社長ブログ2011.04.28
長男
私の長男が高校を中退して半年近くになる。
退学する時には擦った揉んだしたが、今は彼なりに一生懸命に生きている。
夕方の5時から居酒屋のアルバイトで10時まで働き終わってからドラムの練習をしている毎日のようだ。
必然的に日中は寝ている生活になる。
見かけは金髪で不良少年そのものと言った感じであるが、引きこもりよりはマシだとプラス発想で見守ってきた。
以前からバンド活動でドラムをやっているが本気にそれで飯を食おうとしているのだ。
自宅でもドラムを演奏して近所からお叱りを受けた事もあり練習する環境に困っていた。
私とは殆ど会話もないし顔を会わせる機会も少ない状況なのだが、先日彼からメールが届いた。
内容は電子ドラムを買って欲しいとのお願いであった。
彼からのメールも初めてだし具体的なお願い事も殆ど無かったので少々驚いたが、すんなりと回答するのに躊躇があった。
以前、ご近所からクレームがあった際に彼の部屋を防音工事する話をした事があったが、見積りが350万円もかかるのでどんなものかと思案し、知人にも相談していたが彼の為にも容易に工事する事は取り止めにして代わりに電子ドラムにしようと思っていたところだった。
メールの返答は一緒に楽器店に行って見てから判断するとした。
待ち合わせ場所に時間通りに来て笑顔を見せながら現れた。
昼飯を一緒に食べながら話をした。
私が思っていた以上にしっかりした考えを持っていたので安心した。
約束として初ライブには必ず招待する事と途中で絶対諦めない事を確認して一番良い電子ドラムを購入した。
本気で打ち込める事があるのは素晴らしい事だが、その世界で成功するには人並み外れた努力と運を持ち合わせないと難しいだろう。
高校を中退した時点でハンデがあるのだから自ら将来のビジョンに向かって妥協なしで突っ走ってもらいたい。
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