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社長ブログ2012.08.17

1000年の宿

お盆休みに仙台に行ってきた。
新幹線で東京から約2時間、駅から宿の送迎バスに乗り40分で到着した。
1000年の歴史を誇る宿とはどんなところなのか、興味深く想像を遥かに超えた物語があった。
そこは秋保温泉の「佐勘」という収容人数で800人の大型旅館である。
秋保温泉は昔から日本で三本の指に数えられる程、有名な温泉地らしい。
兵庫の有馬温泉、愛媛の道後温泉、宮城の秋保温泉、のようだ。

本来私は大型旅館よりも、むしろ部屋数が少なくひっそりした感じの宿が好みなのだが、
今回は子供も一緒なのであえてここにした。
久しぶりにこのような大型旅館に宿泊したが、想像していたよりもかなり良かった。
施設の設備や造りもかなりスペックが高く、修繕が行き届いている感じで素晴らしかった。
特に天然の木材を使用している所が多く見られ、手作り感が出ていて大型施設とは思えない
心地良さがあった。
一方で料理の方も期待してなかったがコスパは高く感じられた。
ウニも生きたまま貝の状態でスプーンで食べたが鮮度抜群で美味かった。
アワビの踊り焼きもなかなかで非常に柔らかい食感で良かった。
すき焼きも出て牛タンもあり、とにかくメニューが豊富で食べ過ぎて満腹になった。
仙台の特産物といえば牛タンだが、駅周辺の様々な店でも市街を離れた旅館でも牛タンの
文字が賑わっているが、よく考えて見るとそんなに大量の供給が地元仙台でまかなえる訳
もなく、近年はオーストラリア産の牛を使っているので不思議に感じてしまう。
あるいは、殆どの人が生産地を知らないのか、宮城牛と思い込んでいるのかも知れない。

極めつけは歴史の物語である。
1000年も商売が継続しているなんて驚くべき事実なのだ。
紐解くと転機が江戸時代にあって、伊達藩がピークの時に当時の経営者の手腕によるところが
強く見られる。
当時の大地震で火災による全滅があったそうで、店仕舞い寸前まで追い込まれたそうだ。
しかし、諦める事なく不屈の精神で蘇ったそうである。
一言では言い表せない当時のトップの力量だ。
今回の震災では被害は最小のようだったが、当時の経験から震災に備えた設備や建築構造が
伝承されているお陰だそうである。

今回宿泊してみて思ったが、もう一度行ってみたい。
1000年の宿はやっぱり何か違う。
おもてなしから食事、設備、温泉と満足の旅館佐勘は様々なファンがいて、繰り替えし利用する
お客様で発展し続けていくだろう。

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