世界一のパワースポット

久しぶりに福島に入った。

時あたかも東日本大震災311による津波の被害に見舞われた場所は、今もその情景に変化はなかった。

9年ぶりに訪れた土地は、国道沿いに未だ船が乗り上げた状態で、避難指定区域が解除されたのも2年ほど前である。

変わったのは、使えなくなった農地が太陽光発電になっていたのと、除染作業で土を溜めておく場所があちこちで見かけたのが印象的だった。
荒廃した土地は当時からまったく進展していなかった。

友人Kの誘いで世界一のパワースポットがこの福島の南相馬にある寺だと言うのでやってきた。

「円明院」世界的に有名なパワースポットであるセドナより高いエネルギーだと言う。
実際に海外から調査が入って数値を出したらしい。

海岸から1キロもない距離にあるが、311の当時は津波が寸止めで回避されたと聞いて驚いた。

確かに実際に現地を訪れてみて、そのエネルギーを肌で感じた。
ロープに鈴が結ばれているのだが、風もまったくないのにロープが揺れ始めたかと思ったら鈴が鳴り出した。
歓喜のあまり気づいたらKとハグをしていた。

また、最も高いエネルギーの場所と言われる「奥の院」へ行くと、それまで曇っていた空が徐々に明るくなったかと思ったら、太陽が出始めて手に金粉が出る有り様、おまけに太陽を写真で撮ると不思議な光が縦に広がっていた。
朝から雨で天候はずっと曇りだったのが、奥の院についてしばらくしての出来事には驚愕するしかなかった。

この荒れ果てた地に世界一のパワースポットがあるのは、世界に名だたる福島ならではの意義深さを感じている。