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社長ブログ2021.07.25

投資話し

信頼のある筋から面会の連絡が入った。
ドッグラン付きのリゾート物件開発を手がけているS氏がプレゼンをしたいと言う。
いわゆる不動産の投資話しである。

情報筋が確かなので、人物的には問題ないがビジネススキームについてどんな見解か問われていた。
S氏は民泊を日本最速で最大手に仕上げた人物で、コロナの影響で民泊事業はお手上げになったが、今回のドッグラン付きリゾート物件はイケると踏んでいる。
実際にマーケットは好調で料金も高く稼働が回っているようだ。

案件は、淡路島にあるドッグラン専用庭付き住居で、全8棟の内1棟が約50平米の専有面積になっている。
建築着工前に全て買い手がついてからスタートするプロジェクトで、S氏は8棟の買い手をつけるべく動いているのだ。

S氏に尋ねた。あなたがリスクを負わないで買い手をつけてからプロジェクトをスタートするから上手くいかないのではないか。
すると、民泊事業で金融機関の筋からは資金調達が出来ないため、やむを得ない形式でやっていると言う。

その回答でこの話は断った。
リスクを負えない状況である今が全てを物語っているからだ。
いくら、未来の良い話しをしようと、過去の実績を示そうが、今の現状は他人にリスクを負わして、自分たちは未来の見通しの良い話しを自信たっぷりに話しているだけでだと一刀両断に結末を伝えた。

投資話しは、自らリスクを負った実践体験で、今の状況がどうなっているか、シンプルにそこを見るといいと思っている。
肝は自らリスクを負っていること、現状が上手く行っていて数値で確認できるという点に尽きると感じている。

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