、マンハッタンでの仕事ぶりを聞いた。
最近仲良くしている数人の人物がいるというので、滞在中に会えるようセットした。

ひとりの人物はイラン出身の60代の女性Mだった。
彼女は40年マンハッタンに住んでいて、アートの世界では実力派でCHANELやGUCCIなどブランドのデザイナーを手がけている。
自宅に招いてもらったが、超高級コンドミニアムで、マンハッタンを360度見渡せる一等地だった。
Mは状況や人物の洞察が達観しているようで、優しく落ち着き払っていた。
次男とは意気投合しているようで、2人とも楽しそうだった。

その後、数名の人物と接見したが超エリートにもかかわらず、如才なく接してくれる人間力の高い人物たちだった。
中卒の次男だが、そのような人々と自然に触れ合える環境を作り出している事に光明が差していた。

人生最大のイベント

カリフォルニアでの全日程を終えて、ニューヨークへ向かっている。

ラリーニッポン10周年は、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジからスタートした。

横浜港から車を運んで、総勢50台のクラッシックカーがサンフランに集結した。

南へ向かい約1300キロを走行したが、海岸線のドライビングコースは息を呑むほど美しく、ダイナミックな景観が広がっていた。

最大のイベントはラグナセカのサーキット場でレース体験をしたことだろう。
名物のコークスクリューはドライビングの見せ場で、一歩間違えるとあの世行きのスリルがある。
このラグナセカを貸切してバトルごっこを楽しめるのは、二度と体験出来ないだろう。

今回のイベントを象徴する企画に、ラリーニッポン代表の小林雄介氏のプロデュース能力が発揮されていた。

ラグナセカの他にも、名門ゴルフ場のペブルビーチ18番コースでのランチ会や、全米で3つに入るモントレーベイ水族館での貸切ディナーなど、横のネットワークを駆使して、人生最大のイベントに仕上げ、参加者を唸らせていた。

参加者の多くは社会的地位も高く、様々なイベントや旅に出かけているだろうが、皆一応に人生最大のイベントだと言っていた。

一方で、運営サイドの仕事は困難を極めていた。
日本の車をそのままアメリカで走らせ、様々な公共機関に配慮して、準備を進めていたがイレギュラーは何度となく発生していた。
リタイア組みのフォローから、車の移動と共に積載の段取りなど、休む暇なく思考を巡らせアクションしていた。
代表の小林氏は言う。
全員が事故なく無事に帰国するまでイベントは終了しないと。