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社長ブログ2015.12.06

男女の縁

新卒5年目に入る社員Sが退職した。

送別会で隣にいる彼に聞いてみた。

転職先が決まらないうちに辞めるのは、よっぽどうちの会社がやだったのか?
すると彼はひとつのけじめをつけるためです、と答えた。
中途半端な気持ちで身を入れずに仕事を続ける事が、自分自身に対して誠実さに欠けることになるのだろう。

彼には付き合っている女性がいて双方ともに結婚を意識しているという。

転職を機に大宮から二子玉川へ住居を移した。
同棲している彼女の勤務先を考慮してのようだ。
家賃は2DKで10万円、2人の共同生活に彼の仕事は大きな要因になる。

気になったので、2人の想いはどっちの割合が高くどの程度なのか聞いてみた。
すると彼は圧倒的に向こうが私を想っていますね、具体的に数値は出せませんが私が想っているよりは明らかに彼女の方が私を想う気持ちが高いことは確かですと答えた。

私は素直に受け止めた。

ところで結婚は決まったのかと聞くと、来年の4月には結婚するとのこと。
どこで式を挙げるのか聞いてみると、式を挙げるのではなく入籍する時期だと言う。
先方のご両親にも会っていると言っていたが、あえて入籍する時期を定める必要はないのではないかと気にかかったが、あえて最後の日なのでツッコミは避けた。

その話を同期のAに話すと、絶対に結婚できませんね、ときっぱりと言い放った。
私の話を聞いての意見ではなかったようだ。
2人は同じ大学の同学部出身で当社に新卒で同期入社するという、稀に見る縁の間柄なのだ。

私が気になった要因を聞く事なくAの絶対的な確信に基づいた発言は納得させるだけの力強い言葉だった。

Aは入社当時に彼女がいたがすでに別れ、彼女いない歴3年近くになると聞いている。
女性目線からは2人を比べた場合、圧倒的にAの方に軍配が上がるのは明確になっている。
一方でSは入社以前から彼女がいなくて、今の彼女と付き合うまで7年近くかかっていると聞いた。
そんな経緯から最初は彼のジェラシーからくるものと思ったりもしたが、私の思い過ごしのようだった。

そうなると、想いの割合も全く当てにならず、2人の付き合いすらも持続可能があるとは言えないことになる。

そんなおせっかいな気持ちを抱きながら、AとSの同期2人を思い浮かべていた。
1人は女性で経理総務部で活躍する人材に育っている。
彼女は昨年に社内結婚している。

もう1人の男性Hは2年前に退職したが、これも社内恋愛の末、今年結婚している。
Hとは今年の夏に会って飲んでいるが、マイペースで自分らしいライフスタイルを貫いていた。
お相手の女性社員Yも24歳と若いが、処世術に長けた持って生まれた才能を発揮して活躍している。

このように男女の縁は決まっているかのようだ。
しかも性格は全く逆だったりする。
互いの足りない部分を補うようになっているようだ。

Sもしっかりと止めを刺して、Aの絶対的な確信をぶち壊してもらいたい。

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