ネクサミ

壇上のメンバーのプレゼンに思わず涙してしまった。
熱い熱い想いで成果を発表する姿は美しく、会場全てが感動の渦に飲み込まれていた。

ネクストワールド・サミット、通称ネクサミの本大会が日本橋公会堂で行われた。
異業種の企業が集結し、約7ヶ月間自社のプレゼンを通じて互いに学び合うプログラムを経て、最後に壇上に上がるチーム5組が最優秀賞を争うプレゼンの場であった。

イコムは初参加となり、壇上にはノミネートされることはなかったが、7ヶ月間を通じて様々な学びがあった。
しかし、本大会での体験はそれをはるかに超える体感した学びがあった。

義理、人情、おせっかい、今どき珍しいワードだが、根底にあるコンテクストは当日に確信へと変わった。

相互扶助がネクサミのミッションである。
自分たちには見えない要素を仲間の視点から助言や質問することで、チームの発展を促している。
そこには単にロジカルな議論だけではない、真摯な姿勢で学び熱い想いを持った集団がシナジー効果をもたらす。

どのチームも高い高い目標を真剣に考え、行動して内省するサイクルを繰り返していた。
社長が悩み苦しみ、チームのみんなが試行錯誤を繰り返し、最後の最後まで諦めない姿勢でやってきた。

壇上チームの中には社員1000人の会社、社員2人の会社があった。
共通点はただ一つ、顧客に対して真剣に向き合い、どんなお役に立てるかをゼロベースから創作している点である。

残念ながら、我が社ではそこを最後まで見出す事が出来なかったようだ。
それと同時にトップの取り組む熱い想いが足りなかったとも言える。

会社組織としての理想はボトムアップで、社員が自主的に考え行動して成果を出す事だと思い込んでいたふしがあった。
しかし、それは明らかに違っていた。

顧客にとって、やらなければならないこと、為さねばならないことをやり続けることにあり、やりたいことを満たすものではない。
つまり、やるべき事をやり、為さねばならないことを懸命に行うことである。

そこへ傾ける熱量が圧倒的に壇上チームは優っていた。
本当に苦しんだ末に掴んだチーム全員の顔を見ると、喜びに溢れキラキラと輝いていた。

最後の懇親会では皆なくしゃくしゃになって盛り上がった。

来年のネクサミは相互扶助を念頭に、課題に真摯に向き合ってチャレンジしていきたい。