Menu

Close

社長ブログ2016.05.15

ストレージアジアinシンガポール

2016ストレージアジアエキスポがシンガポールの会場で開催された。
ストレージとは、トランクルームなどの収納スペースを貸し出すビジネスで、アジアを中心としたストレージ事業者がシンガポールに集結した。
日本の事業者は、ストレージ協会の理事が10名ほど参加をした。
私もその1人でエキスポを体験してきたが、シンガポールは初めて行く国だった。
隣のマレーシアには何度か行ったが、すぐ近くのシンガポールは、金融を中心とした富裕層が集まる国としての認識があった。
思いのほか、高温多湿で長期間の滞在となると躊躇しそうな気候であった。
今はシンガポールのシンボルとなったマリーナベイサンズは金融中心街や商業施設エリアからも、その存在は圧倒的であの発想は誰が設計したか、興味を引くほどのホテルだった。
一方で、中に入ってみるとフロント近くにはたくさんの人達で賑わっていた。
中国系人種が圧倒的で中東からの人達も目立っていた。
ブランドショップが数百と並び、誰がこんなにブランド品を買いに来るかと思うほどのスケールで、もはやブランドに全く興味のない私はバブルに踊っている連中が浮き足立っている姿にしか見えなかった。

しかし、会う人が口を揃えて言うのは、景気の減速で中国人を中心にバブルがはじけて、ピークに比べると観光客はかなり減少しているそうだ。
エキスポ会場でも一応に景気の減速感を訴えていた。

カジノの賑わいも今ひとつエネルギーが感じられなかったし、定番のブラックジャックを勝負したが、誰もいないテーブルではディーラーも冴えない姿で待ちぼうけ。
やはり、テーブルは人数が多くないと勝負としてはつまらない。
マンツーで勝負したところで駆け引きの楽しさは半減し、おまけに勝負が早いので彼らには到底かなわない。
今回は3時間ほど軽く遊んでトントンだった。

一方で、シンガポールという国の大きさは日本の淡路島に近い面積で約500万人の人口を占めている。
そこへ観光客が年間1400万人も訪れるのだから桁が違うのだ。
日本は外国からの観光客がようやく1000万人を超えたのと比較すれば、どれだけのスケールが大きいかわかるだろう。

ストレージの普及も伸びていて、平均稼働率も90%を超えていた。
最近のトピックスは消防法の規制が厳しくなり、スプリンクラーを常設することが、義務づけられているので、既存の現場でも新たに配管工事や消火設備を余儀なくされている。
また、セキュリティは日本と比べるとスペックの高さは圧倒的に違う。
入り口から始まり、通路の主要な箇所にはカメラが設置してあり、オフィスから監視できるオペレーションになっている。
日本もこれからは、セキュリティにもっと気を配り、設備をアップデートしていく必要があるだろう。

今回のエキスポを通じて感じたことは、次のマーケットとしてインドネシアやフィリピンが有望視されていること。
そして、日本では大型投資がファンドという金融システムを通じて、マーケットが大きく変化していくと思われる。
日本は小さいプレーヤーが多く、これらが集約化していく流れは明らかなようだ。

テーマは大型化とセキュリティだ。

ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ