全て自分が原因している

トランクルームを営む企業が集まり、これからの産業としての発展を目的として組織したJSSAという社団法人がある。

毎月一回理事会があり、私も理事の一人として参加している。

今回は新たな理事が加わりM氏が参加された。

M氏は60歳半ばながら、エネルギッシュな方で、自身の経験を踏まえた意見を率直に述べられていた。
やはり、修羅場を何度か経験した方は何か違う力を感じる。

サブプライム問題で不動産が暴落した際には、大変な危機の中でM氏自ら先頭に立って現場で作業にあたり、社員の一致団結した力を生み出す事で危機を乗り越えたという。

もう一人同じような経験を話された方がいた。
苦境に立ち倒産も意識したと言うが、これも見事に危機を乗り越え、今に至っては業績も好調で、株価も上げ潮になっている。

しかし、何故このような危機があるのだろうか。
特に不動産は売ったり買ったりして、単純に売買益を得る事業はリスクが伴う。
不動産価格が上げ潮になると、この事業はしこたま儲かるタームに入る。
しかし、いったんこのタームに入ると、なかなか抜け出せないようである。
そして、何かの要因で不動産が大暴落して、お手上げになるのだ。

しかし、前述した方々はトランクルーム事業をやっていたおかげで、毎月決まった売り上げが見込めるストック事業の優れた要素に感謝の念を抱いたと言う。

業界によって違いはあれど、不動産価格が敏感に影響が出るビジネスモデルの場合は、時の流れを読み誤ると店じまいになる。

やはり、どんな場面にせよ危機を乗り越える為の経営者としての資質があるようだ。

メンバーの一人がしみじみと語ってくれた。

原因はすべて自身にある。

自分が原因しているのであり、他人のせいにしたり、環境が悪かったと問題を自分の外に見出すのは間違っている。

確かにそうである。

60歳を超えても問題意識が高く、原因は自身にあると自分を変える努力を惜しまない、ど真剣に自分磨きをしている様を見ると感激深いものがある。

一方では、自分を飾る事なく人生の楽しみ方をわかっていて、自分の価値観がしっかりと確立されている。

JSSA理事のメンバーに素晴らしい仁が現れた。