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社長ブログ2013.10.25

入院生活

昨日は人生初の手術を体験した。
痔を患い2日前から入院している。

手術に要した時間は約40分であった。
下半身麻酔の1回目が効かずにやり直し、2回目で足がしびれ始め、お尻から下は
温泉に浸かっているような、温かい感覚になった。
手術台にうつ伏せになり、医師を信頼するしかない私は、まな板の鯉状態になっていた。

当然痛みはないのだが、メスを使って切除する作業をやっていると思うと何か妙な感じがする。
同じ体制を維持するにも結構疲れるし、早く終わらないかと心でつぶやいていた。
それと同時にここの病院の事を考えていた。

ここは痔の専門病院で開業医の先生と、看護師さん10名程の規模である。
私は友人から紹介を受けたが、院内はいつも患者さんでいっぱいになっている。
損益分岐点売上はどのくらいなのだろうか、1人当たりの労働分配率、減価償却、借入金額、
などを勝手にシュミレーションしていたら、手術は終わりを迎えた。

しかし、下半身が完全に麻痺しているので自分ひとりでは立ち上がれない。
タンカに乗せられ病室に運ばれた。
やっと手術が終えた達成感というか、実に幸福な気分になっていた。
麻酔が効いている間は。

4時間位すると患部に違和感を覚えたと思ったら、麻酔が切れ始めた時に激痛に変わった。
それは表現の出来ない激痛で、どんな体制をとっても無駄で、おまけに痛み止め薬も全く効かない。
完全にお手上げになっていた。麻酔の副作用みたいなやつも出てきて、意識が少し変になりかけていた。
ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています、この呪文も通用しないのだ。

その日は明け方まで彼らと戦い朽ち果てるように眠についていた。

ようやく落ち着いてきて、このブログも書けるように回復した。
今は薬が効いているので痛みは多少和らいでいる。
薬が大嫌いな私でも、今回の痛みにはかけがえのない存在になっている。
今も点滴をしているし、いざとなったら頼ってしまうものだ。

入院をしていると看護師さんも交代勤務とはいえ、大変な作業もあって感心させられる。
どんな勤務体系なのか、担当の看護師に聞いてみた。

すると、看護師さんは交代で勤務しているが、本丸の先生は休めないとう。

365日活動している施設だから、当然医師がいなければならない。
なぜ自分の分身を作らないのだろうか、海外にも行けないし、うかつに趣味にも興じられない。
おまけに自分が病気になったり、ケガをしたらどうするのだろうか。
恐らく、ピンチヒッターはいると思うが、若手の育成を含めて組織として構築する必要がある。

全く関係のない私が一人病室で考えているのもおかしいのだが。

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