満月とはじまり

満月の夜だった。

そこに入ると男女の若者2人がイベントの準備をしていた。
クラフトビールとフランス大使館で腕を振るうシェフお手製のオードブルが美しく並んでいた。

参加者は9名、初対面の方が4名おられた。
宇宙人と思われるメンバーが集い、ゆるい感じでスタートした。
おしなべて皆さん感性の鋭い方々だった印象がある。
年齢も若く20代が半分くらいで、年長者としては非常にフレッシュな空気の中、終始心地よく自然体でいられる事が出来た。

不思議だったのは、これから縁が広がって親しくなるような感覚が湧いてきた。
みんな頭で考えるタイプより感覚で世の中を取り入れ、感覚で世の中へ表現するタイプである。

参加メンバーの中に長男が参加していた。
事前に興味があるので参加したい旨の連絡を受けていた。

彼も変わり者で、コミニケーションが普通に出来ないようで、しばしば不審者のような振る舞いをするようだ。

最近、友人のアーティストTを紹介したところ、しばらくして彼のショップに行き作品を買ってきたものを見せてくれた。
こちらとしては、一度紹介しているのでTとは普通にコミニケーションしていると思っていた。

それから間もなく、Tとランチをする機会があり、そのことを伝えたところ長男が来た事を知らなかったようだ。
少し間をおいて、Tは思いついたように苦笑いしながら言った。

「あいつだったのか。そういえば、サングラスをした怪しいやつが1時間近くショップをうろうろして、身に危険を覚えたよ」

そんな変わり者の長男も満月の夜に出会った魔王のようなA氏とご縁があるようで、将来はA氏の部下として働くような仕掛けになっているようだ。

この満月の夜からはじまるコミニティが楽しみである。

思いが全て

一通のメールが届いた。
送り主はシングルマザーだった。

社長ブログより、採用に関する情報発信をしたところ、メールアドレスを見て直接連絡がきていた。

シングルマザーであるUさんとランチで面会することになった。
彼女は、昨年離婚したようで小学生のお子様2人と暮らしている。
子育てと仕事に関して、離婚後に改めて直面する問題に悩まれていた。
それは、生活の場面で社会的な信用と経済的な壁が大きく立ちはだかっていた。

3人で暮らすアパートを借りる時に、シングルマザーのパートタイマーという理由で、契約時の審査に支障をきたす場面があったようで、保証会社に加入する条件の他に、第三者の連帯保証人をつけて本人の銀行預金残高証明書まで要求されたようだ。

また、将来の子供の成長を考えると今の狭いアパートから引っ越して、広めのマンションを購入したいと言っていた。

課題はシングルマザーの働き方と社会的地位の確立にあるようだ。
女性の時代とはいえ、まだまだ男性中心の社会構造になっている状況は否めない。

子育てと仕事の時間をマネージする中で、夜の食事の支度や朝のお弁当を作る時間、子供たちの話しを聞く時間など、お金で解決する手段はあるが、経済的な余裕がない状況では、彼女が全てやらなくてはならない。

現在パートで働いているUさんは正社員を希望している。
社会的な信用を得ると同時に、名刺を持ってお客様と対面する仕事にやりがいを見出しているようだった。

現在直面している状況の中でも、はっきりとヴィジョンを持って直面を創作していた。
すなわち思いがあれば実現するこということだ。
自分の中の思いが全てだと思う。

Uさんの採用には至らなかったが、どんな環境であろうが彼女は直面を創作しながら夢を実現する事になるだろう。

宇宙人会議

野鳥のさえずりがピィーピィーと鳴り始めた。
窓を開けて早朝の澄んだ空気を吸い込む。
自然との一体感を感じて瞑想していた。

この瞬間とても幸せな気持ちになる。

天然村の朝はもっともエネルギーをチャージ出来る時間である。
心にゆとりが生まれ、ゆったりとした時間を過ごしていた。

ここ1週間で2組のゲストを迎えた。
不思議と共通する点があった。
両者とも宇宙人である事を認識している。

Mさんは、自動書記のように絵を描いてくれた。
もちろん、彼女の意識ではなく、偉大なる宇宙の源からのエネルギーで約3時間で仕上げている。
最初は対面していたが、夜10時を過ぎて飲んでいたこともあり、30分もしないうちに寝てしまっていた。
朝起きると、何と壁に絵があり神龍が宇宙をバックに描かれていた。

内側にあるエネルギーが神龍として実在していたのだ。
それは、まるでドラゴンボールに出てくるあの神龍のようだった。
自分に内在していることに驚きと同時に喜びが込み上げてきた。
彼女が媒体となり顕在化してくれたことに深い感謝がある。

Aさんは、同じ能力の持主であるが、東京での生活にエネルギーチャージが必要になっていた。
HPが3未満になっていて、回復を要するタイミングになっていた。
彼女は大の料理嫌いで、日常は嫌々台所と向き合っているようで、ある時は鬼の形相になりパパも子供も蹴散らしてしまうようだ。
そんなに嫌なら自分でやらない方法を考えた方がいいよね、と言うとすごく納得していた。

宇宙人と呼ばれる人はどこか変わっているようだ。
考えると言うより、ヴィジュアルで捉えたり判断している。
かくいう本人も昔から宇宙人のようだと家族や友人に言われてきた。

今月21日の春分の日に浅草橋で宇宙人会議がある。
ヒエラルキーのない、横につながる輪が広がっていくように感じている。

ご自身が宇宙人と思っている方で興味がありましたら、直接下記メールまでご連絡ください。
詳細をお知らせいたします。

hayakawa@icom156.co.jp

芯漆

そこには漆の達人がいた。

銀座「黒田陶苑」友人が紹介してくれた。
輪島から漆の職人が展示会を開催しているというのでやってきた。

そもそも漆にさほど興味があったわけではないが、能登の友人の話を聞いて興味が湧いた。
地元に人物がいて銀座に来ているという。
漆職人のY氏は漆の樹液だけを使って作品に仕上げているのだ。
本来の輪島塗りなどの漆塗りの品は、原型を木材としたものに表面を薄く漆で塗っているのが一般的である。
つまり、樹液だけで作品に仕上げた芯漆では、膨大な時間とコスト及び類稀な技術を要する。
ぐい呑一つにしても、漆の木を3本、約20年かけて仕上がるというから、もはや気が触れていると思われても仕方がないだろう。

実際に商品を手に取ってみると、鮮やかな光沢と引き込まれる魅力があって、お金では買えない価値があると感じた。
Y氏はこの技術の芯漆を世界に広げ、日本の漆文化をパリやニューヨークの美術館から発信したいと言うヴィジョンを熱く語っていた。
その熱意と本物に出会えた喜びで思わず買ってしまった。

実際にウイスキーで試してみると、グラスで飲むのと比べ、芯漆ではまったく別のウイスキーになってしまう。
本当に同じウイスキーかと思うほど、まろやかな味に変わっている。
おそらく、漆の樹液の周波数と同調するかのように、ウイスキーの原子が変換されるのではないだろうか。

芯漆の商品を買ったお客様の中には音楽が聞こえてくるという方が数名いらっしゃるという。

本当にすごいものに出会えて嬉しくて泣きそうである。

永遠の家宝として、早川家に代々受け継がれることになるだろう。