光と影

丸の内の一角にある弁護士事務所を訪ねた。
土曜の午前中からK氏は黙々と仕事をしていた。

オフィスビルの中はほとんど明かりが消えていた。
閑散としている雰囲気はそれだけではなかった。
オフィスフロアの空室が増えていて、スケルトン状態のフロアが拡大しているのも、その雰囲気を助長させていたようだ。

K氏に聞いてみるとコロナの影響で、オフィスの移転、縮小、統合などにより空室率が急激に上昇しているのだ。
都心のオフィスビルは大転換機を迎えている。

打ち合わせが終わって、近所のペニンシュラホテル東京へお茶をしに行った。
12時少し前に入ったが、予約がいっぱいで入れそうになかった。
Y氏が一緒にいたので、顔が効いて何とか一席確保できた。
しばらくすると、席はいっぱいになっていた。
しかも、全て女性たちが占めていて、華やかな衣装でアフタヌーンティーを楽しんでいた。
これが人気となってラウンジカフェは活況を呈していた。

ラグジュアリーな雰囲気の中で女性たちは人生を楽しんでいるのだ。

同じエリアでも光と影が同時に存在している。
コロナ禍にあってもコンテンツやサービスにより圧倒的な差が生じている。

それは、人にも当てはまるようだ。
ペニンシュラに来ている女性たちとエアライン業界にいる女性たちとは、やはり光と影のような象徴的な違いを感じる。

これから始まる大混乱はそれをもっと助長していくだろう。