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社長ブログ2014.12.07

フィリピンの旅

今回の目的は次男に会うため妻と次女を連れてフィリピンへ向かう予定になっていた。

次男は8ヶ月前に片道切符でフィリピン入りした。
その後、英語留学の学校で働いている。
親からの援助はまったくない為、自らの力で生き抜くしか道はない。
私はあえて彼を崖っぷちに追い込んだ。

彼がどんな環境でどのように生活しているのか、それを見定めに8ヶ月ぶりに彼と対面する事になる。

妻も再開を楽しみにしていたし、次女も引きこもって以来、外の世界に触れる貴重な体験になるはずであった。

ところが、羽田空港で手荷物を預ける為にパスポートを渡した時だった。
何と妻の有効期限が残り3ヶ月になっていた為、今回のフライトは諦めるしかない事が発覚したのだ。
フィリピンの場合、残存期間が6ヶ月必要で現地へ行く事は可能だが、向こうで入国が叶わない以上、困難な事になる。
妻の落胆する様子から何とかしたいが、どうしようもない事なので、仕方なくキャンセルになってしまった。

次女と私は大丈夫なのだが、2人で行く事はないと思っていたが、次女にそれとなく声をかけるも呆気なく期待通りの回答だった。

結局、私一人で出発する事になった。

出発するまでの時間、3人で食事をする事にした。

すると、一人の男が声をかけてきた。
何と、知り合いで仕事関係のS氏だった。

羽田空港内のレストランでバッタリ会う偶然に驚いた。
どこに行くのか聞くとフィリピンだという。
更に同じ便だと言うのが解り、ビックリ仰天してしまった。

出発の時間が迫ってきたので、妻と次女はそのままトンボ帰りし、私は飛行機に乗り込んだ。

すると、またまた驚くべき事実が明らかになる。
何と、S氏と私の席が隣になっているのだ。
100人以上の大型機なので凄い確率である。
こんなに偶然が重なるかと、2人で顔を見合わせながら大笑いをしてしまった。

次男のいる場所はマニラから車で3時間程かかった。
再開した時は、何とも言えない感情があった。
嬉しさもあるが、ヒィリピンの田舎で環境は日本と比べようのない不便で貧困の人達が集まるエリアで、よくぞ16歳で単身乗り込み異国の地でやっているなと言う、親としての感情が強くあった。

本人と話すと六本木のミッドタウンの生活に比べると、天国と地獄のようだと苦笑いしていた。
しかし、彼は大人になっていた。
昔の中途半端な悪ガキから立派な人間に成長していた。

そして、以前は壁に直面すると逃げる癖があり、それを繰り返す場面から抜け出せずにいた。

しかし、今は逃げる事なく考えて責任をとるようになっているそうだ。
物事から正面に向かい一つの壁を乗り越えた印象で、本当にたくましく成長している姿だった。

また、現地にキャバクラがあり、女の子をお持ち帰りするなど、既に16歳にして大人の遊びまで体験していた。

英語はペラペラになっていて、彼が授業を受け持つまでになっていた。

やはり、学長のマンツーマンスパルタ教育の賜物だろう。
私からも感謝の意をお伝えした。

約3時間の再開だった。

本来は親子水入らずの時間を過ごしたかったが、彼の仕事の持ち場もあり、次回ゆっくり妻と来て過ごしたいと思う。

次男の素晴らしい成長ぶりを見て、フィリピンに行かせて本当に良かったと思った。

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