天然村

久しぶりに天然村に入った。

この時期が植物の成長期のピークに入っているため、草刈りにやってきた。
8月中旬ごろまでは、2週間経つと刈った草も元の姿に戻っているため、2から3週間ごとのターンで繰り返す必要がある。

実は、ここに地域最大の課題が顕在化しているのだ。
地区の会長と話をする機会があった。
高齢化による草刈り作業が難航していて、作業量が年齢と共に減る傾向にあり、我々も5年まではもつかもしれないが、その先はまったく見通しが立たず困っている。

では、草刈りをしないとどうなるのか、それは環境整備を放棄した場所にはイノシシや鹿などの害獣が侵食してきて、農作物への被害が拡大することに繋がるのだ。
最近はアライグマの外来種が発見されるなど、まるで詰将棋のような状況になっている。

農薬を撒き散らすことで、作業は軽減されるが土壌に残留する事で農作物や環境に影響することを憂慮している。

それにより、農作物の保全だけではなく、生態系にも多大なる貢献をしているのだ。
天然村エリアは手付かずの自然がそのまま残されているので、数千万種類の生物が生息している。

夜明けに目が覚めると、外から大合唱が聞こえてくる。
それは、地球を感じるような、こんなにもたくさんの生物と共存していることを思い出すことができる。
自然の中で無数の鳥や虫などの鳴き声が心地よく身体に染み入るような感覚になる。エネルギーをチャージしてパワーが内側から湧いてくるように元気になる。

改めて、天然村の凄さを感じた。
草刈りで汗をかいたあとに心地よい風が気持ちよく、すっきりする気分になる。
まるで世間が騒然としているコロナの世界とは別次元にいるかのようである。
しかも、鴨川市はいまだに感染者ゼロである。

こんな心地よい場所で仕事をしたら効率も格段に上がるだろう。
若い社員たちが天然村で仕事をする姿が思い浮かぶ。

こんな素敵な場所でロハスな生活が出来る時代になっている。