鏡の法則

父親と母親は80歳を超えても健康で元気に過ごしている。
意識的に外出する機会を作ったり、父親は競輪や競馬を楽しんだり、母親は着付けの教室で教えたりしている。

今年の3月に次男がニューヨークから帰ってから一緒に暮らし始めているが、当初から母親との相性が合わなく揉めごとが絶えない状況が続いている。

どちらが悪いか正しいかは別として、理由を聞いてみると実に些細なことで喧嘩になっているようだ。

マクロに捉えると鏡の法則が働いていると言えるだろう。
母親から見たら次男に引っかかる要素は自分にもあり、その逆もしかり、次男も母親のそれを見させてくれていると考えられる。

もちろん、そんな場面になれば、鏡の法則はおろか、感情のコントロールはままならず、怒鳴り合いになっているのだろう。

最近、そんな様子を見かねて長女が解決策を提案してきた。
彼女も母親からとばっちりを受けているようで、まったく口を聞いていないようだ。
どうやら母親がしかけて、それに次男が反応するような構図になっているようで、次男は存在を消していると言っていたが、母親がそれをあぶり出しているようなマンガのような世界になっている。

そこで、双方からヒアリングしてみることにした。
次男は悪魔のようだと言い、母親はダメなやつだと解釈している。
仲を取り持つ意図はなかったが、それぞれの言い分が聞けたのでよかった。

母親には「ゆるすということ」次男には「何が起きてもそれを愛する」本を渡して読むように促した。
それと同時に鏡の法則の話をして自分の内側を観察するように言った。

しかし、その後も争いは絶えないようで、母親の気質に次男も長女も引っかかっている。

まるで意地悪ばあさんの漫画を見ているようだ。