無料案内所

福岡空港からタクシーでホテルまで向かった。

運転手さんにコロナの影響を尋ねると売上は半分以下になっていると言う。
外国人が少ない上に、国内線も減便となり昨年の11月に来た時の溢れんばかりのタクシーの数もめっきり減っていた。

エアライン業界も大変なことになっているが、地方のタクシー業界も完全にお手上げになっている。

中洲あたりを歩いていると、驚くほど無料案内所が好立地にたくさんあるのに驚かされる。
ここまで好立地にたくさんあると笑ってしまう。
普通の店舗にした方が良いと思うのだが、それよりも収益性に優れるのだろう。

つまり、それだけたくさんの観光客がこの地を訪れていることになる。

以前はポン引きがうろちょろして、店に引き込んでいたが、規制が入ったところから無料案内所の発想が生み出されたわけだ。
しかし、コロナの影響で無料案内所もスカスカ、海外からの観光客をはじめ、国内からも入ってこないので、すっかり意気消沈していた。

一方で天神まで歩くと景色は違っていた。
地元の人たちで賑わいを見せている店も多く見かけられ、活発な動きを見せている頼もしさを感じた。

翌日に友人の展示会を訪れた際に聞いてみると、福岡の人は陽気でコロナを意識している感覚は少なく、食事や音楽やアートを楽しんでいると言う。
楽観的な風土と人情の街だと感じた。

世界中でコロナ一色の中、このような普通に日常を楽しんでいる和やかさは、これからは非常に大切なことだと感じた。

無料案内所も知恵の見せどころである。