四天王

パキッ、薪が割れて響く音、火のぬくもりを感じて心地よい時間が過ぎていた。

天然村で草刈りを終えた夜の晩餐。
男4人で火を囲みながら酔いしれていた。

採用担当のTが切り出した。
21年度新卒採用の内定者が辞退したとのこと。
その人物が類稀な美女だったという。

美女といえば、社内で誰を連想するかと言う話になった。
4人がすぐに出揃ったところで、四天王の存在が明らかになった。
R子、A子、C子、Y子。
その美貌は圧倒的な人気を誇っている。

翌日になり、ふと気がついた。
肝心な人物が抜けていたのだ。

もはや、4人ではない。
鬼滅の刃、十二鬼月の上弦に例えるとどうなるだろうか。
一人想いを巡らせていた。
S子は上弦の参までには入るだろう。

上弦の壱は誰か、弐は?
R子かC子、うーむ、Y子か。

そして、上弦の陸に入ってくるB子がいる。

いや、もはや十二鬼月に例えることに彼女たちは違和感を覚えるかも知れない。

やはり、四天王の例えがいい。