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社長ブログ2016.04.10

スペシャリストとゼネラリスト

天然村カフェのロゴをクラウドワークスから発注してみた。
コンペ方式を採用し、期間2週間で報酬1万円という設定でスタートした。

すると、2週間後に53件の提案が上がってきた。
その中にはスペックの高い作品も多く、これだけの成果が得られるとは正直、想像していなかった。

新しく何かのプロジェクトなりを始めるには、社内外の複数の人々とチームを構成する必要性がある。
社内で完結出来ない場合、外注に仕事を発注する事になるが、このコストが劇的に変化している。
今回のロゴ発注は、従来の何十分の一のコストで仕上がった。

つまり、プロジェクトチームを構成する際、社外メンバーをクラウドワーカーのスペシャリスト集合体と、ソーシャルでは達成出来ない仕事の分野は、エッジの立った誰にも負けないスキルを持つ人物を登用することが望ましい。
そして、このチームリーダーは、社内の人物であるゼネラリストが担う。

このゼネラリストの育成が肝になると思っている。

建築現場で例えるならば、足場工事、基礎、水道や電気、サッシやガラス、キッチン、トイレなどの設備業者、大工など非常に多くのスペシャリストの集合体になるが、これをまとめる現場監督が不在だと、どれだけ有能なスペシャリストが集まっても現場は機能しなくなる。
そして、現場監督が有能ならば、安全で工事期間を守り注文通りの仕上がりになる。

この現場監督にあたるゼネラリストが、正社員のリーダーでお役どころになる。

我が社を例えるならば、エッジの立った誰にも負けない契約社員Aがいる。
Aはアクアポニックスの事業に携わる立場にいて、ホーリーバジルを育成する事に関してはスペシャリストだ。
この事に関しての熱意はすごいものを感じる。
天然村へ車で赤坂から千葉の鴨川までの道のり約90分間、車内でAは喋りっぱなしで、自らの想いとこれからの構想を熱く語ったと思いきや、話が脱線して政治の話になったりと、とにかくよく喋べるのだ。
相槌をしていたと思ったら、あっという間に天然村に到着してしまう。

Aは自らのアピールも普通の人とは違う。
これでもか、これでもかとマシンガントークがさく裂する。
話が終わらないので、どこかのタイミングを見計らい割って入る必要が出てくる。
しかし、モチベーション高く人々を巻き込むパワーを備えている。
一方で、知見を披露する場がないと、まるで塩をかけて縮んでしまったナメクジのようになってしまうだろう。

焦点が絞られ、簡潔に伝えなくてはならない商談のような場合には注意を要するが、そのあたりをゼネラリストが上手にカバー出来れば、チームとしてはかなりの成果が期待出来るだろう。

このようなスペシャリストを組織するゼネラリストがどれだけ社内で育成出来るか、これからのターニングポイントになってくる。

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