早場米

天然村に入り草刈りをした。
猛暑の中だが、ここにいるとそれを感じない心地よさがある。

いつも近所の農家さんがおもたせしてくれる。
今回は収穫直後のお米だった。

通常稲刈りは9月から10月にかけて行われるが、8月中に収穫を迎えるお米を早場米と呼ぶ。

今回初めてそれを知ることになった。
植え付けを早めに着手することで、収穫が早くなるのだが、早場米として流通することはないようだ。

9月の初旬に収穫したものは新米として流通されるが、早場米は一般の人には区別ができない。
つまり、ごく身近な人たちにしか味わうことができないのだ。

その早場米を天然村のお釜で食した。
甘みがじわっと口の中に広がるような旨味の極みを感じて、唸ってしまったほどだ。
チャンジャをお供に3杯も食べてしまった。

お米の美味しさに感激した。

品種はコシヒカリで甘味や粘りの感覚がある。
一方でササニシキはあっさり系のため、今では圧倒的にコシヒカリの方が流通している。

ちなみに、弟の鮨早川はコシヒカリ、ササニシキ、ハエヌキの3種類をブレンドして、それぞれの特徴を生かしているようだ。

魚も鮮度が大事だが、お米も鮮度が良いとこんなに美味しいものだと初めて知る事ができた。

スタグフレーション

不景気の最中に物価の上昇(インフレ)をもたらす現象をスタグフレーションと呼ぶ。

コロナをきっかけに、この現象が本格的に浸透している。

雇用や賃金が減少する中で物価が上がっていく。
原材料や素材関連の価格上昇になるため、生活者にとって極めて厳しい経済状況になるだろう。

おまけに、不動産などの資産は逆に振れて下がっていくため、通常のインフレでは活況になる業界も、今回で店じまいする会社が続出することになるだろう。

住まいを買う意欲が失せるため、マンションデベロッパー、建売業者は総崩れ、かつてないような冬の時代になる。

既に、公共料金などの値上げが始まっていて、原材料が上がってくるため、日用品などの値上がりは目前に迫っているようだ。

まさに、大転換期である。

普通の生活が困難になれば、何かを捨てなければならないだろう。

ここに大チャンスがあると見ている。
今までの常識が変わっていく最中に、あらたなチャンスが潜んでいるのは明確で、捨てたところに余白がある。
足し算ではなく、引き算の経営に注視するタイミングだと認識している。

年内は種まきで、動く時は来年になると見ている。

これまでにない大チャンスをものにしたい。

赤星

最近、瓶ビールにハマっている。
それは、友人と赤星を飲んだのがきっかけとなった。

サッポロラガービールに赤星と呼ばれるブランドがある。
明治10年に発売された、現存する日本最古のビールとして、厚みのある味わいで根強い人気を集めている。

最高に幸せな瞬間がある。

日課になっている2時間のウォーキングは、38度を超える猛暑で滝のような汗が流れている。

途中で店に入り、冷えたグラスに冷たくなった瓶の赤星を注ぐ。
一口飲んだ時の気分は最高の幸せを感じる。

これは癖になりそうで、お盆休み中はほぼ毎日それを繰り返していた。

そもそも、ビールは太る原因になるのでこれまでは意識して避けていた。
ウイスキーを主体にハイボールなどを注文していた。

しかし、缶や生ビールとは違う赤星を飲んでからは、ビールを避ける意識を超えてしまった。
もはや、そんな小さな枠では選択できない領域である。

歩いてクタクタになった後に飲む赤星は、最高に幸せな贈り物としている。

一方で、猛暑の中を歩き過ぎて疲れが溜まっているせいか、唇にヘルペスが出来てしまった。

極端に振れた振り子を戻すタイミングにあるようだ。

86歳の誕生日を祝う食事会をした。
母と3人で毎年恒例になっている。

父は若い頃から病院に通い薬を飲んでいる。
こんなにも薬を使うのかと驚くほど長きにわたり続いている。
一方で、母は病気とは無縁で薬も一切飲まないでいる。

2人とも元気に毎日を過ごしている。
薬を飲んでいようが、いまいが長生きすることに変わりはない。

父は山の手の生まれで、祖父は青山、祖母は銀座の出身で、どこか気品がある。
母は下町の生まれで、祖父、祖母とも北千住の出身である。
父は育ちがいいと言えるだろう。
母は江戸っ子気質旺盛な育ちと言える。

それぞれ、まったく対照的な環境で育ち、性格も異なる両親であるが、上手にコンビネーションを保っている。

スナックで父がカラオケを披露してくれた。
振り付けをしてお茶目な姿を見ていると、イキる力の原動力を見たようだった。
それは、自らを解放して楽しんでいる様は幾つになっても、見ていて喜ばしい姿として映る。

最近、認知症が見られ孫の名前もブレはじめるなど、自らもそれに悔しい想いをしているようだ。

自らを解放して楽しむ機会を多く持つことで、認知症も改善されるだろう。

人は年齢にかかわらず、自らの内側に注意深くなって、解放して楽しめることが、とても大事な事だと父の姿を見て感じた。

潮目

これまでの雨模様から一転して真夏日が戻ってきた。
週末の炎天下に街を歩き続けていた。

上野から勝どき、勝どきから渋谷、渋谷から六本木と、ひたすら歩いた。
午前11時過ぎの上野では居酒屋が盛り上がり始めていた。
銀座の路地裏では12時近くなるとレストランは人で賑わっていた。コロナの感染者が過去最大になっている状況にもかからわず、街は活況を呈していた。

ビールやワインで乾杯している様子を見ていると、久しぶりの晴天に気分も解放されているのかも知れない。

これで潮目は完全に変わったようである。

街を歩いていると、一階の店舗の空きが目立っていた。
こんな好立地にも空きが出るようになって驚いた。
平時では空く前に借りてがつくのが普通だったからだ。

街に人が流れ込めば、必然的に感染者は増えてくるだろう。
お盆休み明けには緊急事態宣言も想定しておかなければならない状況に変わってくるかも知れない。

潮目が変わり、更に店舗の空きは増えてくるだろう。
従って、店舗の賃料も下げに転じてくる。

当社も次の変化に備えて、日本政策金融公庫から3億円を借り入れた。

和戦両様の構えで事に当たりたい。