社長ブログ2009.04.18
農業体験会 後編
農業体験で最初に取り掛かった仕事は林道の溝に溜まっている落ち葉を拾い集める作業であった。
軽トラックの荷台に乗り込み目的地に着くと、溝に溜まった落ち葉をスコップで拾い上げて袋に入れるのだが水分が含まれていて重く、腰に負担が掛かるため長時間やり続けるのはかなりきつい。私は始まったばかりなので袋詰めの作業をやったりしながら、ペース配分をしていた。この袋詰めした落ち葉は畑に持ち帰り、土に栄養を与えるために撒くためのものであった。その後少し奥に入って行き、山の土を掘って袋詰めする作業をやった。これは落ち葉と違い物凄く重いため一袋でも男3人がかりで運ぶのだ。私は腰がおかしくならない程度に参加したが直ぐ若手に変わってもらった。どうやら農業は腰が強くないと出来ないようだ。作業が一段落すると農作業の地元のリーダーが道路から少し入ったところに、食べられる野菜があるからと入って行き、それを見つけると引っこ抜いてボリボリ食べ始めた。私も分けてもらい食したが正直あまり美味しいとは感じなかった。名前は忘れてしまったがジュースにすると良いようである。
畑に戻り集めた落ち葉を全て巻き終えて耕運機で土と混ぜる作業に入った。私も運転させてもらったが平衡感覚がなかなか掴めなく思ったより難しかった。その後左右の土を中央に寄せる作業をやって苗を植え水をやった。一通りの作業を終えて感じた事は手間をかけると土から苗に養分が行き渡るだけではなく、人の気持ちも加わって素晴らしい野菜が育つのではないかと思った。手間を惜しもうと思えばそれなりに出来ると思うが出来上がりが全く違うだろう。最後に取り立てのネギを軽く炙って食べさせていただいたが感動の味であった。やさしさのある甘い味で柔らかい食感がたまらない。人生で味わった最高のネギであった。今度は自分達で作った野菜で感動を味わいたいと思う。
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