共時性

中国飯店でランチを済ませて渋谷駅まで歩いた。
六本木通りを直進すると50分ほどで到着する。

スクランブル交差点に近づくと人混みの中にある人物を見た。
それはまるでスローモーションの動画のようにくっきりと映し出された感じだった。

元社員のKだと思い後ろから肩をたたくと、驚いた表情で振り返ったと思うと、えっ〜!まさかですよね。
震えるような仕草で信じられない言う。

実は数週間前にうちの娘とも同じような場所で同じ境遇をしていたのだ。
スクランブル交差点付近の人混みの中で奇跡的な出会いが娘と2回目になるのだから、ただの偶然で済む話しではないだろう。

Kは以前渋谷に住んでいたが、新宿へ引っ越していて渋谷に来るのは久しぶりだと言っていた。

中国飯店から出るタイミングが違っていたら、信号待ちが無かったとしたら、あのタイミングでばったり会うことはなかっただろう。

そう、もう一つあった。
先週、霞ヶ関ビル付近を歩いていたら、N氏を見かけて声をかけると驚いていた。
久しぶりに歩きながら話をした。
共通の友人Y氏の近況の話を聞いて、新たな環境で挑戦しているようだった。

すると、翌日になってY氏から連絡があり会いたいとのことだった。てっきりN氏が声をかけてくれたものと思って聞いてみたら違うという。

数年ぶりにY氏から連絡が来る直前にN氏と道端で久しぶりに会ってYの話をしていたのである。
これも偶然とは言えないだろう。

それぞれの共時性がなぜ起きたのか、深く知りたくなり、K氏、Y氏とも近い日に会って話をじっくりしたいと思っている。