ディブリーフィング

今年を振り返ると同時に、来年に向けた心構えを整える時期になった。

天然村に入りディブリーフィングをしていた。
それは、今日までの経緯や経験などを心理的な側面を中心に、詳しく話をすることである。

今年の天然村のテーマは価値の最大化であった。
あえて、収益を捨て平日に5人の人々が天然村に定住している状況をつくることにコミットしていた。

責任者のYとディブリーフをして気づいた事があった。
彼は自分の武器を最大限に生かしていないという事実を発見したことだった。

Yは採用責任者だった頃、すごいパフォーマンスを発揮していた。
優秀な人材を確保してきて、素晴らしい実績を上げていた。
人を集める事に関しては、コミニケーション能力である武器を存分に発揮していたのだ。

しかし、それをビジネスに絡めると武器は機能しなくなる。
思考が複雑になることで、本来の持ち味が出てこなくなるのだ。

ディブリーフをしてそれが明らかになった。

Yの真骨頂は、人を惹きつけて集めることである。
それは、彼の言葉から発せられた。
「採用なら片手間でも簡単に実績は残せますよ」

新しい取り組みに、自身の発想を組み合わせ、それを情報発信する事で、彼の武器であるコミニケーションによって人々が集まってくる。

そのプロセスにビジネスの構造を組み込むと、途端に回路が複雑系になって錯綜してしまう。

それを手放すことで、コミットは容易に達成することは互いに理解した。
しかし、無意識でいるとビジネスに結びつけようとなる。
ビジネスマンにビジネスに結びつく事をするなと言っているのだから、ちょっとおかしいって思うのが普通だろう。

ビジネスを手放すのは本末転倒のように感じるかも知れないが、結果としてそれを実行する事で、天然村のテーマである価値の最大化が実現できる。

ディブリーフを終え、来年に向けた心構えが整った。

人の武器は環境を整えてあげる事で、発動するということだ。