愚直

人形町の路地裏にある店に入った。
まるで昭和時代の食堂のような雰囲気だった。
しばらくすると、元社員Nが入ってきた。
少しふっくらとした印象だった。

外部パートナーA氏の馴染みの店で、元社員Nと3人で会食の場を設けた。
2人は初対面だったが、仕事に共通するものを感じていたのでセットしてみた。

Nが新しい職場でスタートしてもうすぐ1年になる。
入社した時の社員数が20名だったが、今では80名近くに急拡大しているらしい。
アウトドアのWebメディアを展開している。

Nは入社してから半年で編集長に昇格した。
それは、誰よりも早く出社して徹底した掃除を愚直に続けた結果だった。
この掃除を愚直にやり続けることで信頼を勝ち得たのだ。

さらに、増員に伴い本社移転のプロジェクトリーダーを任されている。
誰がやってもつまらなくて苦痛なこと。
これをコツコツ続け積み重ねる。
これこそが、シンプルで1番近道の成功法則である。

A氏曰く、最も評価すべきは、Nが転職してもそれをやっている事が凄い価値のある事だと言っていた。
イコムで培った愚直さを他社で発揮していることは、経営者にとって大変嬉しいことである。

A氏もそのタイプでビジネスWebメディアを展開していて、4年あまりで大きな影響力をもつ媒体に発展している。
毎日記事を掲載していることが要因しているようだ。
この毎日続けることが、愚直に勝るものはないと証明している。逆に言えば続けることが出来る人が少ないのだ。
普通の人は大抵の場合、最初はやるが途中からやらなくなるのがパターンになっている。
おまけに、近道とばかりに一足飛びのやり方を選択して、元の木阿弥になる人が少なくない。

更に次のステップが気づきである。
愚直に掃除を続けていると、周りの環境に新たな気づきを発見する。
花や飾りを設えたり、サインで視点を意識してみたりと、単純に続けることから改良を積み重ねながら、継続することを重続と呼んでいる。

イコムの源流はこの愚直に重続することにある。
愚直に重続する事でA氏、N共々発展していきたい。